一夜漬けに使える見たら忘れない暗記術3つのポイント
記憶には種類があるのか?一度で覚える暗記にはそこの理解も大事
見たら忘れないように記憶する暗記術に関して説明していきますが、その前に、記憶への理解も大切になってきます。記憶には、どうやら種類があるようです。
記憶は維持される時間によって、種類が大きく3つに分類されます。すべての情報を記憶していたら、脳への負担が大き過ぎるため、脳が自動的に重要度によって分類しているそうです。長く記憶を留めておくために、必要な記憶の種類があります。ここで簡単に説明したいと思います。
①超短期記憶
テレビや映画の映像や会話などを連続して認識するにはこの記憶が必要です。一瞬だけ、感覚器官に保管される記憶です。視覚では1秒弱、聴覚では約4秒間保持されます。短い時間ですが、かなり多くの情報を記憶することができます。
②短期記憶
電話番号を、その場で覚えたりするのがこれで、この記憶は約20秒間保持されます。文字が音として記憶されるのは、短期記憶の特長です。意識や注意によって、超短期記憶から短期記憶に記憶が送られますが、短期記憶は少しのことしか覚えることができないので、この間に多くの情報を忘れてしまいます。
③長期記憶
上記2つの時間以上、脳内に残る記憶を言います。数分の記憶も数十年も記憶も長期記憶といいます。
短期記憶された情報が、何度か繰り返されることで長期記憶として定着します。
また印象的なものの場合も、しっかりと長期記憶として残ります。
見たら忘れないように記憶する為に、記憶の定着率も知っておくべき
記憶にはそのときの行動によって、定着率が大きく変わる
記憶はそのときの行動によって、定着率が大きく変わります。ここでは定着率が低い順に上から、行動と記憶の定着率の関連を紹介します。
聞く(10%)
見る(15%)
聞く&見る(20%)
話し合う(40%)
体験する(80%)
教える(90%)
聞いたり見たりするだけでは20%以下の定着率だということが分かります。本を読んだり講義タイプの授業を受けたりするだけでは、忘れてしまっても当たり前だということですね。本当に覚えておきたいことは、自分で体験して人に教えるのが一番です。
見たら忘れないように記憶する暗記術とは
上記で記憶には大きく3種類あるということを説明しました。そのなかで「長期記憶」というのが、物事を長く脳内で記憶して、忘れないようにするためには必要であることが分かりました。では「長期記憶」にするためには、どうしたらいいのでしょうか。
ここでは記憶を「長期記憶」にするために必要な方法を紹介します。
見たら忘れない暗記術:15秒待ってから反復する
これは短期記憶を繰り返して、長期記憶に変えるという方法です。覚えたい言葉があったら、何度も繰り返し呪文のように反復するのではなく、15秒待ってから反復します。これは簡単に長期記憶に定着させるにはオススメです。
見たら忘れない暗記術:覚えておきたいことは積極的に伝える
伝え方には、文章や図にするという方法もありますが、最も手っ取り早いのが誰かに話すことです。上記で紹介したように、記憶が一番定着する方法は、人に教えるということでした。誰かに話すことで、個人的な経験にまつわった記憶となります。さらには声に出して話すことで耳からも情報を受けることになるので、簡単には忘れなくなります。
見たら忘れない暗記術:睡眠をとる前に復習する
ある実験で、暗記を行った後、寝た方が、寝なかった方より記憶の定着が良かったという結果になりました。記憶は睡眠中に定着します。就寝前の30分は、暗記、特に復習のためのゴールデンタイムです。この時間に覚えたいことを復讐するようにしましょう。この時間に、今日覚えたところを一通り目を通すようにすれば、効率よく短期記憶を長期記憶に写すことができます。
見たら忘れないように記憶する暗記術のポイントを把握しよう
一度記憶したことを忘れない方法について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。一言に記憶といっても、脳が重要度を振り分けて、定着率を決定しているなんてスゴイです。自分では大事だと思っていても、なかなか覚えられないというのは、本当には必要としていないからかもしれません。だからといっても、忘れない方法があるなら試したいですよね。ここで紹介した記憶したことを忘れない方法は、誰にでもすぐにできる簡単なものです。ぜひ試してみて、暗記術を身につけていきましょう。
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