「大丈夫です」を敬語にするなら?ビジネスでの正しい使い方

2016年12月7日敬語

「大丈夫です」は多様性があり過ぎて間違えやすい

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コンビニなどで「レシートは要りますか?」と聞かれた際、「大丈夫です」と答える方は多いのではないでしょうか。「大丈夫です」は「要らない」のを優しく伝えられます。断るときはハッキリ伝えるという方でも、「ポイントカードはお持ちですか?」と聞かれた際はどうでしょう。意外にも、「大丈夫です」と間違った敬語で答えているものです。

ハッキリしない言い方なのでビジネスで使わない

ポイントカードで例えると、「持っていますか?」と聞かれて「持っていない」と答えると「お作りしますか?」と聞かれる場合があります。しかし、「大丈夫です」と答えるとそれ以上相手は踏み入れられません。このように、「大丈夫です」は否定を和らげるだけでなく、問いを遮断するという多様性があります。ビジネスでは、この多様性が”ハッキリしない”として毛嫌いされるのです。

「大丈夫です」ではなく理由を答えるのが大切

ビジネスでの返答は内容をハッキリさせるのが大事です。例えば「要らない」をやんわり伝えようとしたとき「大丈夫です」と答えては、NOなのかYESなのか分かりません。相手も気遣いよりキッパリと「不要」と言われたいと思うものでしょう。曖昧に答えるのではなく、何が大丈夫なのかその理由を敬語で答えるのが大切なポイントです。

NOの場合は「結構でございます」などの敬語にする

メールの返信が不要な場合や、資料の添付が不要な場合など、その必要がないのを伝えるなら「お返事は送らなくとも結構でございます」「添付の必要はございません」などと言い換えられます。営業を受けた際の断り方としては、「せっかくのお話ですが、今のところ必要ございません」という言い回しでNOを伝えましょう。

「大丈夫です」は敬語ではない

「大丈夫です」は、ハッキリしないという理由の他に、敬語ではないという点もあります。社内同士でのフランクな関係なら許されるでしょうが、「大丈夫です」はそもそも敬語ではないので、ビジネスシーンでは使うべきではありません。アポイントで日程の調整をするときなど、相手の提案にOKを伝えたい場合、「その日程で大丈夫です」と答えず、「その日程で問題ありません」と言う敬語に言い換えましょう。

OKで使う場合の敬語は「問題ありません」

OKの意味で使う「大丈夫です」の敬語は、ほとんどが「問題ありません」で言い換えられますが、別の言い方もできます。それは、相手の問いに合わせるという敬語です。「私服でも良いですか?」という質問なら「はい、私服で構いません」と答え、「今からでも申込みできますか?」なら「はい、お申込みいただけます」といった敬語にしましょう。

「大丈夫です」を敬語にする際は「結構でございます」「問題ありません」に言い換える

敬語ではない「大丈夫です」を丁寧な言い回しにしようとする際は、簡素な表現にしないことを心がけましょう。OKでもNOの意味でも、何が大丈夫なのかを具体的に答えるようにするのです。ビジネスではハッキリした返事と丁寧な言い回しが大切なので、「大丈夫です」を多用しているという方はすぐに使わないよう敬語の訓練をしましょう。

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2016年12月7日ビジネス

Posted by BiZPARK