上司を”納得させる”退職理由の伝え方を14コの例文で解説
退職理由は星の数だけある
退職したいと思い実際に会社を辞める時の退職理由は、キャリアアップ、今の会社への不満、家庭の事情…様々あると思います。それらの理由を正直に話すのもいいですが、会社側に納得してもらい、円満退社をするために押さえておくべきポイントがあります。そのポイントをきちんと知って、退職の準備をしましょう。
退職理由で多いもの10選
ここでは、退職理由としてメジャーな7つを紹介します。給与面など生活に直結する部分から、仕事のやりがい、人間関係の悪化など、状況は異なります。
退職理由10選
- 仕事内容がきつい
- ②やりがいを見出せない
- ③残業・休日出勤が多い
- ④給料が低い
- ⑤きちんと評価されない
- ⑥人間関係が最悪
- ⑦過労による体調不良
- ⑧キャリアアップのための転職
- ⑨業務内容に適性がない
- ⑩やりたかった仕事と違う
上司を納得させる退職理由の伝え方とは?
退職理由はある程度決まってはいるものの、人の数だけ存在します。 例えどんな退職の理由であったとしても、今までお世話になった会社とは気まずい別れよりも、円満退職したいですよね。その場合には、ただ「退職したい」と伝えるだけでは不十分です。上司にきちんと納得してもらえる退職理由の伝え方についてのコツを探っていきましょう。
一方的に退職の理由を伝えるのではなく相談する姿勢で
退職の理由を上司に伝える時は「退職したい」という意思が固まった段階で、早めに相談することが重要です。もし、急を要する退職理由であるならば、「急ぎのご相談」と伝え、早めに聞いてほしい意志も伝えましょう。 そして、一方的に退職の理由や希望時期を伝えるのではなく、あくまで「話し合い」の場であることを意識した話し方を心掛けてください。上司はあなたを育成する今後のプランを考えているはず。そんな上司に対して納得してもらうには、話し合いの姿勢で退職の理由を伝えることが大切です。
「個人的な理由を話す」のが納得してもらうコツ
退職したいと考えたとき、上司に上手く納得してもらえるコツがあります。それは、退職について「個人的な理由を話す」ことです。退職を決意した理由の中には、現状に対して何らかの不満があることでしょう。 しかし、いくら退職したいからといって不平不満をさらけ出してしまっては、円満退職への道を自ら閉ざしてしまうようなもの。不満を伝えるのは避け「個人的な理由」を述べることが2つ目のコツです。
退職後もつながりを大事にしたいという気持ちを伝えると◎
退職の理由と共に伝えなければいけないのが、退職時期の希望と引継ぎの相談でしょう。以下の3つの要素をわかりやすく上司に伝えてみてください。
退職を伝える際の3要素
- 後任者や周りの人が困らないように配慮していること
- 社外の人にも良い印象を持ってもらえるよう考えていること
- 退職後もこのつながりを大事にしていきたいという気持ちをしっかりと伝えること
上記の要素をバランスよく配合して伝えることも、円満退社には必要不可欠です。
同業他社に移る場合は去り際が肝心
特に同業他社に移る場合は、転職後も今の会社の人たちとの接触は免れません。上手に退職したいと思ったら、上司を納得させるのはもちろん、自分のためにも上記の配慮を心掛けるべきです。
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相手を納得させたい時に使える退職理由の例文!
退職をする際はその理由を話さなければなりません。これは、不平不満ではなく個人的な理由を述べるのがポイントと見てきましたね。では、退職したいと考えたとき、具体的にどのような退職理由なら納得してもらえるのか?その例文を見てみましょう。
角が立たないような退職理由にする!
