ボーナスの支給額が不満なときの考え方
ボーナスの支給額が不満なときの考え方①:業績はすぐに反映されない
会社の業績は上がっているのにボーナス支給額が上がらないという不満がある時は、「業績がすぐにボーナスに反映されるとは限らない」というように考え方を切り替えるのがおすすめです。現在、アベノミクスにより業績が上向きになった企業が増えました。しかし、3年前を思いだしてください。その頃は、リーマンショックや円高の影響から抜け切れず、メーカーも金融会社も軒並み業績が下がっていました。今現在、業績が上がったといっても、業績が悪かった時期が長く続いたのですから、その間に失った会社の体力をまずは回復させなければなりません。
ボーナスや賃金の支給額が上がるのは会社の経営状況が安定した後
ボーナスや賃金が上がるのは、会社の体力が回復し経営状況が安定した後です。なので、会社の業績とボーナス支給額が比例していないと不満を持った時には、「次のボーナスでは業績を反映してボーナスが上がるだろう」という未来志向の考え方を持ちましょう。
ボーナスの支給額が不満なときの考え方②:金額は評価のみで決定されない
上司が自分を正当に評価してくれないためにボーナスの支給額が低いという不満がある方もいるでしょう。しかし、ボーナスの支給額は上司の評価・査定のみが反映されているわけではありません。というのも、会社が支給するボーナスの総額は決まっています。これを評価や実績の高い順に社員に分配していくのです。
会社の業績と自分に対する評価を掛け合わせて支給額が決定する
上司の評価が高くても、ボーナスの総額自体が少なかったり、あるいはあなたよりも高評価を得た社員があれば、あなたの取り分は減ることになるのです。つまり、ボーナスの支給額では、前回やこれまでのボーナスの支給額を基準にして多い少ないをいったり、「前回よりも少ないということは前回よりも自分の評価が下がったのだ」と考えてはいけません。「会社の業績と自分に対する評価を掛け合わせた結果が、今回のボーナス支給額」だと考えることが大切です。
ボーナスの支給額が不満なときの考え方③:部署や課によって金額が異なる
同僚や同期と比べて自分のボーナスの支給額が少ないという不満もあります。不満だけではなく、「自分はできの悪い社員なのではないか」と不安になる方もいるでしょう。まず、同僚や同期よりもボーナスの支給額が少ないからといって、すなわちあなたの評価が低いというわけではありません。たとえば、課が違えばボーナス額は異なります。大きな案件を成功させた課に在籍していれば、その中で大した仕事をしていなくても、課に対する評価でボーナス額はアップします。反対にあなた自身は売り上げアップに貢献していたとしても、課の成績が悪ければ、あなたのボーナス額も減ってしまいます。
ボーナスには個人及び集団に対する評価が影響する
このように、会社は個人ではなく集団として動いているので、査定では個人に対する評価とはいえ、そこには集団に対する評価も影響するのです。同僚や同期と比べてボーナスの支給額が少ないからといって、自分の能力や実績に不安を持つ必要はないのです。
ボーナスの支給額が不満な時は会社の業績と個人・集団への評価が影響していると考える
ボーナスの支給額が予想よりも少ないと、不満や不安といった負の感情が湧きおこってきて、なかなか自分の中で解消できなくなってしまいます。自分の査定が低いのではないかという疑心暗鬼にかられることもあるでしょう。こんなときには、考え方の切り替えが大切です。ボーナスの支給額が不満を持つくらい少なく、あなたの査定が低かったとしても、それは「過去のあなた」に対する評価です。なので、ボーナスの支給額に不満を持ったとしても、気持ちを切り替え、「次こそは」という前向きな気持ちで仕事に臨むことが大切でしょう。
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