ローンの借り換えを行うメリットとデメリット

2017年1月16日ローン

金利を活用したローンの借り換えで利息の支払いを減らせる

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ローンで借り換えという手法を用いた経験のある方や、これから用いようと検討されている方が求める最大の利点となるのが、ローンの支払額の節約効果です。借入金であるローンには、元本の額に応じて金利が発生し、これを併せた総額を契約者は支払わなくてはいけません。金利は各社で共通しているわけではなく、また同じ会社でもローン商品によって金利差があります。こうした金利の違いを上手に活用した借り換えのメリットとなるのが、金利をおさえることで利息分を減らせるという点です。

金利差が1%以上あればメリットも更に大きくなる

ただし、全てのローン契約において、必ずしも借り換えによって金利のメリットが受けられるというわけではありません。例えば、1,000万円の元本が設定されたローンの場合、金利1%当たり年間10万円の利息が発生します。ここから0.1%割安な金利設定のローンに借り換えた場合、年間1万円の利息減です。借り換えの手間などを考慮すると、この程度の金利差ではあまりメリットが得られないのが現状です。このため、ローンの借り換えを検討する際には、金利差が最低でも1%以上離れているかどうかを目安に検討すると良いでしょう。当然ながら、ローン契約年数に応じて更に差益はふくれあがる点にも注目しておく必要があります。

住宅ローンにおける金利種目の変更でメリットになる場合もある

同じく金利に関する借り換え時のメリットの1つに挙げられるのが、金利の種目を変更しやすいという点です。様々なローン商品の中、特に高額な資金を借り入れられる住宅ローンでは、変動型と固定型という2つの種目が設けられています。変動型は金利が常に変動するタイプのことで、固定型はローン契約時に提示された金利が完済まで持続するタイプです。これら2つは、相反する制度となります。契約しているローンの支払い実績や経済状況によっては、双方の金利種目がそれぞれメリットやデメリットとなる事があります。特に、現在契約しているローンの金利種目が不利な方に当てはまっている状況では、借り換えによって金利種目を変化させメリットに転換できるのです。

住宅ローンは固定金利が正しい選択

金利の種目に着目した借り換えを行う場合、メリットかデメリットかどちらに当てはまるのか?を把握する上で目安になるのが、現在の金利の具体的な数字です。例えば、現在の景気状況がデフレ期などに該当する場合、金融商品全般の金利が安くなる傾向があり、この時には固定金利を利用すると良いでしょう。インフレ時でも、好景気のタイミングでは金利も高くなる傾向が見られるので、あらかじめ金利が安い時期に固定制を選んでおくことで、金利が上昇した後も、契約した段階の安い金利のままで返済を継続することが可能です。

ローンの借り換えには諸費用が必要

実は、借り換えにはメリットばかりが存在すると思われがちですが、実際に借り換えを行うローンの種類によっては、様々なデメリットが発生する可能性があることにも留意しておく必要があります。中でも借り換えが特に利用されている住宅ローンでは、ローンを再契約する段階で事務手数料や保証金などの名目で一定の諸費用が必要になるケースがあり、この額と契約しているローンの残高や金利差によっては、借り換えによって逆に損失となってしまう事があるという点を理解しておきましょう。

ローンの借り換えに必要な手続き自体に手間が掛かる

また、意外に見落としがちなデメリットの1つが、ローンを借り換えする際に必要となる手間です。例えば、ローンを契約するためには、収入証明の提出など必要書類の準備と提出作業の他、実際にローン商品を比較したり、店頭に赴いて申請手続きを行う必要があるなど、様々な部分で労力を必要とします。労力に見合うだけの実利が借り換えによって発生するのであれば良いのですが、そうではない場合があることも想定しておかなくてはいけません。

ローンの借り換えで金利差に応じた利息が減額する可能性があるが手間や諸費用が必要になるため注意が必要

いかがでしたか。様々なローン商品の登場と金融商品の身近さなどから、借り換えという新たな手法が用いられるようになりました。ローンの借り換えでは、主に金利差などに応じて支払う総額が大きく変化する場合もあり、これが最も大きなメリットとなります。また、金利種目を変更できるので、借り換えを行うタイミングによっては大きく利益となる可能性もある一方、借り換えの手間や諸費用が必要になるなど、デメリットとなる可能性も存在する事にあらかじめ注意しましょう。

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2017年1月16日ビジネス

Posted by BiZPARK