神社庁に神職として採用される為に必要なもの
神社庁は書く都道府県に1つずつ設置されている
神社本庁とは戦前、神道は事実上国教化していたがGHQから神社を国家から分離することを命ぜられ全国の神社の総意により内務省の外局から業務を引き継ぐ形で宗教法人として設立されたものです。神社庁とは、神社本庁の地方機関で、全ての都道府県に1つずつ設置されています。 神社庁へ採用してもらいたいという事は、全国の都道府県にある神社の求人に対し応募する事になります。
神社庁での仕事は資格の受付・各種講習・各種登録などがある
神社庁に就職して仕事をしたいという前提は神職の資格をもっている事です。都道府県にある神社でも巫女や警備など以外で和服でいる人はほとんど神職の資格を持った人になります。神社庁には神職の中からでも、ごく限られた人しか採用できないのが実情です。神社庁での仕事には、資格の受付・各種講習・各種登録・神社などの紹介・布教・頒布物の授与・皇族や天皇の巡行の補佐やその警備、運行等・問い合わせ対応・神職講習の推薦状発行などなど神社に関する総務的な仕事となります。
神社庁に採用されるのは神職の資格取得が必要
神社庁に採用される為には神職の資格を取得する必要があります、その取得には國學院大學と皇學館大学のような神職資格課程を有する大学を卒業することや、日本全国に6ヶ所ある神社運営の神職養成所を修了する事ですが、入所には神社本庁からの推薦状が必要で推薦状は現職の宮司を通して発行されるため、神職を世襲してきた家がほとんどとなります。また大阪國學院が実施している神職養成通信教育の受講を修了すると取得する事ができますが、これも跡取りの問題などで緊急に神職に就かなければならない場合などにしか受講が認められませんので対象者が限定されます。
神社庁に採用してもらうには神社本庁に属さない神社について知っておこう
多くの神社は、神社本庁に属し、都道府県にある神社庁に属していますが、それに属さない神社、また神社本庁に所属をしていた神社でも、その後脱退した神社を単立神社と言いますが、そのような神社も含め単位神社として靖国神社、明治神宮、伏見稲荷大社、日光東照宮などの神社があります。 どちらも宗教法人格を有した正当な神社です。大きな違いは、神社庁の神社は伊勢の御札を取り扱えるが、単立は自神社の御札しか扱えないという事になります。採用してもらうためにはこのような事も知っておいた方が良いと思います。
神職を目指すなら神道やその他の宗教についても調べておく
神棚に納める天照皇大神宮というのは伊勢神宮の内宮のことです。内宮には三種の神器の一つである八咫鏡が安置されており、天照大御神が祀られ天皇家の祖神であり日本国の総氏神とされ、一番偉い神様とされ総氏神として神棚の中央に納められるようになったとされています。神社庁に採用されるためには神道はもちろん、神社庁に属さない神道もあります、その理由は何故なのか、またその他の宗教なども良く調べておいた方が良いと思います。
採用試験を受ける際は氏神様や崇敬神社についても知っておく
神社庁によると氏神様とは、同じ地域・集落に住む人々が共同で祀る神道の神のことで 同じ氏神様の周辺に住み、その神を信仰する者同士を氏子といいます。 現在では、鎮守ともほぼ同じ意味で扱われ氏神様を祀る神社のことを氏社といいます。また崇敬神社とは氏神様に対し、個人の特別な信仰等により崇敬する神社を崇敬神社といい、神社の維持や諸活動のため氏子や崇敬会などといった組織で守られています。採用試験では何が質問されるか分からないので覚えた置いた方が良いです。
神社庁に採用されるには神職の資格が必要で神道など知識を深めておこう
転職などで一般的な就職先とは違う神社庁に採用されるためには、神職の資格が必要であり誰でもその資格が取れるという事ではなく、どちらかというとかなり狭き門となっています。家系として神社に関係がなければ、神職資格課程を有する大学を卒業する事です。神職の資格を取得し、都道府県にある神社庁に属する神社に神職として勤めながら神社庁への採用チャンスを待つことになると思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません