臨床開発職の仕事内容とやりがいとは
臨床開発職の仕事内容とは?
臨床開発職という言葉のイメージから、なんとなく研究者のようなイメージを持ってしまっている人も多いのではないでしょうか?
臨床開発職を目指すならば、その仕事内容についても良く知っておく必要があります。それでは、臨床開発職の仕事内容について見ていきましょう。
研究部門から上がってきた新薬の臨床試験を行う
臨床開発部門は通常「開発」と呼ばれていて、研究開発と研究と並列されることも多いです。その為、実際に就職して仕事が始まるまでは、臨床開発職を研究関連の仕事と思っている人も多いようですね。しかし、その仕事内容は研究とは大きく違っています。
勿論、臨床開発職と一口にいっても、様々な職種に分かれています。新薬の研究から治験の実施、臨床試験に入るまでの細かい分析や管理業務など、臨床開発職の仕事内容は非常に多岐に渡ります。
つまり、臨床開発職の仕事内容を説明すると、研究部門から上がってきた新薬の臨床試験を行うこと、またそれに伴う周辺業務という風にいえるでしょう。
臨床開発職として働くやりがいとは?
臨床開発職として働くやりがいにはどのようなものがあるのでしょうか?日本は特に欧米に比べて新薬の承認申請や認可までの時間が長いです。自分が研究開発に関わった薬が実際に使われるのはずっと後です。
そのような中ではやはり仕事のやりがいが重要になってくるでしょう。臨床開発職の仕事のやりがいについて見ていきましょう。
臨床開発職の魅力は画期的な新薬開発に関わる事ができる点
国内では、年間約6万種類以上もの物質が新薬開発の為に研究されています。その中から新薬として実用化されるものはほんのわずかです。
また、臨床開発試験に入ってからも、市場性、開発コスト、安全性、有効性など様々な事情により、開発中止になってしまう薬剤もあります。当然、臨床試験に入るまでに数々の検討はされていますが、それでも臨床開発試験で予知できない結果が出てしまうことも多々あります。
そうした中で、臨床開発職としてのやりがいは、画期的な新薬開発に関わることにあります。自分が開発した医薬品を世の中に送り出せること、その薬で救われる人がいること、これらが臨床開発職で働く人のやりがいとなっています。
臨床開発職として得られるスキルとは?
新薬をつくる事で世の中を良くしていきたいと考える臨床開発職への志望意欲が高い人もいると思いますが、今後のキャリアを考える上でも、果たして臨床開発職として働いてどのようなスキルがついていくのか気になる人もいると思います。
続いては臨床開発職として得られるスキルについて見ていきましょう。
臨床試験の専門知識が身につく
臨床開発職として働いて得られるスキルの1つとして当然あげられるのが、臨床試験に関する専門知識です。また、臨床開発職は高品質なデータを取り扱う為、責任感を持って正確に業務を行う必要も出てくるので、そういった責任能力も身につくといえるでしょう。
その為、臨床開発職には看護師・薬剤師・臨床検査技師など、医療関係の知識やスキルを持った人の転職者も多いようです。
医療機関への説明力や判断力
次に、臨床開発職として働く事で得られるスキルとして、医療機関への説明力や判断力などが挙げられます。治験を行う際にはプトコールと言われる治験実施計画書を作成します。これは、治験の目的や実施方法などをまとめたものになります。また、治験を実施する医療機関の選定や治験の担当医師に概要を説明したりもします。
臨床開発職では、このような作業を通して、医療機関への治験内容の説明能力や開発においての判断力などが養われることは間違いないでしょう。
臨床開発職の仕事内容は新薬の臨床試験全般を行い管理すること!
臨床開発職の仕事内容とやりがい、臨床開発職に向いている人の特徴について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
臨床開発職の仕事内容は研究部門から上がってきた新薬の臨床試験を行うことでした。また、臨床開発職として働く事のやりがいは、画期的な新薬の開発に関わることができるという点にありました。
臨床開発職は、医療全体の発展にかかわる重要な役割で、確実に人々の為に貢献できることです。人々の生活を良くしていく臨床開発職への志望意欲が湧いた人は、ここで紹介した臨床開発職に向いている人の特徴に合致できるように頑張りましょう。
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