不本意な人事異動で退職を?キャリアプランの考え方
不本意な異動の目的を知ろう!
人事異動を言い渡された人にとっては不本意な異動であっても、会社からしたら意図のある有益な人事異動の場合もあります。組織には去っていく人・入ってくる退職する人、入社する人がいることが必然であるように、組織内においてもそれぞれの部署内におけるアンバランスを解消するため、組織を構成しなおす必要が出てくるのです。
ここでは、不本意な異動の目的について見ていきましょう。
不本意な異動は会社成長のため
■能力の開発
■労働意欲の向上
■労働力の効率的活用
■人心の刷新
■後継者の育成
■人脈の形成
このように、人事異動をする目的はいくつか挙げられます。「個人の能力の開発」、「マンネリ化防止」、「組織強化」、「後継者の育成」など、それこそ会社のニーズに合わせて多角的に存在します。
不本意な異動と向き合う
事業部を盛り上げるため、一生懸命頑張ってきた、希望する部署への異動を期待して頑張ってきた。そういう場面で突きつけられる、行きたくもない部署への「不本意な異動」。
当然、落ち込むでしょうし、なによりモチベーションダウンによる退職まで視野に入れてしまうことも。
そんなとき、どこに気持ちを持っていけばいいのでしょうか。まずは退職ではなく不本意な異動との向き合い方について考えましょう。
次のステップへのバネに変える
会社という組織に所属している以上、不本意な異動のリスクは避けられません。しかも、会社からの辞令は、基本的に断ることができないのも事実…。
しかし、キャリアの高い人の中には、そういった不本意な異動すらも、退職とは考えず、次のステップへのバネに変えていくものです。
違う部署や新しい環境で経験を重ねることで、これまでの自分とはまた違う可能性を見つけることだってできるはずです。
不本意な異動にもメリットがある
人事異動にはマイナスなイメージが付いて回ってきますが、必ずしも悪いことだらけというわけではありません。「キャリアプラン」にそぐわないのであれば、当然退職して別の会社を探すのもアリですが、人事異動によるメリットだって必ずあるものです。
不本意な異動のメリット①広い視覚を持てる
人事異動の目的のひとつに、『社員の成長』があります。居心地の良い同じ部署にずっと居座るのもいいのですが、考え方が専門的である反面、閉鎖的なものになってしまうのも事実なのです。成長する可能性をつぶしてしまう、というわけですね。
不本意な異動をさせることにより、その社員を未知の環境で学ばせて、さらなる成長を期待しているのかもしれません。一概には言いきれませんが、可能性のひとつではあります。
不本意な異動のメリット②人間関係がリセットできる
後ろ向きなようにも感じますが、不本意な異動には「今までの人間関係をリセットできる」という考え方もできます。まるっきり新たな環境に身を置くことになるので、またイチから周囲の環境を作り上げていくことができるのです。もちろん、「リセットするくらいなら退職したい…」という人だっているでしょう。
その場合、関係を繋げておくことしか対策を立てることができませんが、人生には別れだってあるものだ。と気を取り直すほかありません。新しい環境で、また大切な出会いがあるかもしれませんからね。
不本意な人事異動を受けた際はキャリアプランを考えてから退職を決めよう
不本意な人事異動を受けた際のキャリアプランの考え方についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか?
まずは退職を考える前に、己の「キャリアプラン」をしっかりと明確にしておくようにしましょう。「最終的にどうなっていたいのか」をしっかりと決めておくことで、その人事異動という機会にどういった選択をするべきなのかを考えるのです。
不本意な異動を意識改革することで乗り越えるのか、将来の可能性を見いだせないから退職をするべきなのか。答えは人それぞれのモノなので、一概に「こう」とは言えません。
不本意な異動を受けたら、キャリアプランを考えつつ、退職すべきかしないべきかを考えてみましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません