労金を利用するメリットとローンを組むためのポイント
労金は労働者のための金融機関
労金とは「労働金庫」の略称で、銀行などの一般的な金融機関とは経営理念が異なります。その名称に「労働」がついているように、労金は主に労働者が利用する金融機関で、利用者における労働者の割合は99%にも上っているのです。銀行は一般企業に貸付ますが、労金は労働者のために労働者へ貸付しているわけです。そのためか、ローンの金利も安いものとなっています。
労金のメリット①:ローンが低金利
労金は、銀行のように企業へ貸し付けて金利を得るという方法で収入を得る金融機関ではありません。営利目的ではなく労働者の生活を支えるのが目的なので、ローンを低金利で借り入れることができるのです。住宅ローンや自動車ローンといった高額商品を購入する場合、一般的な銀行だけでなく労金も借入先の候補として検討すると良いでしょう。
労金のメリット②:定額預金は高金利
労金を利用するメリットにはローン以外にもあります。それは定額預金の金利が高いということです。ときどきキャンペーンを開催するのですが、その際には6ヶ月で0.5%や0.6%といった高金利を設定しています。1,000万円を定額預金に預けた場合、6ヶ月後には1,000万円×0.5%=5万円という利益を得ることができるのです。
労金のメリット③:ATMの利用料が無料
1,000万円ほどの高額な貯蓄が無くても労金を利用するメリットはあります。それはATMの利用手数料が無料という点です。銀行でATMを利用する場合、休日や夜間には手数料が発生してしまい、累積すると結構な額になってしまうものですが、労金ではその心配がありません。ローンや高額貯金といった用途以外にも労金を利用するメリットがあるのです。
労金のメリット④:誰でも利用できる
労金は労働組合と結びつきの強い金融機関なのですが、実は労働組合に加入していなくても口座を作るのは可能です。ローンには審査がありますが、口座は誰でも作れるのでATM利用料無料といったメリットを享受したいのであれば、口座を開けば良いだけなのです。中には労働組合への加入を勧める支店もあるのですが無視しても構いません。
労金でローンを組むなら職場が労働組合に加入している必要がある
ただしローンを組む場合は、自分の職場が労働組合に加入していなければ難しいでしょう。労金のローンを組むときには、労働組合との結びつきが重視されるようです。そのため、何か高額商品を買う際には、職場が労金の認める労働組合に加入しているかどうか確認しておきましょう。低金利でリスクも少ないローンを組むことができるかもしれません。
労働者なら誰でも利用できる労金でローンを組むなら職場が労働組合に加入しているかがポイント
労金を利用するメリットとローンを組む方法について見てきました。労金は「労働金庫」の略称で、労働者のための金融機関です。銀行のような営利企業では無いため低金利でローンを組めたり、ATM利用料が無料といった色々なメリットが存在しています。ただしローン審査の場合は、職場が労働組合に加入しているかどうかがカギとなるでしょう。
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