企業の種類とそれぞれの違いについて
企業の種類は公企業と私企業に大別できる
企業の種類はまず公企業と私企業に大別されます。すべての企業はこのいずれかに属しています。この区別はあまりしられていませんが、こういった企業の種類やその違いを知っておくことも社会人としては必要です。それでは早速、公企業と私企業の違いを見ていきましょう。
公企業は公共の利益を優先して経済活動を行っている
まず、公企業は私企業と違い、公共の利益を優先して経営を行っていることが特徴です。出資しているのは国や地方自治体で、郵政、造幣、都市交通、下水道、ガス供給、住宅・都市整備などがあります。市民生活を維持するためのインフラにかかわる仕事ともいうことができるでしょう。
私企業は利潤の追求を目的としている
一方の私企業は公企業とは違い、公共の利益ではなく利潤の追求を目的にしています。民間や個人が出資をしていて、さらに法人企業と個人企業にわかれます。法人企業には会社企業と組合企業に大別されますが、この会社企業がいわゆる日本の企業の大半をしめています。会社企業はさらに規模や出資を集める方法によって株式会社・有限会社・合名会社があります。
企業は株式会社と有限会社の2種類にも分けることができる
企業の種類について、また別な角度から分けることもできます。企業は、株式会社と有限会社の2種類にも分けることができます。株式会社は皆さんもなじみがあるかと思いますが、有限会社はどうでしょう?それでは早速両者の違いと特徴を見ていきましょう。
株式会社とは株主から得た資金で運営される企業形態のこと
企業の種類のうち株式会社はよく聞く名前ですが具体的にはどのようなものなのでしょうか。株式会社とは株式を持つ株主がある一定の責任のもとに出資をし、株主から委任を受けている経営者が事業を行い、利益を株主に配当している会社のことです。日本のみならず世界各国でこの株式会社の形態をとっている企業を見ることができます。
法改正により有限会社と株式会社の違いはなくなった
有限会社は、株式会社と違い株式会社よりも小さな事業を想定した企業形態のことです。細かい制度面での違いはたくさんありますが、ここでは割愛させていただきます。有限会社は、近年会社法が改正されたことにより、設立が今後認められなくなり、もともと有限会社を名乗っていた企業も法律上は株式会社として扱われるようになりました。
企業の種類は「公企業と私企業」「株式会社と有限会社」に分けることができそれぞれに違いがある
企業の種類とそれぞれの違いについて、ここまで紹介してきました。企業の種類はこのように様々な種類があります。大まかにいうと、企業の種類は「公企業と私企業」「株式会社と有限会社」に分けることができ、それぞれに違いがあります。それぞれの企業の違いをしっかりと把握しておくことは、資本主義社会における経済活動を理解するために欠かせない基本中の基本ということができるでしょう。全体を俯瞰するためにはまずこのような細部の知識を整えておくことは非常に大事です。
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