スタッドレスタイヤの交換時期と失敗しない交換方法
スタッドレスタイヤとは?
冬の安全運転にはスタッドレスタイヤが欠かせません。
スタッドレスタイヤを今年初めて購入・交換する初心者の方は必見です!冬が深まり、雪が降る季節に登場するスタッドレスタイヤ。スタッドレスタイヤは本当に必要?と思っている今年初めて車を購入した方でも読めばわかるスタッドレスタイヤの基礎知識をみていきましょう。
まずはそもそもスタッドレスタイヤとはいったいどういう効果があるのでしょうか。
雪の道路や凍結路を走行するために開発されたタイヤ
スタッドレスタイヤとは雪の道路や凍結路を走行するために開発されたスノータイヤです。以前、スノータイヤといえば、タイヤにスパイクピンを埋め込んだものが主流でした。しかし、1970年代に入りスパイクによってアスファルトを削り粉塵問題が発生したため、スパイクピンがなくても走行可能なスタッドレスタイヤが開発されました。
スタッドレスタイヤは各メーカーから販売
積雪がある地方では欠かせない存在のスタッドレスタイヤ。スタッドレスタイヤは各メーカーから販売されています。ヨコハマタイヤは「ice GUARDシリーズ」、ブリヂストンは「BLIZZAKシリーズ」、ダンロップは「WINTER MAXXシリーズ」など定期的にモデルチェンジしているのが特徴です。
価格はタイヤのサイズによって異なります。スタッドレスタイヤ1本3000円台で変えるものから10,000円を超えるものなどさまざまです。
スタッドレスタイヤの交換時期
スタッドレスタイヤの歴史と効果はおわかりになりましたか? 北海道・東北・甲信越地方の方はなじみがある「スタッドレスタイヤ」。では、スタッドレスタイヤの交換時期はいつごろがいいのでしょうか?スタッドレスタイヤの交換時期をしっかりおさえて、購入スケジュールを考えましょう。
雪が降り始めてからでは遅い
スタッドレスタイヤの交換時期を紹介する前に、購入時期をさきに紹介します。なぜなら雪が降り始めると、一斉にスタッドレスタイヤの交換の需要が高まるからです。
つまり、こうした事態が発生します。
・「サイズに合ったスタッドレスタイヤがない、売り切れる」
・「販売店が混み合うため、タイヤの交換に時間がかかる」
・「雪が積もって、店にすらたどり着けなくなる」
交換時期は10月から11月がオススメ
そのためスタッドレスタイヤの交換時期は10月から11月がオススメです。地域によって、雪が降る時期に差があるので、初雪情報を確認してください。
交換時期は地域によってさまざま。たとえば、宮城県・仙台市のレンタカーでは、10月からノーマルタイヤからスタッドレスタイヤの交換が始まります。また新車は、納品した時点でスタッドレスタイヤを装着している場合があります。これも販売店によるので、一概とはいえません。
スタッドレスタイヤの交換
スタッドレスタイヤの交換時期については、把握できましたか? スタッドレスタイヤの交換時期は早めがいいと思っていて間違いはないでしょう。つづいて、スタッドレスタイヤの交換についてみていきます。
ガソリンスタンドか車専門店で
スタッドレスタイヤの交換は専門に任せるか、自分で行うかの2パターンです。自分で行わない場合は、ガソリンスタンドかカーショップで行いましょう。普通車の場合、2000から4000円程度で混み合っていなければ、30分程度で終了します。スタッドレスタイヤの交換時期が繁忙期を迎える前にスタッドレスタイヤの交換サービスが受けられるお店に行きましょう。
自分で交換する場合はジャッキ・レンチなどの道具が必要
スタッドレスタイヤの交換を車用品店で頼むと費用が発生します。自分でやる場合なら道具を購入する初期費用のみで、あとは無料で交換時期を気にせず行えます。
スタッドレスタイヤの交換を自分で行うために必要な道具は以下の通りです。
・ジャッキ(油圧式がオススメ)
・トルクレンチ
・タイヤストッパー
・軍手
・エアゲージ(空気圧を確認するため)
交換・交換時期を含めたスタッドレスタイヤに関する注意点
これまでスタッドレスタイヤの交換、交換時期について紹介しました。最後に交換・交換時期を含めたスタッドレスタイヤに関する注意点をみていきましょう。
雨の日はスタッドレスタイヤは危険!その理由は・・・
雨天時に舗装された道路をスタッドレスタイヤで走行する際は注意が必要です。
通常のサマータイヤ(いわゆる普通のタイヤ)を装着しているときと同じような速度で、同じような運転をしてしまうとスリップしやすくなってしまいます。
そもそもスタッドレスタイヤは雪道を走ることを想定されていますが、それは言い換えると”低速度”で走行することを前提にしているとも言えるのです。つまりサマータイヤと同じ速度で同じようなハンドル操作をしてしまうと、雨天時でなくても事故の要因となりえます。ここ数年ではスタッドレスタイヤの進化により、以前のモノと比較をすると格段に雨天には強くなりました。それでもスタッドレスタイヤの構造上、雨天時の操作性は通常とは異なりますので注意はするようにしてください。
4輪すべてスタッドレスタイヤにする
スタッドレスタイヤは4輪すべての車輪に装着してください。FFだから前輪だけやFRだから後輪だけというのは絶対にやめてください。なぜならスタッドレスタイヤの設計は4輪すべてのバランスを考えて計算されています。ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤでは、滑り止め効果に差が出てしまうため、車体に影響がでるどころか、事故につながる可能性もあります。
自分でタイヤ交換する前は準備運動を
自分でタイヤ交換する場合は準備運動をしっかりしましょう。スタッドレスタイヤは想像以上に重く、かがんだ姿勢で持ち上げるため、腰や腕に大きな負担を与えます。寒い時期に屋外でするため、肉離れやぎっくり腰になるケースもあります。
購入前に保管場所を確保する
スタッドレスタイヤを購入したものの、保管場所がないというのはよくある話です。スタッドレスタイヤと交換したノーマルタイヤは春にまた使用します。そのため一年中タイヤが置いてある場所が必要となります。スタッドレスタイヤ以前に車を購入する段階でタイヤを保管する場所を計算するようにしましょう。
スタッドレスタイヤの交換・交換時期は繁忙期の前に!
今回は「スタッドレスタイヤの初心者必見!交換時期と失敗しない交換について」と題してみていきましたが、参考になりましたか? 日常生活に欠かせない存在となった車。安全走行するためにも雪が降る地方では、スタッドレスタイヤは必要不可欠。
今年初めてスタッドレスタイヤの購入を考えている方は、基礎知識をしっかり把握して購入してください。そして安全安心な車ライフを送りましょう
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