上司・先輩より早く帰るときに必須の挨拶マナー3つ
上司より先に帰る時の挨拶は必ず行う
自分が上司より先に帰る時、上司には何と声をかけているのでしょうか。会社を出るのに黙って帰るわけにもいきませんから、声を掛けてから帰ると思いますが、何を言って帰ればいいのかよく分からないという人も多いと思います。そこでまずは上司よりも先に帰る時の挨拶の仕方やマナーを見ていきましょう。
上司より先に帰る時のマナー(1)「お疲れ様でした」
社会人がもっとも多く口にする帰宅の挨拶である「お疲れ様でした」という定番フレーズですが、上司より早く帰る時にも、挨拶マナーとして使ってOKなのでしょうか。果たして正しいマナーなのかを見てみましょう。
「お疲れ様でした」は上から目線の挨拶にはならない
上司より先に帰る時に何と声をかけたらいいのでしょう。それは普段なんとなく使っている「お疲れ様でした」です。上司より先に帰る時、上司が先に帰るとき、どちらの場合もこの言葉を使うことができます。
「お疲れ様」というのが上から目線であるように感じるごく少数の人もいるようですが、目上の人にでも目下の人に向けてでも、失礼のない言葉となっています。
上から目線ではなく、労をねぎらうという意味合いも込められているので、上司に向けて挨拶として言っても問題ありません。。そのため上司より先に帰る時に使う言葉として、使うことができます。
上司より先に帰る時のマナー(2)「お先に失礼します」
会社を出るときには「お先に失礼します」という挨拶も、かなりベターな挨拶として知られているかと思います。上司が先に帰るのを見送ってから自分が帰社するのがベストですが、そんなことはありません。自分のやるべき仕事が終了しているのなら、必ずしも上司より先に帰ってはいけないという事はありません。
「お先に失礼します」ときちんと挨拶をして、会社を後にしましょう。
「お先に失礼します」という挨拶は明るいトーンで
会社ごとの慣習にもよりますが基本的に上司より先に帰るときは「お先に失礼いたします」が無難でしょう。なぜなら、「お疲れさまでした」には労をねぎらう意味があるからです。
仕事が終わったら、挨拶をして帰るのは普通のことです。周囲に悪びれず当たり前の顔をして、爽やかに挨拶をして会社から帰りましょう。「お先に失礼します」と明るいトーンで挨拶することができれば一番良いでしょう。
上司より先に帰る時のマナー(3)「何かすることありますか?」
上司より先に帰る場合、声をかけようと顔を見ると、あまり機嫌の良さそうな顔をしていない……。上司が先に帰るのを待っている必要があるのか、それとも先に帰ることに対して、あまりいい気はしていないのか・・・と思うことがあるでしょう。しかし、会社として仕事が終わっているのにグズグズと残っている必要はないはずです。
それでは、会社を気持ちよく出たいというとき、どのような言葉を選べばよいのでしょうか。
「何かすることありますか」の一言が会社での関係を良好にする
「私の業務は終了しました。何か他にお手伝いできることありますか?」の一言を言ってみましょう。
この言葉のせいで、残業になるかもしれないリスクがありますが、「仕事はないから帰っていいよ」と言ってもらえるかも知れませんし、急ぎの仕事がないことが分かれば、帰りやすくなること間違いありません!
「お先に失礼します」「お疲れ様です」と帰る前に、まずは上司に「何かすることありますか?」「何かお手伝いすることありますか?」とお伺いを立てて、仕事の有無を確認してから、上司より先に帰ると気持ちよく帰ることができるでしょう。
上司より先に帰る時にしてはいけない行動
今までは上司より先に帰宅する時の挨拶について見てきましたが、やってしまいがちなNGな挨拶もあるので注意しましょう。
普段何気なく聞いている言葉や考えなしにする行為が上司に対して失礼に当たることもあります。上司より先に帰るのであれば、会社を出るその瞬間まで気を抜かないように注意しましょう。
「ご苦労様でした」という挨拶はNG
上司に対して「ご苦労様でした」という挨拶をする人を見かけますが、これは目上の方が、目下の方に向けて使う言葉です。つまり、部下が上司に対しての帰る時の挨拶としては不適切です。上司が先に帰る時に聞いている「ご苦労様でした」を聞きなれているあまり、間違えて使わないように注意しましょう。
挨拶をしないでこそこそと会社を出るのは最もやってはいけない
上司や先輩が席を外した事を見計らって、こそこそ帰るような社員を時々見かけますが、そうした姿はあまり印象は良くありません。会社では誰が見ていて、誰が告げ口するかわかりませんし、先輩や上司は見ていないようで、全て把握しています。そういう行動は評価を下げる原因となりますので、上司より先に帰ることが心苦しいとしても、挨拶はするように心がけましょう。
上司より先に帰る時の挨拶として「お疲れ様でした」や「お先に失礼します」を一言伝えて関係を良好にする
今回は上司よりも早く帰る時の挨拶マナーについて説明しました。上司よりも早く帰る際の挨拶マナーが、「お先に失礼します」や「お疲れ様でした」と声をかけることであることがお分かり頂けましたか。
自分の仕事以外に、上司に対してやることがないかの確認も行い、気持ちよく会社を出れるように気配りが大切です。
挨拶をせずにこそこそと帰ったり「ご苦労様でした」はNGワードです。是非、適切な挨拶マナーをして関係を良好にしましょう。
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