結婚式の祝辞・挨拶を成功させるスピーチ例文【上司・先輩編】
部下から結婚式の祝辞を頼まれた時にスマートにこなせると、好印象です。もちろん結婚式という一生に何度もないものですから、部下のためにも成功させてあげたいですよね。今回は、そのように祝辞を頼まれた時に役立つスピーチを考えるコツと、参考にすべき例文を紹介していきます。本番でカッコイイところを見せられるように頑張ってみましょう。
結婚式の祝辞とは
結婚式には、祝辞と言われるものが必ず読まれますが、「祝辞」とは何なのかを理解しておきましょう。祝辞とは、新郎新婦の上司や友人を代表して新郎新婦にお祝いの言葉を送ることを指します。祝辞が成功するかどうかで、結婚式の雰囲気もだいぶ変わりますので、祝辞のスピーチをするコツを必ず把握しておきたいですね。
結婚式の祝辞マナー
先輩や上司から部下へ、結婚式の祝辞を述べる際は、スピーチマナーをきちんと把握しておきましょう。その場の緊張をほぐし、和やかなムードにするため、明るくて面白い話をするのはかまいませんが、あくまでも結婚式や披露宴の主役は部下(とパートナー)。上司はそれを忘れてはいけません。TPOを弁えた、正しい結婚式の祝辞のマナーを守って臨みましょう。
祝辞のスピーチは、簡潔でわかりやすくを心がける
披露宴や結婚式のスピーチは、結婚式を挙げた新郎新婦が宴席を設け、「私たち結婚しました」 と披露するパーティーの席で、指名された人が笑顔でお祝いの言葉を述べるものです。 結婚式のスピーチは、良く声が通り、簡潔でわかりやすくを心がけるようにしましょう。
祝辞のスピーチは一人あたり5~6分と思っておく
結婚式での披露宴は全体の長さが決まっています。
一般的に8~10人で祝辞を述べたり余興をしたりするので、持ち時間は一人あたり5~6分と思っておきましょう。(マイクまで歩み出る時間も含む)
結婚式の披露宴での祝辞や挨拶を述べる時には意識してゆっくり語るようにするのがコツです。
祝辞のスピーチでの構成は…
結婚式の祝辞や挨拶のスピーチでの構成に関してですが、まず結婚式のスピーチでは、以下の内容を必ず盛り込むようにしてください。
●新郎または新婦との関係
↓
●新郎または新婦の人となり
↓
●お二人に対してお祝いの言葉
結婚式・披露宴のスピーチはこういった流れになりますので、上司や先輩であれば決まりをしっかりとおさえておきましょう。
挨拶や祝辞のスピーチは、メモを見ながら話しても大丈夫?
結婚式の祝辞や挨拶のスピーチで、メモを見ながら話しても大丈夫なのかという問題ですが、マナー的にまったく問題ありません。
ただし、紙を見ながらの場合は、原稿を一字一句目で追いますので、「話す」ではなく、どうしても「読む」行為になり淡々としてしまいます。感情が伝わりづらくなりますので、できるだけ話そうという意識を持つようにしてください。
上司・先輩による結婚式での祝辞スピーチの例文
結婚式の祝辞や挨拶のスピーチのマナーを押さえたあとは、披露宴での祝辞の内容について考えていきましょう。普通のものでも十分ですが、ほんの少し工夫すると、ふふっと小さな笑い声が起きるはず。場を和ますのに最適です。ただし、やり過ぎは禁物です。
祝辞スピーチ例文①
結婚式の祝辞・例文①
本日は〇〇、〇〇ご両家のおめでたい席にお招きいただいて誠に有難うございます。
心より新郎、新婦、ご両人様におめでとうの言葉を申し上げたいと思います。
ただ今ご紹介にあずかりました新郎〇〇君の上司にあたる〇〇と申します。
※会社の上司といってもあまり会社名などを結婚式スピーチで述べるのは好ましくないとされています。自己紹介以外はなるべく控えるほうがよさそうです。
新郎(新婦)が入社してきた頃はおとなしく頼りない部分も見えましたが、いざ仕事となると別人のようにバイタリティーがあふれ、意欲に満ちた仕事ぶりには驚いたものです。
また、この数ヶ月というもの以前にもまして仕事ぶりには驚き、目を見張るものがありましたが、その理由も今日の日を思うと納得しています。
美しく聡明な新婦のような女性にめぐり合い新郎〇〇君が今まで以上に遣り甲斐を感じていた証だといえます。
