言葉を選ぶ人は何を思う？頭が切れる人が使うセリフ

2017年1月16日2020年3月31日言葉遣い

頭が切れる人が言うセリフ①：「結論から言うと」

言葉を選ぶ人は頭が切れるので、自分が最も言いたいこと、相手に最もわかってほしいことを、まず初めに伝えます。そのため「結論から言うと」といったセリフをよく使います。例えば、組織人事のコンサルタントがクライアントに対し、人事関連のデータの分析結果を報告するとしましょう。その際、細かい分析内容をいきなり話し始めても、相手からすれば何を言いたいのか、ポイントは何なのか、話の内容や方向がまったく見えず不安になってしまいます。しかし、言葉を選ぶ人はそうしたことを弁えているので、しっかり結論から着手していくのです。

言葉を選ぶ人は常に相手の思考回路を予測して動く

全体を通して最も重要であり、真先に伝えたくて知ってほしい内容を、結論としてまず最初に伝えるべきです。言葉を選ぶ人は頭が切れるので、自然とそれができます。「結論から言うと」というセリフをよく使うのです。言葉を選ぶ人は常に相手の思考回路を予測して動いているのです。

頭が切れる人が言うセリフ②：「理由は◯つあります」

初めに結論を伝えたら、その後は当然理由を述べます。その際、言葉を選ぶ人は頭が切れるため、「理由は3つあります」などというように、理由がいくつあるのかを言っておきます。そうすることで相手も、理由がいくつあってどこまで話が続くのかが予測でき、頭の中で整理しながら聞くことができるでしょう。

言葉を選ぶ人は常に相手の立場に立って伝えるように意識する

先程の例で言うと、クライアントの人事の現状に問題があるという結論を述べた後で、「その理由は3つあります」と言います。それから、「まず1つ目は～」「次に2つ目は～」「最後に3つ目ですが～」などというように、話の分かれ目が明確になるようにはっきり述べます。このように、言葉を選ぶ人は頭が切れるので、常に相手の立場になってわかりやすく伝えようとするのです。

頭が切れる人が言うセリフ③：「例えば」など具体例を入れるもの

言葉を選ぶ人は、話の流れの中で「例えば」とよく言います。抽象的な説明をした後に、それに関する具体例を必ず入れるのです。特に相手の仕事や立場に関わる身近な例を挙げます。そうすることで、相手は話の内容をよりイメージしやすくなり、言いたいことを理解してもらえます。頭の切れる人の話には、大抵この言葉が出て来ます。

言葉を選ぶ人は相手により理解してもらえるよう具体例を示す

クライアントの人事データの分析結果を報告する際に、「例えば、○○さんの所属されている人事グループの場合、適正な人員数に比べて人員が不足していまして」などというように、相手にとって身近な例を挙げながら述べます。そうすると、相手も自分の日常に引きつけながら聞けるので、話が頭に入ってくるはずです。言葉を選ぶ人は頭が切れるので、こうして、抽象的な説明の後に具体例を挟むことで、相手により理解してもらえるようにしています。

言葉を選ぶ人は頭が切れるので結論・理由の数・具体例の順番でセリフを構築している

言葉を選ぶ人、つまりは頭が切れる人がよく使うセリフを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか？言葉を選ぶ人からは、「結論から言うと」「理由は◯つあります」「例えば」などのようなセリフがよく聞かれます。これらに共通しているのは、自分が伝えたいことを相手が理解しやいように話す、という点です。人の話し方や使うセリフに注目しながら聞いていると、その人が頭の切れる人かどうかがわかるでしょう。