年末調整で扶養控除に書き間違いがあった際の訂正方法
年末調整は書き間違いに注意する
年末調整は経理担当者や一般社員にとって、書類の煩雑さが煩わしいと思ってしまう作業です。
記載することが少ない人や、年末調整のために提出する書類が少ない人はともかく、控除がたくさんある人や扶養控除の対象者がいる場合にはき間違いに注意しましょう。記載する欄を間違えたり、扶養でなくなったのに扶養控除として書いてしまったりと、大小の間違いは多くの人が一度や二度はやっているかもしれません。
経理担当者も対象者を多く受け持つことでミスの見逃しをすることもあります。年末調整の書き間違いにいは注意しましょう。
間違えたら二重線で消して訂正印を押すか新しい記入用紙をもらう
もちも年末調整の書き方を間違えたら、間違いに気がついた時点で直します。訂正のやり方がわからない場合には、早めに会社内の経理や年末調整担当者の指示を仰ぎましょう。
年末調整の書き間違いに気づいたら、二重線で消して訂正印を押すか、訂正できない書き間違いの場合は新しい記入用紙をもらえるかどうかを年末調整の担当者に聞いてください。
無くしたり書き間違いをする人のために、余分に用紙を用意していることがほとんどですから、そこまで気を遣わなければいけないというわけではありません。
扶養控除額など金額に関する書き間違いが多い
年末調整において書き間違いが多いのは、金額です。次に家族が扶養から抜けたのを忘れて書いてしまうケースが多い傾向があります。
年末調整に記入する金額とは、控除の計算や扶養控除の所得の金額です。控除の計算は、保険料控除などのため必要になります。
また、扶養家族の所得については、年収を書いてしまうという間違いが多く見られます。扶養控除などの金額の書き方についてわからないことがあれば勝手に判断せず、年末調整の担当者など、詳しい人に聞きましょう。
扶養控除に関する間違いがあった場合は訂正手続きに手間がかかる
扶養控除や配偶者控除は、扶養家族や配偶者の所得によって控除の対象となるかどうかが決まります。
金額の書き間違いに気づかないまま提出し、その後で間違いに気づいた場合、再度訂正のための手続きが必要となり、手間がかかります。
扶養控除や配偶者控除は記入する金額やその計算方法をよく確認して、書き間違いがないように注意しましょう。
書き間違えてしまった場合は、上述の通り、二重線を引いて訂正印を押すか、年末調整の担当者に新しい記入用紙をもらいましょう。
年末調整後に間違いを訂正する場合
書き間違いが訂正されないまま年末調整をし終えてしまった場合、税務署からのチェックが入ります。
例えば、扶養ではないのに扶養控除としてしまったとします。役所で情報が照らし合わされ、扶養控除の書き間違いが発覚すれば訂正手続きの連絡が入ります。
逆に申告漏れがあり、控除されるはずのものを記入し忘れた場合は、自分から申告しに行く必要があります。
年末調整後に間違いを訂正するのは手間がかかりますので、書き間違えたとしたら、提出までには気づきましょう。
年末調整に間違いがあってもペナルティはない
年末調整において、扶養控除などを書き間違えたまま年末調整を済ませてしまった場合、ペナルティが発生すると考えている人もいますが、単なる書類の書き間違いですから特別なペナルティは発生しません。
単純に税金が書き間違いの分だけ増えたり減ったりするだけであり、連絡があったり間違いに気づいたら速やかに手続きをすることが大切です。
ただし、間違いを訂正しないまま放置することはやめてください。
年末調整における扶養控除の間違いの訂正方法は二重線で消して訂正印か新しい用紙に書き直し
今回は、年末調整で扶養控除の間違いを訂正する方法について紹介していきました。
年末調整は煩雑な作業となるため、誤りは起こりやすいものです。特に、扶養控除などの欄は家族の金額によって毎年違うこともあります。
一般社員はもちろん、経理の担当者でさえ誤りを見落とすこともあります。きちんとした手順で訂正さえすれば何の問題にもなりませんので、年末調整、特に扶養控除の書き方に誤りがないかしっかり確認してから提出するようにしましょう。
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