【退職時は要注意】ありがちな引き止め方と上手な断り方3つ

2017年7月5日退職

退職の引き止め方は会社によってさまざま

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会社側が、退職の申し出を受けるのはこれが初めてではありません。当然ながら、必要な人材に対しては引き止め交渉を行いますが、会社も退職の引き止めにはある程度のノウハウがあり、決まった引止め方が存在するのです。当然ですが、こういった退職交渉は上司の方が上手です。これまで幾度となく辞めると伝えてきた部下の退職交渉を行ってきていますし、引き止めに成功した経験もあります。そして、自分の評価にも関わるので、断り方を間違えて泥沼化しないように、しっかりと引き止め方のパターンを把握しておきましょう。

退職の引き止め方① 会社に必要な人材と伝えてくる

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退職交渉の引き止め方で最も使われるパターンですが、会社にとってあなたがいかに必要な人材で、必要にされているかという点を伝えてきます。辞める気満々でも、自分の存在価値を認めてもらえていますので、「残っても良いかな?」と心が揺らぐでしょう。しかし、退職を決意したのには自分なりの理由があるはずです。自分のこの会社にいる存在意義を再確認して、一時の感情に負けずに冷静に判断を下しましょう。

退職の引き止め方②待遇の改善を提案

現在の待遇を改善するのを条件に、退職交渉で引き止めを行う上司もいます。待遇の改善は例えば、給料を上げる、残業をさせない、など様々です。しかし、最終的な決定権は会社にありますので、いくら上司といえども簡単には変えられません。基本的には待遇の改善がされることはありません。他にも色々な種類の甘言を用いて引き止め交渉を行うでしょうが、往々にして口約束に留まるので、約束を反故にされても反論できなくなってしまいます。

退職の引き止め方③ 脅しをかける

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全てに当てはまる訳ではありませんが、企業や上司の性質によっては、「甘い言葉」ではなく、半ば脅迫じみた内容で退職を引き止めてくるケースがあります。「辞める場合、顧客に迷惑がかかる。その分の損害について賠償してもらう」などと法的な措置をチラつかせて脅しをかけてくるのです。

しかし、基本的にはこのような損害賠償は全く根拠がありません。また、社員が辞めることで顧客へ迷惑をかけてしまっても社員ではなく、会社側の問題だと見なされます。稀に、退職の交渉で人格の否定や侮辱的な発言などをしてくる人もいますが、右から左を受け流しましょう。辞める会社で言い争いにする必要はありません。

退職の引き止め方④ 恩を着せる

これはいわゆる泣き落としの交渉ですが、「一緒に苦労して達成した成果を忘れたのか」などと急に熱血漢のような発言をして引き止められる場合もあります。そういった時は、退職の意思を示した翌日以降は態度がコロコロ変わり、「今まで本当にすまないことをした。いつでも相談してくれ」などと急に親身な風を吹かせてくるケースが多いです。とはいえ、信用する必要はありません。結局は、その場しのぎの対応です。

退職の引き止め交渉に合った際の上手な断り方

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退職の旨を伝えた後の引き止め方の交渉パターンについては分かりました。ここからは実際に、退職の意思を伝えた際に引き止められる場合の上手な断り方を見ておきましょう。お互いの関係性を維持したまま、退職を納得させる大切な方法ですから、しっかり断り方を覚えておいてください。

引き止め交渉の断り方① 強い意思表示

退職交渉を続けていくうちに、自分の決定に対して不安になり、引き止めに応じてしまうケースがあります。こういったことを防ぐために、基本的には最初にはっきりと意思表示をする断り方が大事です。引きとめには応じないという姿勢です。一度引き止められると、相手に対して「今後もこいつは引き止めれば退職しない」と思われてしまうだけです。そうすると、どんどん退職が難しくなる可能性が増すだけなので、一度目でしっかりと意思表示を行い、退職の意思を明確にする断り方をしてください。

引き止め交渉の断り方② 感謝の意と働けない理由を簡潔に

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退職を引き止められるというのは、社員が少ない会社を除いて、あなた自身の能力を評価している意味なので、全てが悪いとはいえません。しかし、退職の決意が固いのであれば、とにかく相手のペースに引き込まれないよう、こちらから先に引き止めをしてもらった感謝の意を示しつつ、どうしてもこの会社で働けない理由を簡潔に伝えるのが良い断り方です。この断り方は、相手が最も反論できなくなくなる断り方です。

引き止め交渉の断り方③ 会社が悪いというスタンスを崩さない

これは、関係性を維持する意味では難しい方法ですが、あまりに退職の引き止め交渉が長期化した際などで、とにかく辞めるという意志が強い際に有効な断り方です。辞意を伝えてから、待遇の交渉をされたり、「お前が辞めたらどうするんだ」とまるで罪を押し付けられたとしても、その状況を作っているのは会社で、自分に非はないというスタンスを崩さないのです。退職日までは、多少ギクシャクするでしょうが、それも一時の我慢だと考えてしまえば、気持ちの持ち方としては何とかなるものです。

退職を引き止められるときは適切な断り方をしよう

退職の意思を上司に伝えた際に、退職交渉で引き止めを受けたとすればその理由は様々です。あなたが本当に会社にとって必要な人材であったり、上司があくまで自分の監督責任の追及を恐れて保身的な考えから引き止められる場合まで、理由を挙げたらキリがないです。

しかし、会社に退職の意思を示した以上は前に進むのか、厳しい目にさらされながら留まるかの2択しかありません。そのことを考慮して、どのような断り方が正しいか、しっかりと判断した断り方をしましょう。あくまでも、相手と会社に対する感謝と尊敬の念を示す断り方をするのが円満退社のポイントです。

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2017年7月5日転職

Posted by BiZPARK