最終出勤日で行う退職の挨拶スピーチとメールのコツ
退職するからこそ最終出勤日の挨拶まで気を抜かない!
会社を退職すると決めた人の中には、仕事で手を抜いたり、愛想が悪くなったり、ぞんざいな態度を取る人もいます。
しかし、人の縁とは不思議なもので、またどこでつながるとも限りません。例え退職することになったとしても、最終出勤日までしっかりと挨拶をしてお互いに良い印象で別れるようにするのが、社会人として最低限のビジネスマナーといえます。
在職中の態度が転職に影響を及ぼす
退職すると決意してから、在職したまま転職活動をする人の場合は、円満退職を心がけないと転職先への入社日調整に支障をきたします。また、退職してから求職活動を行う人でも、退職後に職場で悪い評判が立つと少なからず影響がでます。
悪いウワサは伝わりやすいものです。最終出社日までの態度次第では、せっかく築いた貴重な人脈を傷つけてしまう可能性がありますし、自分の人生で背負うリスクを防ごうと考えたら、最終日までの立ち振る舞いが重要です。
メールで退職の挨拶をする際のコツ
ここからは、退職の挨拶をする際のコツについて見ていきましょう。
まず注意すべきが、最終出勤日にメールで退職の挨拶を送る場合からです。毎日顔を合わせて一緒に仕事をしてきた人たちですから、本来は面と向かってお礼を述べた方が丁寧です。
メールでは、文面にしっかりと感謝の気持ちを込めて送るようにしましょう。
最終出社日に退職の挨拶メールを終業の1~2時間前にメールを送る
最終出社日に退職の挨拶をメールで送る場合、まずは終業1~2時間前を目途に、挨拶メールを発信するように心がけましょう。その際、会社の個人アドレスからで問題ありませんが、もし無い場合で宛先を明らかにしたくないなら、bcc発信とするのが無難です。
なお、そのときはメールの文頭で「本メールは、お世話になりました皆様方へbccにて発信しています」との旨を、必ず記載しましょう。
最終出社日に退職の挨拶でネガティブな内容は書かない!
最終日に退職の挨拶として送るメールの内容は、定型のあいさつ文を記載する形で問題ありません。とはいえ、社内に送信するという点を忘れず、会社批判に繋がるようなネガティブな内容は書かないようにしましょう。
仮に、退職理由が会社への不満であっても、退職理由は「一身上の都合」と書くのが給料をいただいていた会社に対する最低限のマナーといえます。
最終出勤日に退職の挨拶スピーチをする際のコツ
それでは最後に、会社を退職することになったとき、最終出勤日に退職の挨拶スピーチをする際のコツを見ておきましょう。
挨拶はメールと違い、今までお世話になった感謝を直接話せるチャンスです。端的に、感謝の気持ちを伝えられる挨拶スピーチを目指しましょう。
退職の挨拶スピーチはお礼と抱負を盛り込む
最終日に退職の挨拶スピーチを行う場合のコツは
■挨拶の時間を作ってくれた、挨拶を聞きに来てくれた2つに対するお礼。
■退職理由は、転職の場合は言わない。結婚・出産等であれば、退職理由を述べても問題ない。
■これまでのお礼と、今後の活躍を祈る旨を述べる。
この3点に気を付けましょう。退職のスピーチでは、退職することになった理由に触れるのは重要ではありません。それよりも、これまでのお礼と、これからどう成長するのか、その抱負を前向きに述べて、快く送り出してもらえるスピーチを目指すのが大切です。
最終出勤日の退職挨拶はお礼と抱負を伝えるのがコツ
今回は、退職する際の最終出勤日での挨拶スピーチとメールのコツについて見てきました。
退職する際に会社の印象を悪くすると、あなたの将来にとっていい影響はありませんが、円満に退職できるかどうかは、あなたの心がけ次第です。
今までお世話になった、会社やずっと一緒に頑張ってきた同僚たちへの感謝の気持ちは、最終出勤日にしっかりとメールやスピーチに織り交ぜて挨拶として伝えるようにしましょう。これは気持ちよく退職し、新しいスタートを切るためにも守るべき、社会人のビジネスマナーです。
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