長期出張手当に思わぬ罠!支給額が減額される
出張手当は短期間の出張で支給される
出張手当は本来、短期間の出張に対して日当を支給するのですが、生産ラインを海外に移す企業も多くなり、長期出張となるケースも近年増加しています。そのため、長期出張手当としての支給額も企業は考えているのです。そこで、短期ならまだしも長期であればかなりの日数に対して日当を支給することになるため、長期出張手当の支給額を減額しなければ会社が立ち行きません。
支給額の差は大きい
短期出張の手当と長期出張手当では、支給額が変わってくるのですが、支給額の差は大きい物になっています。これは、短期間でもある程度支給額を多くする必要があるためで、長期出張手当ばかりを優遇すると、短期の出張ではたいした金額を受け取れません。こうした事情により、多少ですが短期出張の方が手当の支給額が優遇されているのです。
出張が一定期間を超えると減額の対象となる
出張が一定の期間を超えると、長期出張手当の支給額が減額されるので、出張期間がどれくらいになるかは知っていなければなりません。また一定の期間を超えたときに、長期出張手当の支給額がどれくらい減少するのかも知る必要があります。そして、手当の支給は会社側になりますので、減額されることはある程度は仕方ないと割り切らなければなりません。
長期出張手当の分かれ目は20日か30日
多くの企業で、長期出張手当の支給の対象となる分かれ目の日数は、20日以上か30日以上のどちらかに設定されています。実際には基準はバラバラですので、就業規則で確認しておく必要があるでしょう。そして、この日数を超えた段階で、長期出張手当の支給額は減額という形で処理が行われます。
長期となると支給額の幅も大きくなる
1ヶ月以上の出張があれば、支給額の減額が行われるのはやむを得ないと言えます。そして、更に出張期間が長くなると、その分長期出張手当の支給額の下げ幅もどんどん大きくなり、いつの間にか半額くらいになっていたというケースがあります。ですが、これも会社の方針であり、ある程度の日数を超えると減額という点は珍しいことではありません。
長期出張手当の支給額が下がるのは仕方ない!
長期出張手当の支給額が減額されたからと言って、何か行動すれば増額してもらえるというわけではないでしょう。出張手当の運用ルールについては、会社の方針で決められているので、労働者はそれに従う必要があります。長期出張が会社の指示とはいえ、やむを得ないと受け入れるしかありません。
長期出張手当は期間が長くなれば支給額の下げ幅も大きくなる
長期出張手当は減額されるとはいえ、日当として給与にプラスして支払われるのは間違いないので、生活の助けにはなるはずです。かしかし、一定期間を過ぎると、どんどん減額されていく点を知っていなければなりません。そして、出張手当自体が存在しない会社もあるので「もらえるだけ良い方だ」と割り切る考え方も必要なことでしょう。
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