公休の意味と退職までに有給消化する方法
有給とは、お金を貰いながら休む制度
有給とは、規定日数働いたら、ある日数お金を貰いながらもお休みできるという制度です。大体のケースではこの有休を退職時まで使っていません。
ですので、有給とは退職する人は最後にまとめて使うことが多いのが現状と言えるでしょう。
公休とは、社内カレンダーでの休日
公休とは、簡単に言えば社内カレンダーのお休みの日です。シフト制の会社の場合は「月8日」や「週2日」と定められているものがこの公休にあたります。
公休は労働基準法によって絶対になければならないものですから、どんな会社にもこの公休は存在します。
労働者には「退職日までに有休を消化する権利」がある
上記の2つの説明から違いは分かると思いますが、公休は会社が労働基準法の規則に則った形で定めているもので、有給とは労働者に付与されるお金を貰いながら休める権利と言えます。有給消化は労働者の欲しいときに使える休日なのです。
そのため、退職日までに有給消化するのは当然の権利と言うことができるのです。
退職日前に有給消化するには、まず上司へ相談
では、退職までに有休を消化したいと考えた時、どのような手順を踏めば良いのでしょうか。基本的には、退職することは直属の上司に伝えるものです。その際に有給を使いたいことも併せてしっかりと伝えておく必要があります。
きちんとしている会社であれば、何も言わずとも有給消化するようなスケジュールを組んでくれるかもしれませんが、有休消化についてうやむやになってしまうケースもよくあるので、有給のことはしっかりと伝えましょう。
退職と有休消化の意向は、1ヶ月前に伝える
普通の会社では退職届は1ヶ月前に出さなければ円満退社にならないと言われていますが、有給消化する際はもっと早くから伝えておく必要があります。
会社側も公休などと合わせて計算しなければならないので、退職のことを伝える際は先のことまで考えて上司に伝えましょう。
退職日が決定したら、公休についても確認が必要
例えば有給消化日が20日残っていて、6月末が最終出勤日の場合に退職日は7月20日とはなりません。これは先にも述べた労働基準法によって、公休を有給の間にも入れなくてはならないからです。
退職日や最終出勤日が出たときには、公休もしっかり確認する必要があります。
有給が使えない場合は、買い取ってもらえる可能性がある
もし、上司に「有給は使えない」と言われても、有給消化は労働者の権利ですから使うことができます。その際は更に上の上司に相談してみるのがいいかもしれません。ただ、退職した後では有給は消滅するので、その点は気をつける必要があります。
退職や有休消化に関して、どうしても忙しい時期や人員不足のときには、会社側が有給を買い取ってくれる場合があります。労働者である自自身がそれでも良いという場合には、有休の買い取りが成立する仕組みになっています。
カレンダー通りの公休とは違うので、退職までに有給消化するには早めに上司へ相談
退職までに有給消化する方法と公休との違いについて紹介しました。有給とはお金を貰いながら休む制度で、公休とは社内カレンダーでの休日です。有給とは公休と違います。しかし、どちらも退職を考えるときに重要視しなければならないものに違いありません。
そして有給は、今までまじめに働いてきた労働者に与えられる当然の権利ですから、会社に自分の有給と公休を考えた退職日までのプランをしっかりと伝えることが必要です。退職前に有休と公休をとるために、早めの上司への相談が必要でしょう。
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