派遣社員の長期とはどれくらい?雇用期間の長短について
派遣社員の雇用期間には長期と短期がある
人材派遣の募集などを見ていると、長期・短期という言葉が記載されているものを目にする機会も多いのではないでしょうか。派遣社員としての雇用には、期間が2つあるのです。
正社員であれば、1~2年でもまだまだ新人、10年勤めても長期と呼ばれるかどうかかもしれませんが、派遣社員の場合はそうではありません。基本的には、派遣社員の契約期間というのは、派遣法で定められていて、日や月単位でのカウントになっている場合が多いのです。
実際には長期の派遣社員というのは、どれくらいの雇用期間を指すのでしょうか。長期とはどれくらいか、短期とはどれくらいか、それぞれ確認しましょう。
派遣社員の短期とは「数日から半年未満の勤務」
短期雇用での派遣社員とは数日から半年未満の勤務を指します。短期での派遣社員としての雇用は、たとえばイベントのスタッフや、オープニング時だけの対応などの仕事にあたることが多いでしょう。
基本的に短期と言う場合は、数日から半年未満の勤務期間のもの、と理解されています。そして募集を行う際にも雇用期間が「短期」として明記されているでしょう。
派遣社員の長期とは「半年以上の勤務」
長期雇用での派遣社員とは半年以上の勤務を指します。半年以上の期間、同一の勤務地で働くこととなるのです。「定置固定型の雇用」と言う風に言われ、長期の場合だと派遣社員であっても、社員として雇用されている状態に近いともいえるでしょう。
安定した収入が長期の派遣社員のメリット
長期の派遣社員で働くメリットには、どういったものが挙げられるのでしょうか。まず言えるのは、安定収入が見込める点です。短期とは異なり、収入が途中で途絶えてしまう心配が少ないのです。
また、長期での募集は「いずれ社員として雇用したい」と考えた上での募集を指す場合もありますので、そこから正社員になれるきっかけとなる、というメリットもあるでしょう。
派遣社員の長期とは、労働者にとって安心感が大きい働き方だといえますね。
正社員への近道として「紹介予定派遣」も活用できる
派遣会社から派遣先を紹介してもらう際には、「紹介予定派遣」という制度も存在します。これは、派遣先の会社と派遣社員が将来的に直接雇用契約を結ぶことを前提に紹介される制度。正社員として働くことを望む場合には、ぜひ利用したい制度と言えるでしょう。
紹介予定派遣の場合は、一定の期間働いたのちに双方の合意があれば正社員として登用されます。
一定の期間がどれくらいを指すのかはまちまちですが、半年を目途に切り替わる場合が多いです。どれくらいで直接雇用に切り替わるのかは、事前に勤め先、および派遣会社に確かめる事をおすすめします。
長期雇用に挑戦するか悩んだら自分の資質に合わせて検討を
長期とは、労働者にとって安心感が大きい働き方だと説明しました。ただ、雇用期間が長期だから良いというわけではありません。短期にはそのメリットもあり、色々な仕事を経験できたり、すぐに収入を得られるという事で、短期の派遣社員としての雇用をメインに置いている人もいるのです。
派遣社員に応募するにあたっては、雇用期間の区別を見た上で、自分の持っているスキルや資質にあっているものを選ぶようにしましょう。
派遣社員の長期とは半年以上の雇用!働く期間は自分に合うか考えて検討しよう
派遣社員の「長期雇用」とはどれくらいを指すのかと、短期雇用との差についてまとめてきましたが、いかがでしたか?短期とは半年未満、長期とは半年以上を示している事が一般的です。
派遣社員の長期・短期というのは雇用期間だけではなく、それによって発生するメリットも違ってきます。たとえば長期であれば、正社員への切り替えを前提にしている紹介予定派遣があります。直接雇用になるタイミングは、半年が目途になっているケースが多いです。
両者についてしっかりと理解したうえで、派遣社員としての自分のライフプランや志向にあった雇用を検討することが大事でしょう。
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