職場で周りが応援したくなる来年の抱負とは【例文あり】

2016年11月29日抱負

目標と抱負の違い

抱負とはそもそも何なのかわからない方ももいるのではないのでしょうか? 抱負は「目標」と似たような意味に捉えがちですが、2つの意味は異なります。抱負を一言で言えば、心の中にいだいている決意や志望です。一方で、目標は、目に見える、または感じる事が出来る結果を定めることです。

なかなか理解しづらいかもしれないですが、紹介したように抱負と目標は意味が違いますので、「抱負を一言」と言われた際に自身の中では抱負を言っているつもりが、目標を言ってしまっているなんてことがないようにするのが重要です。

目標は目的達成に向けたマイルストーン

目標とは目的を達成するためのマイルストーンです。あくまでも、「目的」を達成するために目指すべき行動や、その道筋を示したものが「目標」となります。目的が無いのに目標だけがあることはありえません。目的があってこそ、目標とするものが得られることをまずは覚えておきましょう。

抱負は結果までのプロセスのこと

前述でも紹介しましたが、抱負と目標はまったく違いますので、「来年の抱負を一言」と聞かれた際に抱負ではなく目標を言ってしまわないようにする注意が必要です。抱負をもっと具体的に紹介すると、最終的に何かしらの結果を出す為の決意であり、具体的な結果ではありません。

例えば、「毎日走る」「節約してお金を貯める」というのは抱負ですが、「フルマラソンで完走する」「1,000万円の貯金をする」というのは目標です。この抱負と目標の違いはおわかりになりますでしょうか? ビジネスシーンで良く、来年の抱負を一言と聞かれた際に「営業成績を上げる」と掲げる人がいますが、具体的な数字がないものの、これは抱負ではなく目標です。

対して、「営業成績を上げる為にこのように勉強して、ここを伸ばします」という結果に至るプロセスの発表が抱負になるのです。紹介した抱負と目標の違いはしっかりおさえておきましょう。なかなか理解できないという方は、先ほど紹介した抱負と目標の違いについて何度か読み直してみましょう。少しずつ、抱負と目標の違いがわかってくるはずです。抱負と目標の違いについてあいまいな方は、早急に抱負と目標の違いを理解しておきましょう。

新入社員が抱負を聞かれた時の答え方

新入社員が「抱負を一言」と聞かれた際にどのように一言答えればいいのか、重要なところをチェックしておきましょう。新入社員の抱負の意図をしっかり把握して、一言では何を求められているのかを知っておけば、困らないはずです。

抱負を語る際にはフレッシュで前向きに

新入社員の抱負は気取った表現をする必要はありません。新入社員としての素直な気持ちと来年の抱負を一言述べるのが重要です。新入社員となってしばらく働いてみて社会人として何を感じたのか、そして来年は何をしたいのか、今の気持ちや心境を素直にスピーチとして伝えましょう。抱負には印象の良さと素直さが求められます。また抱負は目標と違いますので、違いについては再認識しておきましょうね。

「言い訳っぽい」「謙遜すぎ」の抱負はNG

「来年の抱負を一言」と聞かれた際に、NGな答え方を例として下記に紹介します。

【NG回答例】

▪︎「自信はありませんが……」

▪︎「皆さんの足を引っ張らないように……」

▪︎「皆さんにご迷惑をかけてしまわないように……」

▪︎「失敗もするかもしれませんが……」

例で紹介したように、つい口にしてしまいがちなこれらの表現は、抱負の一言として避けましょう。言い訳がましかったり、謙遜しすぎる抱負はNGです。抱負を聞いている人へマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。先ほども紹介しましたように、「来年の抱負を一言」と聞かれた際には、フレッシュで前向な一言を述べるようにしましょうね。

新入社員が「来年の抱負を一言」と聞かれた際の良い回答例とは

それでは最後に、新入社員が「来年の抱負を一言」と聞かれた際にどのように抱負を一言述べれば良いのか回答例について紹介します。新入社員は、まだ仕事で多くのものを語れる立場ではありませんが、それを逆手にとって上司や周りが応援したくなる来年の抱負を 一言述べるのポイントです。それでは回答例を紹介します。例はあくまでも例として、自分なりの一言も考えてみてくださいね。

抱負は「簡潔」に述べるのが重要

新入社員として「来年の抱負を一言」語れと言われた時は、この会社で、何をどう頑張りたいのか?を、簡潔かつ上昇志向を匂わせて抱負を一言述べるのが良いでしょう。繰り返しになりますが、抱負は目標と違います。そして目標を語るときと違い抱負を一言述べる際にはあまり長くならないよう注意しましょう。

【回答例】

「私の来年の抱負は、当社にて○○や○○を学び、○○の分野で貢献できるよう自分自身のスキルをアップさせたいと思っております」

回答例を紹介しました。「来年の抱負を一言」と聞かれた際の回答例として、理想的な良い例ですので、ぜひ例の1つとして参考にしてください。

成功のイメージを掴めるのが良い抱負

新入社員として、成功のイメージが掴める現実的な内容も、周りを納得させる来年の抱負として一言述べるには適しています。例えば、「来年こそは、充実して生きたいと思います」では抱負になりませんし、聞いている人にピンと来ないでしょう。聞いた人の心の中に、成功のイメージが思い浮かぶように表現するのが望ましいです。

抱負を述べるときは、周囲の人や上の人がサポートできる抱負、サポートしたくなる内容をいうべきです。他者との競争の結果で決める希望「社長になりたい」などは目標であり、抱負とは違いますので適しません。抱負を考えるにあたっては、順位より能力や絶対評価を求めるべきなのです。

【回答例】

「本年度に新入社員として入社し先輩につきっきりで仕事を教えてもらい、覚えるのでいっぱいいっぱいの毎日でした。来年度は、自分でできる仕事を増やし一人でも安心して仕事を任せてもらえるよう、自分自身のスキルをアップ図ります」

以上、回答例を紹介しました。

「来年の抱負を一言」と聞かれた時には例のように簡潔に答えよう

今回は、新入社員が職場で来年の抱負を一言」と聞かれた時の答え方と回答例についてみてきました。再度の確認となりますが、抱負と目標は違います。

また、来年の抱負を述べるときは例で紹介したように簡潔に述べるのが大切です。フレッシュに前向きに一言述べるのがポイントであり、言い訳っぽかったり謙遜すぎすぎるのは、マイナスの印象を与えてしまう可能性があるので気をつけましょう。

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2016年11月29日ビジネス

Posted by BiZPARK