謝罪金および示談金の意義と金額の決め方

2016年11月29日示談金, 謝罪

トラブルの際の示談金には損害賠償金と謝罪金が含まれる

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トラブルが起こった場合に、被害者に対し示談金が支払われる場合があります。これには、民事裁判で認定されると思われる損害賠償金と認定されない可能性の高い謝罪金が含まれます。

面倒な裁判を避けたい場合は謝罪金額の上乗せがある

示談金には上記のような損害賠償金があり、治療費などの財産的損害分と慰謝料などの精神的損害分が含まれます。これらは裁判になれば認められる可能性が高いですが、「面倒な裁判をせずに示談で済ませたい」場合にさらに謝罪金という名目で金額を上乗せすることがあります。

謝罪金は示談金の一部で「早期解決」に向けて支払われるもの

例えば、二次被害防止のために引っ越した場合の費用なども謝罪金として加害者が負担することで、被害者に訴えを取り下げてもらうことも考えられます。

このように、謝罪金は示談金の一部として「トラブルの早期解決」に向けて支払われるものと言えます。

謝罪金および示談金の金額は当事者の合意で決まる

上記のように、示談とは面倒な裁判を回避するために話し合いで解決しようというものです。そのため、謝罪金を含む示談金は当事者の合意により金額が決まります。示談金は損害賠償金と謝罪金から構成されます。ただし、それぞれの金額を具体的にいくらにするかは「当事者の合意」によって決まります。

この金額は、当事者さえ合意すればゼロに近くても、相場より高くても構わないのが原則です。

裁判で生じる負担を示談で軽減できることも

裁判になると長期化し、弁護士費用などもかかるため、加害者と被害者の双方にとって時間的・経済的・精神的負担が重くなります。

そのため、どこかで折り合いをつけて合意し「示談で済ませる方がお互いにメリット」があると言えるでしょう。

被害の状況や加害者の立場が示談金額の合意に影響する

たしかに当事者さえ合意すれば、謝罪金を含む示談金の金額は、上記のようにゼロに近くても相場より高くてもよいとは言えます。ただ現実には、さまざまな要素が影響し、妥当な金額に落ち着く場合が多いです。たとえば「被害の程度や被害者感情など」が影響します。

またいくら被害が大きくても「加害者に十分な資力」がなければ支払えません。さらに懲罰的な意味も込めて「加害者の社会的地位など」も考慮され、示談金に影響される場合があります。

刑事事件となった場合は罰金額が謝罪金に含まれることも

なお、刑事事件に発展し「罰金額」が支払われる場合は、それも1つの目安になります。これも含めてさまざまな要素を考慮しながら、当事者間で合意が形成され謝罪金を含む示談金の金額が決まっていきます。

示談の有無や謝罪金を含む示談金の金額は合意で決まる

損害賠償金と謝罪金を含む示談金を支払うことで、トラブルが迅速に解決する場合があります。これらは、被害の程度や加害者の資力、罰金額などを総合的に考慮しながら、当事者間の合意により金額が決まります。弁護士などの力を借りつつ、速やかにかつ円満に解決を図りたいものです。

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2016年11月29日ビジネス

Posted by BiZPARK