日本の税金は、諸外国に比べて本当に高いのか
日本の税金は際立って高いわけではない
「税金が高い高い」と言われる日本ですが、世界から見ても日本の税金は高いのでしょうか。税率をベースに考えれば、日本より税金が高い国は多く存在しています。
世界と税率を比較する
では、各国と比較して日本の税率も見ていきましょう
消費税(付加価値税)の標準税率
25%…デンマーク、スウェーデン、ノルウェー
22%…イタリア
21%…オランダ、ベルギー
20%…フランス、オーストリア、イギリス
(省略)
10%…韓国、インドネシア
8%…日本
税の国際比較より
以上を見て分かるように、世界的に見ても、決して日本の税率は高いことはないのです。
税金が高い国は社会福祉が充実している
では、消費税率25%と日本よりはるかに高い税金を納めるデンマークですが、国民の反発はないのでしょうか。デンマークの場合、税金は日本の倍以上するくらい高いですが、社会福祉が充実しているという国民のメリットも大きいのです。
医療費や教育費が無料
デンマークでは病院にかかっても100%国が負担します(歯医者は例外)。また、出産費用も国が100%負担し、子供が幼稚園から大学まで行った場合の教育費も無料となるのです。また、失業保険や生活保護支援などの福祉サービスも充実しています。
日本の税金の使い方
では、日本は国民から集めた税金をどのように使っているのでしょうか。デンマーク程100%の医療サービスや幼稚園から大学までの教育費無料ということもありません。
社会保障関係費にも使用されるが国際の返済にも回される
日本の税金の使い道として、一番大きい割合を占めているのが医療福祉や介護、年金などの社会保障関係です。この社会保障関係に使われる税金は全体の約3割程度です。少子高齢化に伴い、日本はさらにこの費用が増える傾向にあります。
その他、国の借金である国債の返済分や、地方自治体の交付金、公共事業関係費、防衛関係費などに使用されるのです。
社会保障や国債の返済に使用される日本の税金は世界からみて高いわけではない
日本の税金について果たして本当に高いのか、世界の国々と比較してご紹介してきました。ご覧いただいたように、日本ンお税金は世界から見ると決して高いわけではりません。また、使い道を知ることで、税金を納めることは大事なことなのだとお分かりいただけたのではないでしょうか。
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