転勤、異動する方へ贈る言葉の例文【上司・部下編】
転勤や異動をする人のために開かれた送別会などで、送り出す側からも贈る言葉として挨拶をする場面があります。この贈る言葉は、送られる側である主役からすると、その職場での最後の思い出となります。どのようなスピーチをすれば、相手に喜んでもらえるのでしょうか。
今回は、送る相手が上司、または部下の2つのパターン別で贈る言葉としてふさわしいスピーチのポイントや例文をご紹介しましよう。
相手が上司の場合
上司が転勤・異動する際には、部下としてお世話になった気持ちを込めて挨拶を考えたいものです。失礼な挨拶とならないよう、しっかり準備をしましょう。
上司への贈る言葉を読む際に、メモを作ったとしても失礼には当たりませんが、棒読みにならないよう気をつけましょう。
上司への挨拶と贈る言葉のポイント
部下として贈る言葉を考える時、初めてだと言葉を選ぶのも難しいものです。
しかし、上下関係があるからといって格式ばる必要はありません。それよりも、心からのお礼の気持ちを贈る言葉として伝える事が大切です。
贈る言葉のポイントとしては、実際にお世話になった出来事や、自分が影響を受けた上司の言葉など、思い出のエピソードを贈る言葉に入れるのがよいでしょう。
■失敗して怒られたこと
■失敗から自分が成長できたこと
■成長できたことのお礼
といった流れも良いでしょう。
このように、具体的な挨拶とする事で、上司の印象に残り、心にも残る「贈る言葉」となります。
上司へ贈る言葉の例文
△△さん
〇年間大変お世話になりました。
△△さんが異動されると聞いて、本当に驚きましたが、ここ数日間、引き継ぎを受ける中で、今は責任の重さと共に少しずつやりがいも感じはじめています。△△さんが敷いて下さったレールをより太いものにできるよう、微力ですが頑張りたいと思います。
■■に行かれてからも、これまで以上に積極的に業務にあたられる事と思います。どうかお身体に気をつけて、ご活躍されますようお祈り申し上げます。
色々とお世話になりました。本当にありがとうございました。
相手が部下の場合
上司として挨拶をする場合は、やはり、部下をねぎらい、転勤・異動後の糧となる言葉を贈りたいものです。
上司からの挨拶と贈る言葉は準備せずという方もいます。ただ、スピーチ慣れしている分、長くなりすぎたりポイントのない贈る言葉になってしまわないように注意しましょう。
今後の励みになるような言葉を
上司として部下に伝えるべき贈る言葉としては、やはり、今後の励みになるようなものが良いでしょう。
ポイントとして、これまでの成果の中で具体的に部下を褒めるものを一つ挙げましょう。
そして、その頑張りや成果をねぎらうとともに、貴重な戦力がいなくなることを惜しんであげましょう。
そしてその能力をさらに新天地で活かすことを、励ます内容になるような贈る言葉にするのがポイントです。
部下へ贈る言葉の例文
このたび、△△君が■■に転勤(異動)する事になりました。
△△君が、わが支社の営業部に配属されて2年が経ちますが、ちょうど脂が乗ってきた時期だけに残念でなりません。
また、△△君とは個人的にも親しく付き合ってきただけに、寂しさもひとしおです。正直なところ、手放したくないという思いが強いのですが、△△君自身のさらなる飛躍を考えれば今回の転勤(異動)はやむを得ません。ここは笑顔で見送りたいと思います。
△△君、君のまじめな仕事ぶりには、私自身も見習うべき点が多く、とても刺激を受けました。これからもその姿勢を貫きぐんぐん成長していってください。新しい環境に慣れるまで大変だと思いますが、体にだけは気をつけてがんばってください。
いつか、また一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。一同、心から応援しています。
まとめ
転勤・異動する方に贈る言葉というのは、その職場からな最後のプレゼントともなります。
形にとらわれず、相手の心に残る言葉を贈りたいものです。
お世話になったお礼の気持ちや、ねぎらいの気持ち、励ましの気持ちを込めて、転勤・異動する上司や部下への挨拶を考えてみましょう。きっと喜ばれるはずです。
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