寄付を頂いた感謝が伝わるお礼状・メールの書き方と例文
お礼状とは?
お礼状とは、感謝の気持ちを表わしたもので、当たり前ながらお礼をするという、感謝の気持ちとタイミングが大切です。それではこれから、お礼状のタイミングや、文例について紹介していきます。
お礼状はできるだけ早るのがマナー
寄付金を頂いたときに限らず、何かでお世話になったりしたときは、できるだけ早くその日のうちに、お礼状を送るのがよいでしょう。また、念のために紹介しておくと、お礼状は1週間以内に書くというのがマナーです。
お礼状は手書きで送るもの
最近は簡単なお礼はメールで済ませてしまう人が多くなっていますが、お礼状にはまず定型の挨拶と感謝の言葉を書き、「その会社にますます興味を持ったこと」「第一志望であること」「今後ともアドバイス、よろしくお願いします」といった内容を書き添え、必ず手書きで(ワープロ打ちは不可)書きましょう。
また、文字を間違えた場合は修正液で消さず、初めから書き直してください。そして鉛筆ではなく、ボールペンか万年筆で書きましょう。どうしても先ほど紹介した1週間以内にお礼が送れない場合には、取り急ぎメールでお礼を伝え、そのあと早急に手書きでお礼状を送るようにしましょう。
対会社における寄付のお礼状の文例
まず、会社同士の付き合いにおける寄付金に対してのお礼状の文例を紹介します。これは全ての場面において言えることですが、出来る限り、早めにお礼状を出すようにしましょう。
また、文例を見てもわかるように、対会社の場合は代表として社長の名前を載せるようにします。そして、定番の挨拶文を入れた後に寄付金への感謝の意をこめた文を最初に書くようにしましょう。回りくどい言いまわしにならないように、簡潔かつ具体的に書いて、感謝の気持ちが相手にしっかりと伝わるような文章を心がけて寄付のお礼状を作成してください。
会社の活動に対する寄付のお礼状文例
××年××月××日
株式会社○○○○
代表取締役 社長 ○○○○○様
謹啓
貴社いよいよご隆昌のこととお慶び申しあげます。日ごろはいろいろとご厚情を賜りまして厚くお礼申しあげます。
さて、この度は過分なるご寄付金をいただきまして誠にありがとうございます。
これもひとえに弊社の活動をご理解いただいていることだと身にあまる光栄に存じます。
従業員一同、深く感謝いたしております。改めて、これからもこの救援活動に力を注いでいく所存でございます。どうぞ、今後もお力添えのほどよろしくお願い申しあげます。
まずは略儀ながら書面にてご挨拶申しあげます。
謹白
○○○○株式会社
代表取締役 社長 ○○○○○
障害者支援における寄付金に対するお礼状の文例
寄付においてよく見られるのが障害者支援に対するものです。そういった障害者支援団体や施設に贈られた寄付のお礼状の文例をご紹介しましょう。
感謝の意を相手に伝える際に、その施設や立場によってそのお礼を伝える方法も変わってきます。こういった障害者支援における寄付金は不特定多数の方から受け取るものですので、文例を見てもわかるように、形式的な文体になるケースが多いです。今回は最初の挨拶文などは割愛させていただき、本文のみ掲載しました。
心身障害者共同作業所への寄付金に対するお礼状文例
○○○○殿(※個人なら「様」)
貴財団(○○様)におきましては、障害者に対し深いご理解のもとで心身障害者共同作業所の△△設備整備費として多額の御寄付金を賜りましたことに対して深く感謝の意を表します
平成××年××月××日
○○支援施設
理事長 ○○○○
NPO法人などの団体における寄付金に対するお礼状の文例
上記で紹介した障害者支援も含まれるかもしれませんが、もう少し広い範囲でNPO法人などの団体において寄付金を受け取った場合の寄付のお礼状の文例も紹介しておきましょう。
形式的なお礼状であったとしても、「師走の候」「早春の候」などの時候の挨拶を入れることで温かみのある手紙やメールになり、印象が良くなります。ただ、感謝状を書くだけでなく、言葉や言いまわしのチョイスにもこだわって書いてみるとオリジナリティが出て素敵な文章になるはずです。
NPO法人における寄付金のお礼状文例
拝啓
師走の候、皆様におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、この度は当NPO法人に、過分なご寄付金を賜りまして誠に有難うございました。皆様方の温かいご支援に、あらためて心より厚く御礼申し上げます。
△△の事業において益々前進できますよう、お志を使わせていただく所存でございます。
今年も残すところあとわずかとなりましたが、皆様どうぞご自愛の上、良き新年をお迎えくださいませ。
敬具
NPO法人○○
代表 ○○○○
寄付のお礼状は手書きにしてできるだけ早く送る
いかがでしょうか。今回は、寄付に協力貢献をしてくれた方に対する寄付のお礼状の文例に関して紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。
ここでは、文例を通してお礼状の書き方を紹介していますが、寄付のお礼状を出すタイミングもポイントです。時期を逸すると、こちらに誠意がないと見られますので、できるだけ早くを心がけて対応するように注意してくださいね。そして寄付金のお礼状は、ボールペンか万年筆を使って手書きで書くようにしましょう。
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