通夜見舞いを送る際の表書きの書き方
通夜見舞いとはお通夜の場で併せてお見舞いも兼ねる行為
通夜見舞いの表書きの書き方の前に、そもそも、通夜見舞いという行為自体をご存じでは無いという方が多くいらっしゃいます。通夜見舞いとはその名の通り、お通夜の場で併せてお見舞いも兼ねる行為のことです。故人を弔う通夜でなぜお見舞いが?という疑問もありますが、これは、故人が入院中や闘病中、何らかの理由からお見舞いに訪れることがどうしてもできなかったという方が、お見舞いの際に持参すべき品物や金銭をお通夜の場面で遺族の方へ手渡す為に行う作法の1つです。
お見舞いできなかった方ほど通夜見舞いをする必要がある
故人との仲が特に親しいにもかかわらず、仕事が忙しかったり遠方に滞在していてどうしても存命中にお見舞いに訪れることができなかったという方ほど、この通夜見舞いは実施しておきたい行為の1つといってもよいでしょう。故人に対する礼儀としてだけでなく、ご遺族の方との今後の付き合いも十分に左右する要素なので、良好な関係を保ちたいと思っている方ほど、実施しておきたいものです。
通夜見舞いでは通常の通夜と同じ作法を行う
お通夜の席で通夜見舞いも同時に実施しておく場合には、それに見合った作法を行わなくてはいけません。まず、通夜の席に訪れた際には、通常と同じように記名を行い、香典を手渡します。この時に手渡す香典の表書き部分には「御香典」や「御佛前」など葬式の作法に応じた表書きをそれぞれ記入し、併せてご自身の氏名も記載します。あとは、焼香など手順に従って弔問客が行うべき作法を行えば問題ありません。
封筒の表書きの書き方は必ず「通夜見舞」と記載
通夜見舞いは、具体的にはお通夜の際に手渡す香典とは違う科達で用意するのは習わしです。よく、香典と通夜見舞いを併せて包むという方もいらっしゃいますが、これはマナーの上ではあまりオススメできない方法です。社会人ほど、こうしたマナーはしっかりと守りましょう。通夜見舞いを持参する際には、別ののしを施した封筒を用意して金銭を包みます。この時、封筒の表書きの書き方としては必ず「通夜見舞」と記載しましょう。それが通夜見舞いの金銭であることを表書きの書き方で明記します。「通夜見舞」という表書きの書き方は仏式、神式の両方で通用します。基本的に通夜見舞いの際にはこの表書きの書き方で統一して構いません。
通夜見舞いを兼ねる際は香典と別に専用の書き方で表書きを施した封書にする
通常の弔問客として訪れた場合と違い、通夜見舞いを持参した上で通夜に併せて出席する際には、それに見合った作法を行わなくてはいけません。まず、必ずしておきたいのが、前述した通夜見舞いの持参で、これは香典と別に用意して専用の書き方で表書きを施した封書に入れます。次に、通夜見舞いを直接ご遺族の中で故人と血縁である配偶者や子に当たる方に直接手渡すと同時に、お見舞いに訪れることができなかったことを詫び、故人の死を悼む発言を伝えます。これが、通夜見舞いを並行して行う際の基本的な作法です。
金銭以外の品物を持参する際も表書きは「通夜見舞」という書き方で記載する
通夜見舞いをお通夜の席でそのまま持参する際には、一般的には金銭を洗濯する場合は大半です。のしの表書きの書き方をご説明しましたが、金銭は香典として手渡すことから、通夜見舞いは金銭ではなく品物で手渡すという選択でもOKとされています。通夜見舞いに品物を持参する場合には、弔事の席に見合った品物を選びましょう。具体的な例としては、米や酒、寿司など通夜の席でそのまま振る舞える食べ物のほか、饅頭や和菓子など同じく弔問客に振る舞える品物でも構いません。また、品物をお通夜見舞いに選ぶ際にも、表書きは「通夜見舞」という書き方で文言を必ず記載しましょう。
香典と区別できるように表書きは「通夜見舞」という書き方で記載する
故人の見舞いができなかった方は、通夜見舞いという形で故人とご遺族の方を見舞う気持ちを通夜の席で表すことができます。この時、通夜見舞は必ずのしを施した上で表書き部分には「通夜見舞」という書き方で記しましょう。この表書きの書き方をしなかった場合、香典と区別ができません。また、通夜見舞いは現金でなく酒や食品などの品物でもいいとされています。その際も表書きは「通夜見舞」という書き方をし、香典とは別に用意した上で、できるだけご遺族の方に直接手渡すようにします。あまり高額なものではなく、3,000円から5,000円程度の金額が相場です。
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