面接における入室・退室時のお辞儀マナー
面接で重要なお辞儀のマナーとは?
社会人としてはもちろん、就活生においても「正しいお辞儀」のマナーを身につけることは重要です。面接では、熟練の面接官だった場合、お辞儀ひとつ、ドアの開け方閉め方ひとつで印象を大きく変えてしまいかねません。
まずは、面接での入室・退室時の正しいお辞儀マナーを身につけましょう。別段むずかしいスキルではないので、きっちり頭に入れておいてください。
お辞儀は直立と最敬礼≪45度≫が正しいマナー
お辞儀をするために、まずは真っ直ぐ立つようにしましょう。これは当然ですね。その際に、両足のかかとをくっつけて立つようにすると、印象良く直立しているように見えますよ。
両足が大きく開いてしまっていると、だらしない姿勢に見えてしまうので注意してください。そしてお辞儀の最敬礼とは、45度まで頭を傾けることです。最敬礼のときは、前のめりにならないようにしてください。
面接での入室時のマナーとは?
緊張高まる面接前は、がちがちになってしまい周囲に意識がいかなくなってしまうときもあるでしょう。
しかし、廊下や階段ですれ違う人に対しても、会釈、もしくは挨拶をしっかりとするよう心がける必要があります。では、面接で入室するときの正しいマナーとは、どのようなものでしょうか?
ドアは必ずノック!返事が聞こえてから入室
ドアの開け方で注意すべきなのは、「ノック」を忘れないことです。その後に「どうぞ」と返事をいただいてから、「はい」と返事をします。入室時にはこの手順をお忘れなく。
先に部屋に案内された場合、基本的には下座(ドアに最も近い席)に座り、担当者が来るまで何もせずに待ちましょう。念のため注意点を上げるのなら、携帯やスマフォいじりは厳禁です。そして担当者が入ってきたら、立ち上がってはきはきとした声で挨拶をしましょう。
入室したら名前を名乗りお辞儀する
入室後はすぐに足をそろえて「△△です。今日はよろしくお願いいたします。」と名乗って、お辞儀をしましょう。ドアは音を立てず、静かに閉めます。閉める際には、面接の担当者に、完全に背を向けないよう、気を付けて下さい。
ベテランの面接官が相手だった場合、第一印象で学生のレベルを即座に判断できると言われています。お辞儀同様すぐに身につけられるので、第一印象を良くするためにも、しっかりと意識してマスターしておきましょう。
お辞儀したあとは面接官に指示されるまで着席しない
名乗ってお辞儀したからと言って、席の前に移動してもすぐに座ってはいけません。入室の時と同じく、声を掛けられるまで待機しましょう。
面接官に「おかけ下さい」と言われるまで座ってはいけません。そして座る際は「失礼します」と声に出してから着席します。
面接での退室時のマナーとは?
退出時のマナーは、気を張り詰め続けて、面接官が終わりを告げた途端に油断しがちです。退室の最後まで気を緩めてはいけません。
面接官は、最後まで言葉や行動をチェックしているということを、心得ておいてください。面接室から退室するまで、もしくは会社を出るまでが、「面接」なのです。
面接が終わったら椅子の横でお辞儀
面接が終了すると、「以上で面接を終わります」等、言われます。言われた後に、座ったままでいいので、「本日はありがとうございました」とお礼を述べましょう。
そのあと立ち上がって、椅子の横の下座側に立ちます。そこで「失礼いたします」と最敬礼(45度)のお辞儀忘れないでください。
退室時にはドアの前で面接官を向いてお辞儀
ドアの前まで歩いたら、面接官の方を向き直して、もう一度最敬礼のお辞儀で「失礼いたします」と言いましょう。次にドアを開け、面接室の外に出ます。
そして、ドアを閉める前に面接官の方を向き直して、目を合わせてから閉めるようにしてください。もちろん、ドアは静かに閉めてください。静かに閉めた方が、落ち着いた印象を相手に与えます。
退室時に気を付けるべき点は「焦らない」こと
そして、退室時に気を付けるべきは「焦らない」ことです。そそくさと帰る姿勢を見せていては、面接官に対して失礼にあたってしまします。そわそわしているところも見られてしまいますので、ドアを閉めるまでは、気を引き締めておきましょう。
面接では緊張しているので挨拶と動作の手順が逆になってしまった!なんて事態が起こるかもしれません。しかし、間違いを気にせず堂々とした態度でやり過ごせば、相手に悪い印象を残す事はないでしょう。
入室・退室時のお辞儀マナーを参考に面接を成功させよう!
面接における入室・退室時のお辞儀マナーを紹介しました。ここで紹介した最低限のマナーを守りさえすれば、入退室における評価はひとまず大丈夫でしょう。
緊張のしすぎで手順を間違えてしまいがちな「入室時」、終わったからと気を緩めてしまいがちな「退室時」。どちらの場面も「面接の一環」なので、意識を飛ばさないように注意してくださいね。
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