「よろしいですか」が敬語の表現として間違っている理由
敬語を正しく表現できる人はデキる人
この世界にいるどんな『デキる人』でも、最初は右も左も分からない自分を表現できない新人でした。でも、お得意様との会議や打ち合わせの場では上司も新人も関係ありません。クライアントから見ると、上司も新人も同じ取引先の社員なのです。ですから、経験の浅い新人は知識が足りずに舐められがちになるもの。この経験や知識は一朝一夕では得られません。だからといって、ずっと舐められっぱなしではプライドが傷ついてしまいます。
正しい敬語表現を覚えられれば社会人としてステップアップできる
そこで必要になるのが『敬語』なのです。「よろしいですか?」と言って年配の方に笑われたりした経験はありませんか?この「よろしいですか?」は実は間違いなのです。間違った敬語表現を直し、正しい敬語を表現するだけでも、あなたは社会人としてステップアップでき、上司や取引先からも一目置かれる存在となれます。
敬語を間違って使うと恥をかく
敬語を間違ったまま覚えてしまうというのは良くあることです。上司や先輩と雑談を楽しむ中で間違えてしまうのは笑い話になりますが、会議や打ち合わせの場となるとそうはいきません。正しい敬語を表現できてこそ、あなたとあなたの会社の格が決まるのです。
正しくは「よろしいでしょうか」
例えば前述した「よろしいですか?」は正しくは「よろしいでしょうか?」です。「よろしいですか?」だとくだけた言い方になるので、目上の方やお得意様には使ってはいけません。他にも、『~のほう』という表現がありますね。これも間違いです。「私のほうで対応致します」は「私が対応致します」が正しいです。「すぐに資料のほうをお持ちします」だと「すぐに資料をお持ちします」が正解ですね。細かいなぁとうんざりしているかもしれませんが、このような小さな部分も社会では見られているものなのです。
正しい敬語表現は仕事の評価につながる
仕事の評価は自分ではなく上司や先輩が行うものです。そして取引先の心象も大切になってきます。打ち合わせがどんなにうまくいっても、締めのタイミングで「では、これでよろしいですか?」なんて使っていると、折角うまくいった打ち合わせに自ら水を差してしまいます。正しい敬語を使えるということは、社会人としての土台ができているという証明です。どんなに経験値を積んで、能力や知識があったとしても、この土台がなければ一人前の社会人にはなれません。
デキる社会人になろう
打ち合わせの場で正しい敬語を使い、社会人としての土台が完成されていることを示せば、誰もあなたを非難することはないでしょう。「よろしいですか?」は「よろしかったでしょうか?」と直す、「~のほう」は使わないなど注意することはたくさんあります。正しい敬語を使ってあなたの格を上げ、デキる社会人になりましょう。
「よろしいですか」は敬語として砕けた表現になるため間違っている
あなたが思っている以上に敬語に敏感な人は多いという現実を知りましょう。「よろしいですか?」や「~のほう」は初歩的な敬語ミスです。敬語として砕けている表現のためです。敬語の間違いは仕事ぶりや人柄でカバーできると思っているのなら、その考えを捨てるべきです。敬語はあなたの大人力のひとつとなります。これを磨き上げて、同期や後輩から一歩抜け出しましょう。そして「よろしいですか?」と使っている同僚がいたら、そっと注意してあげるのも大人ですね。
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