営業マンが仕事に行き詰ったときの打開策
発想の転換を利用する
営業職は常に相手の要望を満たす形で仕事をするのが一般的です。相手のニーズをくみ取って適切な商品やサービスを提案するのが営業の基本ですが、その方法で仕事が回らないときは発想を転換させましょう。
押してダメなら引いてみる
相手のニーズがわからなくなってしまったなら、こちらからニーズを提案するという発想が有効です。相手がほしいと思う商品やサービスを提案するだけではなく、こんな商品を待っていたと思わせる形で顧客自身も気づいていないニーズを掘り起こすことができれば、営業成績を飛躍的にアップさせることも不可能ではありません。
これまでと違う営業スタイルを試してみる
例えば、これまでは、ひたすら飛び込み営業をしてきたのであれば、数をこなすのではなく、事前に調べた見込みのありそうな会社にじっくり時間をかけて売りこみをするなど、いままでのスタイルを変えてみるのです。意外な発見があるかもしれませんし、今まで通りのスタイルに戻すとしてもその理由づけになります。
メンタルを守れ!
上司からのプレッシャーや、同期のノルマ達成率など、仕事に行き詰ると普段よりも余計に気になって、メンタルにガクっときてしまいますよね。それでは余計に成績が下がってしまうので、しっかりメンタルの健康管理もしておきましょう。
「とりあえず何か」をやってみる
仕事に行き詰まり成果がでないと、やる気がなくなってしまいますよね。でも行動を起こさないと結果は出ないもの。たとえば「2時間」と決めて、一心不乱にアポイントを取ってみる、最近取引がない顧客のところに、久しぶりに行ってみるなど、とりあえず何かやってみる。それでもすぐに結果が出なそうであれば、新規顧客との信頼関係づくりなど、今後の結果につながる行動をしてみてはいかがでしょうか。目先のノルマが本当に苦しいですが、広く長期的な視点を持って地道に営業を続けることも大切です。
上司からの追及をかわせ!
営業成績が悪いとどうしても上司からいろいろと言われてしまいます。立場上、上司も聞かなければならないということは、わかっていてもやはり憂鬱。そういうときは、このふたつさえ伝えてしまえばそれ以上追及されなくなります。
ひとつは「きちんと現状を説明する」ことです。そしてもうひとつは「その状況に対して、自分がどんな工夫もしくは努力をしているか説明する」ことです。このふたつは上司が不安に思っていることなので、しっかり説明することで納得してもらい、追及をかわすのです。
普段から仕事の行き詰まりに備えておくことも重要
仕事の打開策というのは、日常業務の中で継続的におこなってっている仕事の中にもあるものです。
既存顧客との信頼関係を大切にする
たまにライバル社の商品とどちらがいいか、などと顧客から相談されることがあったりします。ノルマのことを考えると、ウソをついてでも自社の商品を使ってほしいところですが、時には自社の損になるようなことに対しても誠実に対応する姿勢を示せば、よき相談相手として見てくれるようになり、なにかあれば連絡をしてくれるようになるでしょう。短期的に行き詰まることがあったとしても、商品を売る機会を多く持てているということは精神的なゆとりにもつながります。
営業は仕事の中で最も人間関係が重要な仕事です。ビジネス上の付き合いではあっても、ビジネスライクな関係を超えた人間関係を築くことに成功すれば、ライバルに立ち入る隙さえ与えないことも可能です。顧客との連絡回数が増えるということは業界の情報や企業の内情を知る機会が増え、おのずと商品を売る機会は増えていくのです。
最大の利益を上げるために必要な努力をすることが営業努力であり、時には非合理的に見える行動が行き詰まる仕事の打開策になるでしょう。
営業における仕事に行き詰ったときの打開策まとめ
いかがでしたでしょうか。営業における仕事に行き詰ったときの打開策をまとめました。まずは発想の転換で、これまで試したことのない営業方法をやってみたり、とりあえず何かアクションを起こすこと。そして結果がでないことからメンタルを守ることが大切です。また、地道に顧客とのコミュニケーションをとり信頼関係を築き、普段から仕事の行き詰まりに備えておくことで予防線を張れるようです。これはコミュニケーションを重視する、人間関係が、営業職では一番の武器となると言えます。
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