「左遷」「栄転」の意味と地方転勤する新入社員の心構え

2016年11月29日地方転勤, 新入社員

地方に異動!?そもそも左遷と栄転って何なの?

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入社したての新入社員が、つまり新人のあなたが地方転勤するように異動を命じられたとします。この場合、果たして新入社員の異動を「栄転」ととるべきなのか「左遷」ととるべきなのか、不安だらけの頭でふと考えてしまうでしょう。

人事異動における新入社員が地方転勤する場合の異動は、栄転と左遷、果たしてどちらの意味で取るべきなのでしょうか。そもそも、左遷と栄転とはいったいどういうものなのでしょうか。

左遷の意味とは?

左遷とは、今までの役職や地位より低いものになってしまう事です。左遷に左の文字が使われているのは、昔の中国において、右を尊び左を卑しんだからだと言われています。左遷の事を左降と呼ぶ場合もまれにあります。左遷というワードが一番多用されたのは1990年頃ですが、それからも左遷はしばしば行われています。左遷されることは精神的に辛い事ではありますが、異動で地方転勤する事が必ずしも左遷とは限りません。自分が地方転勤することになった場合は、メリットに目を向けると良いでしょう。

栄転の意味とは?

栄転とは、下記にあるように”高い地位に就くこと”を指します。要は左遷の逆と捉えればいいですね。

地方転勤の先で昇格ということになれば、それは左遷ではなく栄転と呼んでもいいのかもしれませんが、一概に栄転・左遷を区別する必要はないように思えます。本社での勤務を栄誉なことと捉えれば、それは降格しても栄転と言ってもよさそうですし、地方転勤の転勤先に人員が少ないために格が自動的に上がる、なんてこともありますから。ですから、地方転勤=左遷ではなく、栄転であるかもという希望を持つと良いでしょう。

新入社員が異動で地方転勤する場合は多い

新入社員からしたら異動で地方転勤となると「左遷された!?」なんて認識になってしまいがちですが、実はそこまで珍しいものではなく、最初から地方での勤務スタートをさせる企業は意外と多いのです。

ある程度の規模の会社であれば、新入社員に異動で地方転勤させて、各支店への勤務を命じているケースがあります。これはごく普通の事で、左遷ではないと考えていいでしょう。

地方転勤は実は栄転になりうる

新入社員にとっては地方転勤の真意を知る由もないですが、地方への異動を左遷ではなく出世の登竜門としている企業もあるようです。つまり、新入社員の将来性を鑑みた上での地方転勤する異動なので、左遷ではなくどちらかというと栄転という捉え方ができます。

地方に異動させ泥臭い部署を経験させることにより、新入社員に企業内での全体像を把握させ、後々重要となるホストを任せようという流れがあるのです。こういった企業の場合、新入社員の中から出世候補を早期の段階で選抜しているわけですから左遷ではなく栄転といっていいでしょう。

地方転勤になってしまった時の心構えを持とう

新入社員の異動は栄転なのか左遷なのか。どうしても気になる人は多いでしょう。しかし、新入社員の入社直後の配属先は、実は単なるスタート地点でしかない場合が多いのです。新入社員の適性と現場のニーズを考慮した結果が、初期の配属先となります。最初の配属先に対してのこだわりは、数年たってみると実はたいしたことがなかった、という体験談をよく耳にします。もちろん、先に述べたような栄転に近い”早期の選抜”をいう場合もありますが。

会社の判断で”この新人はこの勤務先に適している”と判断した上での異動なのですから、地方転勤は絶対に嫌だ!という場合でない限り、栄転とも左遷とも捉える必要なんてありません。”経験のため”に一度地方転勤させて勤務をさせる会社だってあるわけですから。

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地方転勤から出世している人は意外と多い

企業からしたら、新入社員は育てていくものです。それをバラバラの配属先にするには、新入社員それぞれの持ち味を持って成長してほしいからなのです。そうすれば、さまざまな可能性を企業にもたらしてくれると考えています。

地方への異動が決まった時、あなたは「左遷された!?」という不安でいっぱいになるかと思います。けれど周囲の意見を聞いてみるとちょっと安心するかも?

出世している本社の人間の中には、地方で実績を挙げてきた人も実際多いのではないでしょうか。企業に利益をもたらしてくれているのは、都心にいる本社勤めの人たちばかりではありません。地方の支社の重要性を理解した上で、”広い視点”を手に入れれば、より成長でき、多角的なモノの見方ができるようになるはずですよ。

新入社員の地方転勤においては左遷・栄転の差はない!

地方への異動を栄転・左遷とどう捉えるかなんて、正直気にする必要なんてありません。新入社員は入社したばかりで実績も浅く、経験なんて当然無いようなものです。地方異動といってもナーバスにならず、そこで頑張り、実績を重ね上にキャリアアップをしていけば、それが「自分の手でつかんだ栄転だった」と後に振り返れるようになっているはずです。周りに何を言われてもプラスに考えることができ、新入社員らしく、会社に慣れていけるように頑張る姿勢が大事なのです。

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2016年11月29日転職

Posted by BiZPARK