家庭科の先生を目指す人におすすめの方法【家庭科教諭】
家庭科教諭と栄養士の違いとは?
多くの大学で栄養士の資格とともに教員免許をとれる大学が多く存在していますが、資格には種類があり、少しずつ違いがあります。まずは、家庭科の先生(家庭科教諭)と栄養士のそれぞれの資格について見てみましょう。
家庭科教諭は授業やクラスの担任・部活動の監督などをする
家庭科教諭は、中学校や高校の家庭科教師として働くための資格です。専門性の違いこそあれ、教諭としての基本的な仕事内容は同じです。家庭科を授業で教えるだけでなく、クラスの担任を受け持ったり、部活動の監督をします。
栄養士は施設での栄養・食事の管理を行う
栄養士の資格を取ると、栄養指導や学校給食の献立作成や栄養・食事管理などを行います。
より高度な資格として、管理栄養士というものがありますが、この資格を取ると、病院や介護福祉士施設など、医学に近いより高い専門知識が求められる場所で働くことができます。
家庭科の先生になるには?
栄養士と家庭科教諭の資格を取るのは、かなりハードなカリキュラムになります。また、家庭科教諭ともなれば、かなりの仕事量となります。
栄養士としての食や栄養に関する専門知識だけでなく、教諭としての資質も問われます。管理栄養士の資格だけでなく教諭免許の取得方法をしっかり把握しておきましょう。
家庭科の先生になる方法①:大学の教育学部に進む
まず、家庭科教諭の資格を取るために考えられる進路の選択肢は2つあります。その1つが、大学の教育学部で技術家庭教員養成課程を取る方法です。
この方法は家庭科という科目というよりかは、「教員免許をとって先生になりたい」という熱い思いがある人に特に向いている選択肢となるでしょう。
家庭科の先生になる方法②:家政系の学部に進む
家庭科の先生になる方法の2つ目は、家政系の学部に行って教員免許を取得する方法です。そしてさらに、公立の学校に務めたいなら教員採用試験を受けなければなりません。
家政系の学部に入るということで、この後説明しますが、家庭科教諭で役に立つ栄養士の資格が取りやすいのがこの方法でしょう。
家庭科教諭は採用枠が少ないので栄養士の資格も取るのがオススメ
家庭科教諭は、管理栄養士免許がなくても、家庭科教諭の免許がある事が最低条件です。
ただ、家庭科教諭は採用枠も少ないため就職するのは難しいので、将来に不安がある人は、上記の2つの選択肢のうち後者の方法がおすすめです。
管理栄養士の国家試験受験資格も取得して、家庭科教諭免許取得過程も履修した方が、最悪家庭科教諭になれなくても、管理栄養士として就活できるからです。
栄養士の資格を活用すると家庭科の先生の仕事に役立つ!
多岐にわたる家庭科を教える中で、栄養士としての専門知識を持っていて損はありません。むしろ、両方の資格を持っている方がより深い指導ができるため、メリットが大きいと言えます。
では、栄養士と家庭科教諭の資格を持つことで活躍する具体的な方法を見てみましょう。
成長期の中高生にとって栄養学は非常に重要!
家庭科教諭になって中学生や高校生の家庭科を教える上で、栄養学は非常に重要な知識と言えます。
特に最近では食育が重要視されていますので、中学生や高校生とはいえ、栄養についてより幅広い教養と、専門的な知識を持った家庭科教諭から教育を受けるのは価値のあることです。
栄養士として学んだ事を若い世代に伝えることができる
通常、栄養士として働くとなると、栄養の管理や献立を考えるのがメインのため、その知識を誰かに伝えるチャンスというのは少ないでしょう。
しかし、家庭科教諭となり生徒たちに教える機会があれば、得た知識を若い世代に伝えることができます。これは、栄養士の資格だけではできない素晴らしいチャンスだと思いませんか?
家庭科の先生になるには家政系の学部で栄養士の資格も取る方法がオススメ
家庭科の先生(家庭科教諭)になるには、どんな方法があるのかについてしょうかいしてきましたがいかがでしたでしょうか?
栄養士の資格も家庭科教諭免許もとても意義のある資格です。どちらかを選ぶ必要などないのです。双方の専門知識を合わせれば、今必要とされる教育内容と教師像になるはずです。
勿論、楽な道ではありませんが、家庭科教諭と栄養士二つの可能性をを選ぶというのは、苦労する分だけやりがいもある仕事と言えるでしょう。
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