人事考課の目標設定をする上での書き方と注意点

2016年11月29日2020年3月31日人事考課, 目標設定

人事考課とは？

人事考課の目標設定をする上での書き方と注意点をみていきましょう。まずは人事考課の意味を確認する必要があります。

業務に対する貢献度・職務遂行度を評価する制度

人事考課とは従業員の業務に対する貢献度や職務遂行度を一定の方式に従って評価する制度のことを差します。

評価の3つの方法から

人事考課をする方法は以下3つの方法からです

●1.予め設定された基準との比較

●2. 従業員相互間の順位などによる比較

●3. 人物評，人物明細書，自己申告

人事考課の目標設定の書き方

続いて人事考課の目標設定の書き方をみていきましょう。

「生産率を向上させる」「売り上げを伸ばす」といった書き方では具体性がなく評価されにくいです。

「どのくらい」「いつまでに」売り上げを向上させるのか等、具体的で客観的に評価しやすくする書き方をするのが大切です。

目標達成までの過程が具体的に書く

人事考課の目標設定の書き方として重要なのは具体性と述べました。しかし具体的な数字をただ入れた書き方では意味がありません。

具体的に何をどうすれば、目標が達成できるか、しっかりとした根拠と理論を元に過程を提示した書き方が重要です。

会社に利益にふれた書き方を

人事考課で高い評価を受ける目標設定の書き方として、目標を達成すると、どのくらい会社に利益があるかも重要です。人事考課の目標設定は会社が望むものを盛り込んだ書き方を心がけましょう。

人事考課の目標設定をする上での注意点

人事考課の目標設定の書き方はいかがでしょうか。次に人事考課の目標設定をする上での注意点をみていきます。

すぐに達成できる目標設定はしない

人事考課の目標設定において、達成の有無は重要です。だからといって、すぐに達成できる目標設定はしないようにしましょう。なぜその目標設定にしたかと問われた時に答えに苦しんでしまうのは本人です。

到底達成できない目標設定も逆効果

すぐに達成できる目標設定はしないようにしましょうと説明しましたが、逆に到底達成できない目標設定もしてはいけません。目標に対してどのような努力を評価されるからといって、結果がでない目標設定はあまり効果はありません。

人事考課の目標設定の例文

人事考課の目標設定の書き方と注意点について、述べてきました。最後は例文です。例文を押さえることで具体的なイメージが沸くと思います。ただし例文はあくまで参考程度に留めておいてくださいね。

例文：具体的な数字を使った目標設定と過程

【人事考課の目標設定の例文1】

１年後のXXという目標を達成するために、3ヶ月後までには●●を、半年後までに○○を達成します。

例文：具体的な努力を書く

【人事考課の目標設定の例文2】

新規契約を取る為に毎週○件アポを取るという目標設定を行います。そのためにはそのために朝は電話営業をXXX件、午後は飛び込み営業をXXX件しました。

人事考課の目標設定の書き方は具体的な数字と過程を記載

人事考課では仕事で出した成果が評価されることになりますが、仕事に取り組む前の目標設定も評価の対象となっています。人事考課で良い評価を得ることができるよう、適切な目標設定をしておかなければなりません。目標設定に慣れていない新入社員の段階では、具体的な例を参考にするように心がけると考えやすくなります。