就活・転職の面接で注意すべき敬語のマナー
気をつけるべき敬語マナー①:二重使いに注意
就活・転職の面接において気をつけるべき敬語の使い方とマナーですが、ちゃんと敬語を使おうと力をいれるあまりに間違った敬語を使ってしまいがちです。「二重敬語」にも注意したいものです。
例えば、「おっしゃられる」や「ご覧になられる」などはNGです。正しくは、「おっしゃる」や「ご覧になる」です。面接となるととても丁寧に話そうと心がけるあまりこのような言い方をしてしまう人もいるようです。
敬語は多く使ったからといって敬意があがるわけではない
敬語は多く使ったからといって丁寧になったり敬意があがるというわけではありません。二重敬語はあきらかな間違いとなってしまうので敬語を上手に使えない人と思われてしまいますので注意が必要です。就活や転職で必要な敬語のマナーについてしっかり復習しておくと良いでしょう。
気をつけるべき敬語マナー②:「了解しました」はNG
次に押さえておきたい就活・転職の面接において気をつけるべき敬語の使い方とマナーとして、よく「わかりました」と言いたいときに「了解しました」と言ってしまう人がいるようですので注意が必要です。「了解しました」や「了解いたしました」は敬語ではありません。
正しくは「かしこまりました」「承知いたしました」
就活や転職の場ではたとえ年下の面接官だとしても敬語を使って敬意を払うのがマナーですから、しっかりとした敬語を使う必要があります。正しくは、「かしこまりました」や「承知いたしました」を使います。「了解しました」や「了解いたしました」などはたとえ「いたしました」を付けても敬語にはなりませんので、面接の際に間違えて使ってしまわないように気を付ける必要があります。
気をつけるべき敬語マナー③:尊敬語・謙譲語・丁重語を使い分ける
最後に就活・転職の面接において気をつけるべき敬語の使い方とマナーで是非押さえておきたいことが、尊敬語・謙譲語・丁重語を使い分けです。日本語では自分をへりくだることによって相手を敬うようなタイプの謙譲語というものもあります。
相手が主語の時は尊敬語・自分が主体の時は謙譲語と覚えよう
たとえば、「行く」は尊敬語では「いらっしゃる」や「おいでになる」ですが、謙譲語として自分に対して使う場合には「伺う」となります。
「来る」は尊敬語では「いらっしゃる」や「おいでになる」ですが、自分に対して謙譲語として使う場合には「参る」となります。
尊敬語は相手を立てる時に使われ、謙譲語は自分をへりくだって表現して相手を立てたいときに使います。丁寧語は「です」「ます」など、物事を丁寧に表現したいときに使われます。
尊敬語と謙譲語は相手が主語の時は尊敬語を使う、自分が主語の時は謙譲語を使うと覚えるといいでしょう。
就活や転職の際には敬語を使うことがマナーですので、面接という場でいざというときにも適切な語を使うことができるように日頃から練習をしておきたいものです。
就活や転職の面接で困らないように日頃から正しい敬語マナーを意識して話すべき
就活や転職の面接で注意すべき敬語のマナーについて説明しました。
社会人として正しい敬語を使うことはできて当たり前のマナーです。新人研修でも正しい敬語の使い方を学ぶところが多いですが、今回まとめた最低限の敬語マナーは入社前に身につけましょう。
転職の面接では、社会人経験があるため、就活生よりも厳しく言葉遣いがチェックされます。正しく敬語が使えていない場合、採用されることはありえません。不安な人は、面接前におさらいしておきましょう。
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