派遣社員の悩み解消!辞めさせてくれない場合の対処法
”派遣社員”という働き方を選ぶ人は増えてきた
従来は、正社員としてフルタイムの仕事に就くのが一般的でした。企業に直接雇用され、定年まで勤務することが当たり前とされていたわけです。
しかし、現在では雇用を取り巻く環境が大きく変わっていて、さまざまな雇用形態で働く人が出てきました。アルバイトなどの非正規雇用の従業員も少なくありません。また、直接雇用されない派遣社員という立場の人も多くなってきました。
派遣社員という働き方を選ぶ人は増えてきていますが、実は多くの問題があることも事実なのです。実際に派遣社員として働きつつも悩んでいる人が多いはず。それでは主な派遣社員の問題点3つを見ていきましょう。
派遣社員の問題点①:直接雇用でない
派遣社員という働き方には、さまざまな特殊性があります。最も大きな特徴は、勤務する企業に直接雇用されているわけではない点です。そして、この直接雇用ではないという点が問題の1つとなっているのです。
法律的にも複雑な問題が生じやすい
派遣社員は、それぞれが派遣会社に登録していて、派遣会社から企業へと派遣されています。つまり、派遣社員と雇用契約を締結しているのは派遣会社であって、勤務する企業ではありません。こういった直接雇用ではないために、法律的にも複雑な問題が生じやすいのです。
派遣社員の問題点②:短期間の契約が多い
派遣社員が締結する雇用契約は、期間が限定されているのが一般的です。1ヶ月、3ヶ月など、いろいろな期間がありますが、雇用契約が半年以上になっていることは少ないです。
つまり、派遣社員は急に仕事を失ってしまうリスクを抱えながら、仕事をしていると言えます。これが派遣社員の問題点の2つ目と言えるでしょう。できるだけ安定して働きたい場合は、雇用契約が長めになっている仕事を選ぶようにして下さい。
辞めたくないなら契約更新を繰り返す必要がある
派遣社員の雇用契約では、期間が限定されていることが多いのですが、期間満了によって仕事が終わってしまうとは限りません。通常は、まだその勤務先を辞めたくないなら短期の雇用契約を更新することができます。
期間満了が近づくと、派遣会社から更新を希望するかどうかの確認があります。この契約の更新の時に、派遣社員と派遣先企業の双方が更新を希望しているならば、そのまま派遣契約が継続することになります。
派遣社員の問題点③:契約途中で退職できない
3つ目の派遣社員の問題点ですが、それは契約途中で退職できないということです。仕事を辞めたい場合は、期間満了を待たなければなりません。契約途中での退職は、原則として認められないのです。
期間満了のタイミングでも辞めさせてくれない場合がある
そして、期間満了のタイミングであれば、仕事を辞めることができるのが基本です。ただし、期間満了でも辞めさせてくれない場合もあり、現在大きな問題となっています。
期間満了で辞めさせてくれない場合の対処法は?
ここで1番の本題である「派遣契約が期間満了になったのに、辞めさせてくれない場合の対処法」について見ていきましょう。円満に退職するためには、正しい対処方法を知っておく必要があります。しっかり覚えておいて下さい。
辞めさせてくれない場合は”派遣会社に早めに相談”しよう
期間満了でも辞めさせてもらえず、派遣先企業から更新するように強く言われても、どうしようもない場合は派遣会社に相談することが大切です。
できるだけ早く相談するようにしないと、なかなか辞めさせてもらえないものです。退職するのは労働者の権利なので、辞めさせてもらえない状況を甘受する必要はありません。
派遣社員の働き方は問題が多い!辞めさせてくれない場合は早めに派遣会社に相談を
派遣社員は、突然契約が打ち切りになってしまうリスクを抱えているわけですが、逆に辞めたくても辞められない場合もあります。
労働者の側から辞めることは、法律的な権利として認められているものです。雇用契約の期間が満了になったのに、辞めさせてくれない状況になったら、早めに派遣会社に相談して、適切な対処をしてもらいましょう。
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