動物看護士・ペット管理栄養士の給料事情とキャリアアップの方法

2017年1月16日2020年3月31日ペット管理栄養士, 動物看護士

動物看護士の給料（平均年収）は？

動物看護師の給料（平均年収）は300万円～400万円ほど。ただ、動物病院は個人経営が多く、職場によっては給料・平均年収に大きな差があることがあります。緊急手術などで労働時間が長くなることも多い職場ですが、その際の残業代が出るかどうかは病院次第。

ボーナスや昇給制度も病院によってあったり無かったりなので、就職するときには労働条件などをしっかり確認しましょう。一般的に、個人経営の動物病院よりも獣医大学の附属病院のような大規模の病院の方が、待遇や社会保険の制度が整っています。

新卒で動物看護士になった場合の平均年収…↓

動物看護士・ペット管理栄養士の初任給は東京都で月額16万円～17万円、初年度平均年収は200万円程度、地方都市では14万円で初年度平均年収は170万円程度になることが多く、会社員や他の職種と比べて初年度平均年収は低いです。

動物看護士・ペット管理栄養士は正社員として雇用されない場合も多く、健康保険などを給料の中から払っているという人も多いです。ちなみにアルバイトとして雇われたときの給料は、時給で800円～1000円くらいが相場となっています。

動物看護士として働く際に必要な資格は？

動物看護士として働くとき、動物看護士の資格は必須ではありません。動物看護士にかわる公的資格も今のところないので、何の資格を持たずとも動物看護士として働くことができます。ただ、以前に比べて動物看護士にもより高い知識や技術を求められるようになったことを受けて、2012年に認定動物看護士資格ができました。

キャリアアップにもつながる「認定動物看護士資格」

認定動物看護士資格は動物看護士統一認定機構が発行する資格なので、持っておくと就職やキャリアアップに有利になります。もちろん給与への資格の有無が反映されることもあるので、持っていると平均年収よりいい給料がもらえる可能性も。

また、将来的には国家資格になる可能性が高く、そうなるとこれまでのように無資格で動物看護の仕事につくことができなくなります。そうすると認定動物看護士資格の価値が上がるので、これから動物看護士として働き続けるためには習得が望ましいでしょう。

「ペット管理栄養士」もおすすめ！

認定動物看護士資格の他にペット栄養管理士や愛玩動物飼養管理士、ドッグライフカウンセラーなどの資格もキャリアアップにつながる資格です。ペット管理栄養士は特におすすめで、資格取得者が増えているともいわれています。

特に長生きするペットが増えてきた今、ペットが長寿を全うできるように生活面や食事面のサポート・アドバイスができるペット栄養管理士の資格の価値は高まっています。是非、ペット管理栄養士の資格取得を目指してみてください。

動物看護士としてのキャリアアップの方法とは？

必要な資格として、ペット管理栄養士などがおすすめだと確認しましたが、キャリアアップはどのように考えればいいのでしょうか。ただ単にペット管理栄養士として働くだけでは、なかなか満足できない人もいるのが現状です。

個人病院ではトリマーなどの医療以外のサービスを行っている病院もありますので、動物看護師としてキャリアアップや昇給を狙っているのであれば見つけて身につけておきたい技術です。

動物看護士として平均年収以上を目指すなら転職も視野に

動物看護師は職場によって業務や給料が大きく異なります。もし個人病院勤務で動物看護士の平均年収・給料にいかない場合、獣医大学の附属病院などへ転職してみると納得できる待遇で仕事ができるかもしれません。キャリアアップを目指すなら、よりよい職場を求めて転職するのが一番の近道になる可能性もあるのです。

ペット管理栄養士などの資格取得＆転職という選択肢を積極的に取り入れて、どんどんキャリアアップを目指しましょう。

動物看護士・ペット管理栄養士の初年度給料は低いがキャリアアップで平均年収以上を狙える

動物看護士にとって一番の武器は資格ではなく技術と知識。動物看護のニーズが広がる現在、どのようなことが求められるかを察知し、いつも最新の技術と知識を身につけておくことが大切です。資格としておすすめなのは、やはり人気が高まりつつあるペット管理栄養士ですね。

常にキャリアアップを目指し勉強していくことで平均年収以上の収入を得ることも可能となりますが、職場によって待遇も様々なので、動物看護士として働く際には、労働条件や保険などの待遇を事前にチェックし納得したうえで入社できるようにしましょう。