秘書検定は簡単?気になる級別の難易度と合格率
秘書検定とは?
受験資格の制限がなく、何級からでも受験が可能な秘書検定の難易度と、合格率を紹介する前に、まずは秘書検定とはどうのような資格なのかを、紹介しておきます。
何級からでも受験が可能な秘書検定は、ビジネス秘書の能力について、知識及び技能を試験する資格です。言葉使いや電話の対応、接客マナーなどの他、ファイリングや郵便関係、文書の作成の事務処理、社会や経済の知識、OA機器の習熟など幅広い能力を問われる試験となっています。
各級とも筆記試験は「理論」と「実技」に区分されている
秘書検定は、能力によって1~3級に区分され、3級は秘書としての基礎的知識を問われます。そして2級は専門知識と技能を問われます。さらに秘書検定準一級と1級は高度な専門知識と技能そして資質を問われます。秘書検定準一級と1級を含めた各級とも、筆記試験は「理論」と「実技」に領域区分されています。
また、秘書検定準一級と1級は筆記試験に合格すると、面接試験が行われ、身だしなみや礼儀作法を試験されます。前述でも紹介したように、秘書検定は受験資格の制限がなく、何級からでも受験することが可能な資格です。自信があれば、秘書検定準一級や1級からの挑戦も可能です。
秘書検定の難易度とは?
何級からでも受験が可能とはいえ、資格を取得する難易度はどれくらいあるのか気になりませんか?ここでは、秘書検定の各級の資格取得の難易度を、独自調べのデータを基に紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
秘書検定2・3級は難易度は低め
秘書検定の2級と3級は、問題の出題傾向として、1割が記述式で9割がマークシート式です。参考書と問題集で秘書検定試験に出てくる出題傾向をつかみ、基本的な知識をおさえれば、比較的難易度は低く取得しやすいとされています。
秘書検定準一級と1級は難易度高め
秘書検定2・3級に続いて、秘書検定準一級の難易度紹介です。秘書検定準一級となると、記述式は4割であとはマークシート式です。筆記試験に受かるのは、2級と3級同様に基本的な知識をおさえておけば、比較的難易度は低いとされています。しかし筆記試験に合格したあとに待ち受ける、面接試験が比較的難しいと言われています。難しいと言われる理由は、面接官の前で礼儀作法や言葉遣いを重点的に見られているという緊張感があるからです。
最後に、1番難易度が高い秘書検定1級です。秘書技能検定1級の試験の1次試験である筆記試験は全て、記述式であることから、まずは表現力がなくてはなりません。いろいろなことを知識として覚えていても、それを正確に相手に伝える力がなければその力は発揮できません。
1次試験に合格すると、秘書検定準一級と同様に面接試験が行われ、秘書検定準一級の試験以上に細かく作法や言葉遣い、身だしなみを見られることとなり、難易度は高いと言われています。
秘書検定の合格率
何級からでも受験が可能な、秘書検定の合格率を紹介します。何級からでも受験が可能ですので、これから紹介する合格率のデータを参考に、受験する級を検討してみてはいかがでしょうか?
各級の合格率は他の資格と比べても一般的に高いと言われている
下記に公益財団法人・実務技能検定協会が発表している秘書検定試験の平成28年データを紹介します。受ける時期によって、受験者数や合格率は変動することが予想されますので、あくまで参考としてください。
<秘書検定1級>
志願者数 1,292名
受験者数 1,099名
一次合格 666名
最終合格 467名
合格率 33.2%
<秘書検定準一級準1級>
志願者数 6,472名
受験者数 5,896名
一次合格 3,261名
最終合格 2,010名
合格率 34.1%
<秘書検定2級>
志願者数 35,020名
受験者数 32,812名
最終合格 20,197名
合格率 61.6%
<秘書検定3級>
志願者数 19,109名
受験者数 18,101名
最終合格 12,509名
合格率 69.1%
秘書検定 受験者の内訳
・大学生:38.0%
・短大生:6.6%
・専修・各種学校生:12.1%
・高校生:21.5%
・会社員等:14.6%
・秘書:1.5%
・その他:5.7%
秘書検定の合格基準
各級とも筆記試験は「理論」と「実技」の2つの領域に分かれており、2つの領域それぞれの得点が、60%以上である場合に合格となります。どちらかの領域で、60%に到達していないとトータルの得点が合格ラインだとしても、足切りとして試験不合格となります。
秘書検定は難易度や合格率を参考に何級から受験するか選択しよう
秘書検定の難易度と合格率を紹介してきましたが、いかがでしたか?秘書検定準一級と1級の難易度は、筆記試験後の面接があることで、比較的難しいと言われています。
合格率に関しては、各級とも一般的には他の資格の合格率と比較しても、高いと言われています。秘書検定の受験は何級からでも可能ですので、ここで紹介した、難易度や合格率を参考に何級から受験するか決めてみてはいかがでしょうか。
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