新郎〇〇君には今までも沢山の実績もありますが今後、益々わが社にはなくてはならない人材であり新婦という素晴らしい伴侶を持つことで益々の活躍が期待できることと思います。
これからは新婦〇〇さんと励ましあい、また助け合い、支えあってより深い絆を結んでいってほしいと思います。
誠に簡単ではありますが新郎、新婦の末永い幸福、またご両家のご繁栄を申し上げ私の祝辞とさせていただきます。
●●君、●●さん、そしてご両家の皆さま、本日は誠におめでとうございます。
祝辞スピーチの例文②
結婚式の祝辞・例文②
ただいまご紹介にあずかりました、私は新婦●●さんが勤務しております、■■で総務部部長を務めております、★★と申します。
新郎新婦ならびにご両家・ご親族のみなさまにおかれましては、誠にお喜びのことと存じます。新郎新婦ゆかりのみなさまがお見えになっている席で、恐縮ではございますが、一言、お祝いを述べさせていただきます。
新郎●●さん、新婦●●さん、本日はご結婚おめでとうございます。本日は門出にふさわしい日ですね。
新婦●●さんが当社に入社されましてから、約3年になろうかと思います。総務課に配属されて以来、●●さんの勤務を拝見しておりますと、非常にきめ細かい心配りができる方だと常日頃感じておりました。
総務課の仕事と申しますのは、いわば会社の中では影の舵取りともいえる部署でございまして、各社員にきめ細やかな心配りが必要とされます。まさしく●●さんはそれが自然とできる方です。
中には実は大変な部分もあるのですが、●●さんは仕事に対して不平を言うこともなく、いつでも笑顔を絶やさずに、勤務しておられました。まさしく総務という仕事に誠実に向かい、あたたかな笑顔でいつもどのような難しい仕事にも向かっていらっしゃいました。
ですから新郎の○○さん、新婦の●●さんならば、これからのお二人の人生の中で試練が訪れたとしても、●●さんがパートナーであるならば、手に手を取って、その試練を乗り越えられることかと思います。
ご結婚されてからも、●●さんが当社の総務部に籍をおいてくださるということですが、家庭と仕事の両立が、●●さんならばバランスよく、そして笑顔を絶やさずに行っていけることでしょう。
新郎の●●さんも穏やかで誠実なお人柄とお見受けいたしました。お二人であるならば、協力し合いながら新生活をスタートすることができることでしょう。
本日は誠におめでとうございます。お二人が末永くお幸せであることをお祈りいたします。」
上手な結婚式の挨拶・祝辞スピーチの特徴とは
結婚式の祝辞や挨拶のスピーチのマナーと例文を紹介してきましたが、次は上手なスピーチの特徴についてみていきましょう。
聞いている人に、上手いな、と思わせるスピーチとはどんなものかも確認しておきましょう。
祝辞や挨拶のスピーチで適度な笑いを取る
スピーチが上手い人は、基本的にスピーチのなかで適度な笑いを取ります。
結婚式の序盤特有の緊張感をよく知っているからこそ、軽いジョークからネタまでバランスよく祝辞のスピーチに配置して、聞いている人の緊張を和らげています。そうすると、聞いている人も飽きずに心地良く締めることができます。参加者も笑うことでリラックスし、その後の進行も温かくてスムーズなものになるわけです。
祝辞で感動させるためにはちょっとしたエピソードを盛り込む
結婚式の祝辞や挨拶のスピーチが上手い人は、聞き手を感動させるためには、『私が風邪のとき、わざわざ薬を買ったり食事を届けてくれたりして、彼女はすごく優しくて気配り上手なんです』など、 新郎新婦の内面や性格、長所などが伝わる、より具体的なエピソードを盛り込んでいます。
結婚式の祝辞のスピーチでは適度な笑いと感動のエピソードを交える
今回は、結婚式のスピーチや披露宴での祝辞を上司や先輩から部下に贈る際のマナーと例文を見ていきましたがいかがでしたでしょうか。
部下の結婚式の祝辞・挨拶は何をどう話せばいいのか、迷う上司は多いと思います。ですが、今回紹介したまとめを読めばバッチリです。ささやかな笑いの取り方も参考にして、ぜひスピーチを成功させてください。思い出に残る良い結婚式にしましょう。
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