あなたが退職するとなれば、上司や周りの人はきっと残念に思うはずです。そんな相手を納得させるには、なるべく角が立たない退職理由にする必要があります。以下の状況ごとの例文を参考にしてみてください。
転職による退職理由の例
転職を決意した理由はなるべく前向きなものがいいです。くれぐれも給料が低いからや、残業したくないからなど、本音ベースで話すことは避けましょう。円満退社を妨げかねません。
転職による退職理由の例
- ゆっくり自分を見直し、やりたい仕事を考え直しました。
- 今の仕事とは違う分野に挑戦したいと思い、退職を決めました。
- 自分の夢の実現のため、やむなく退職を決意しました。
- 今まで大変お世話になった御恩は、次の仕事に就いても忘れません。
体調不良による退職理由の例
怪我や病気が原因の退職の場合は、医者と話し合って決めたなど、具体的な例を出すといいでしょう。療養に専念することは、後の人生においても重要なことです。
体調不良による退職理由の例
- どうしても続けたかったのですが、持病の悪化によりやむなく退職を決意しました。
- 体力的にも今の仕事を続けることが難しくなってしまいました。
- 病気の療養のため、しばらく安静にさせていただきます。
- 担当医師と話し合って、一旦退職という形を取らせていただくことにしました。
一身上の都合による退職理由の例
一身上の都合で退職する場合は、なるべく自分側の都合で申し訳ないという気持ちが伝わるように話しましょう。
一身上の都合による退職理由の例
- 結婚が決まり相手の転勤についていくことにしました。
- 以前からの夢だったため、海外に留学します。
- 家族の介護がしなければいけない状況になりました。
- 家業の手伝いで実家に戻ることにしました。
力不足による退職理由の例
純粋に自分に向いていない仕事だと感じたら、オブラートに包みながら話しましょう。間違っても、上司や会社のせいにしてはいけません。
体調不良による退職理由の例
- 自分に足りない部分があり適応できませんでした。
- もう少し続けたかったのですが、これ以上ご迷惑をおかけするのも悪いと思いました。
とはいえ、上記はあくまで例文です。退職したいと思った時に、さらに良い退職の理由があるのならば、こちらの例文だけではなく、そちらを優先してもいいでしょう。
良い理由が出てこない時は転職エージェントに相談という手段も
上手い理由が見つからない場合は、転職エージェントを利用するというのも1つの手段です。転職先を探したり履歴書・面接のサポートをしたりしてくれるだけでなく、円満退職の手助けまでしてもらえます。
とくに「ハタラクティブ」は求職者一人ひとりとじっくり向き合い、職場での状況を理解した上で、的確なアドバイスをしてくれます。転職に関して少しでも不安がある人は、ぜひ相談してみてください!
要確認!円満退職に向けてすべきことと注意点
退職を決めたなら、会社側に納得してもらい円満退社をするために押さえるべきポイントがあります。そのポイントをきちんと知って、退職の準備をしましょう。
退職の意志は必ず最初に直属の上司に伝える
退職する意思が決まった場合、最初に伝えるのは直属の上司です。いくら嫌いな上司だからといって、より立場の高い上司に相談するのは避けましょう。直属の上司の面子を潰してしまうことになります。円満退社のためにも、まずは上司に相談し、その後で先輩や同僚にも打ち明けましょう。
余裕を持って引継ぎが終了するように!
後任者が気持ち良く仕事に取り掛かれるよう、退職日までにきちんと引き継ぎが終了するように、余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。 退職したいという気持ちで先走らず、自分が退職した後に後任者が困らないようにしたいですね。マニュアルや文書化など、形に残しておくといいでしょう。
あからさまにうその退職理由は避ける
前の項目で過度の立たない退職理由の例文を紹介しましたが、その際に正直にはない過ぎない点を指摘しました。しかし、嘘の退職理由を話すのも避けた方が無難です。マイナスな理由をプラスに補正するなど、相手を思っての行為ならば別ですが、必要以上に事実を湾曲するような真似は避けましょう。
退職のウワサが流れるような言動はNG
事前に「希望退職は最低○カ月前に申し出る」などの会社ルールもチェックし、直属上司に退職意思を伝えるのが一般的な方法です。引継ぎ期間も含め、余裕をもって伝えましょう。有給休暇を消化したい場合は、さらに早めに。 なお、在職したまま転職活動を行う場合は、「職場には知られないように動く」のをモットーにしてください。退職したいと思った際には、誰かに相談したい気持ちが出てくるでしょう。しかし、退職のウワサが流れるような言動は慎むべきです。
退職理由で相手を納得させるには角の立たないよう「相談する姿勢」で話すのがコツ
退職したいという意思を伝えるのは、勇気がいることですよね。しかし、後回しにするのではなく、早めに伝えることを意識し、ご紹介した具体例のような角が立たない退職の理由を述べるのがカギです。 今後一緒に仕事をする仲間でなくなったとしても関係性が切れてしまうわけではありません。周囲に納得してもらい円満退社するためには、このような点に十分注意、また例文を参考にして、気持ち良く次のステップに進んでください。
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