通夜見舞いを贈るのに必要な知識と金額の相場

2016年11月29日2020年3月31日通夜

通夜見舞いは2通りの意味がある

通夜見舞いにはいくつかの意味かあり、地域によって変わるようです。一つの通夜見舞いの意味は、近親者が亡くなると、通夜が終わった後は線香を絶やさないように一晩中交代などをします、この夜通し故人に付き添う方のために差し入れをするものです。もう一つは故人が入院中に見舞いに行けなった方が代わりにお通夜にある程度の金額を通夜見舞いに贈るという所もあります。

通夜見舞いは香典を渡せば特に必要ないケースもある

通夜見舞いはある程度の金額を渡さなければいけないということではなく、渡さなくとも特にマナー違反ではありません。故人や遺族と大きな親交がある場合などには気持ちとしてある程度の金額を通夜見舞いとして包む必要があるでしょう。基本的には香典を優先して、通夜見舞いを渡したが香典を渡していないというのがないようにします。ほとんどの場合は適切な金額を香典に包んで渡すことで問題はありません。

通夜見舞いではその場に必要なものを差し入れする

通夜見舞いに持っていくものは、特にルールはないですがあくまでも差し入れといった意味合いが強いので、その場で必要がないようなものは持っていく意味がありません。お酒や飲み物、サンドイッチやお菓子のようなものが必要とされるでしょう。また、自由に使ってもらうために適切な金額で現金を包むのもいいでしょう、その際は香典などと間違われないよう通夜見舞いと伝える必要があります。

通夜見舞いを現金にする場合の金額は1,000円～3,000円が相場

通夜見舞いで現金を包み場合の金額は1,000円～3,000円程度が妥当でしょう。差し入れとして使いきれないような金額を渡すのは控える必要があります。通夜見舞いは香典とは全くの別物ですので、香典は香典、通夜見舞いは通夜見舞いときっちり種類も金額も分けて渡す必要があります。のし袋などを使って表書きに通夜見舞いだとわかるように書いて渡すといいでしょう。

通夜見舞いを現金で渡す場合はのし袋の表書きを書く必要がある

通夜見舞いを贈る際に書くことや包み方などについては、個人や遺族との関係性で違って来ますが、あまり堅苦しくする必要はないでしょう。例えばコンビニで買ったサンドイッチなどにわざわざのし紙を付けたりする必要はありません。ただ、もし現金を包む場合は、香典よりも金額は少ない場合もありますし、間違いが起きない為にも表書きは「通夜見舞い」と書く必要があり、水引は白黒のものを使いましょう。

地域によって異なる通夜見舞い

地域によっては通夜見舞いの風習そのものがなかったり、内容が少し違ったりします、新しい場所で暮らすことになったら、風習や金額など気になるところです。新潟県、福岡県、関東東部では生前のお見舞いに行けなかった場合の代わりに1,000円～2,000円の金額を現金で渡します。愛知、岐阜などの地域では「御淋見舞い」と名前は違いますが、現金ではなく、1,000円程度の金額のお菓子などを用意して気持ちを伝える地域もあります。

通夜見舞いは金額にすると1,000円～2,000円程度であり香典と異なることを表す必要がある

通夜見舞いというものを聞いたことのない方もいたと思いますが、他人ごとではなく、自分がもし別の地域で暮らすことになったり、別の地域の葬儀に出ることになった場合には必要になるかもしれません。特に何を渡せばいいのか、その金額などは必ず悩む問題になります。通夜見舞いは金額にすると1,000円～2,000円程度です。しかし、必ずしも現金を包む必要はありません。通夜見舞いは、遺族がその時必要としているものを差し入れしてもいいのです。通常の香典以外にもプラスの気持ちを表すのが通夜見舞いです、参列者全員が通夜見舞いを持って行ったら遺族の方も大変になってしまいます。自分自身の関係性や立場なども考えて渡すようにしましょう。