誰にでも優しく接する八方美人。美人と呼ばれているのに、実はあまり良い意味の言葉ではありません。職場にいる八方美人な人の特徴と、嫌われてしまう理由を知りましょう。八方美人をやめるには劇的なビフォーアフターが必要ですよ！

「君って気立てが良くて、八方美人だね」と言われた経験のある人も多いのではないでしょうか？八方美人とは、誰に対しても同じように優しく接する人のことを指します。職場でいつもニコニコ笑顔を絶やさない、みんなから好かれている人です。

誰にでも好かれる理由は愛想の良さにあります。八方美人はもともと、「どこから見ても非の打ちどころのない美人」という意味でした。「八方」とは、どんな角度から見ても美人に見える、という意味だったんですね。自分に自信があるからこそ、周囲にも気を配ることができるのです。

八方美人な人は職場でもプライベートでも人気が高いです。色々な人から好かれるため、敵も作りません。誰とでも分け隔てなく付き合っていける点が強みですね。

誰とでも要領よく付き合っていける八方美人。その7つの特徴を紹介したいと思います。

八方美人は誰にでも優しく接する人が多いのが特徴です。職場では部署の幅を超えて付き合いがあります。そのため顔が広い人も多く、社内の有名人的なポジションにもなっています。

八方美人は誰にでも気さくに接するだけでなく、基本的に褒めちぎるのが得意です。どんなことでも否定をせず、肯定的な意見しか言いません。人は否定されると不快に感じる生き物、何事もイエスウーマンな八方美人が好かれるのには、このような理由があったのです。

気立ての良さにより男性からの人気が高い点も特徴です。特に男性の上司からの評判はすこぶるよく、あまり仕事ができなくても良い評価を貰えている場合もあります。異性に対するコミュニケーション能力の高さゆえのメリットですね。

誰にでも可愛く振る舞う姿は、どこかぶりっ子的な印象も受けます。私服勤務の職場ではフリフリの可愛らしい服装の人も多いです。世間的なぶりっ子に比べて、誰にでも平等に接しているため、決して嫌味を感じることはありません。

残業が続いて疲れている人にも優しく声をかけられるのも特徴です。優しい笑顔は疲れた心に染みわたるでしょう。サービス残業で苦しむ同僚に笑顔を取り戻すのも、八方美人にあるあるな特徴です。

誰とでも仲良く接せられるため、よく相談に乗ることも多いです。そのときに仕入れた情報をついつい他の人に喋ってしまうのも、八方美人にありがちな特徴。本人に悪気はないものの、個人的な心配事が知らないうちに社内の常識になっていることも……。

最初は気立ての良さなどプラス面が目に入るものの、あまりのぶりっ子っぷりや勝手に悪口を言いふらすなど、マイナス面も気になりましたよね。本当はいい人じゃないのかも？と思った人もいるかもしれません。誰にでも優しいというのも、実は裏があるんじゃないかと思っちゃいますよね。

八方美人は誰とでもうまく付き合っていくことができる、現代社会に適合したスキルです。しかし、極端なイエスマンだったり、人の秘密をばらしたりするなど、少しどうかと思う面もあります。ここからは、八方美人になる心理を見ていきましょう。

誰にでも共感してしまう性格は、実は嫌われたくないという気持ちの裏返しです。否定によって相手を傷つけるからではなく、自分に不信感を持たれるのを嫌うからこそ、イエスマンに徹してしまう心理が働いています。

どの方向から見ても完璧な美人を演じているのは、不完全な自分の本性を隠したいという気持ちに他なりません。能力面で負けていると思うからこそ、人の良さで優位に立ちたいというのが本心かもしれません。気立てのいい人に見えて、実は劣等感の塊なんてことも……。

八方美人はいわばライトなぶりっ子。男性からの受けは良い方なので、もっとチヤホヤされたいという心理も働いています。服装やメイクに気を遣い、話しかける際も上目遣いで甘えるような声で接するのです。

「誰にでも優しい」ことの裏を返せば、「みんなに好かれたい」「誰からも嫌われたくない」という、自己中心的な心理です。それを見透かしている人からすれば、八方美人は嫌悪すべき存在です。実は多くの人から嫌われているって知っていましたか？

八方美人はもともと完璧な美人という意味でした。しかし現代ではその意味が変わっています。誰からも嫌われないように要領よく立ち回る愛想のよい人という、マイナスなイメージで使われるようになったのです。

八方美人はトーク力に長けているので、相談しやすい点が魅力です。しかし、自分が相談した内容が他の人に筒抜けなんてことになれば、目も当てられません。社内恋愛がバレたり、不正が明るみになるなど、社員生命の危機に陥る可能性もあります。

誰にでもいい顔をするのは、言い換えれば単なる優柔不断です。その場の勢いとテンションだけで会話を合わせているのがバレバレ。あまり信用が置ける人物ではないと思われてしまうのです。

社内の八方美人に少しでも好意を持っている人からすれば、他の男性と仲良く接している姿は快く思えません。嫉妬の炎によって仕事どころではなくなってしまうでしょう。八方美人によって仲の良かった部署の絆が、あっけなく引き裂かれてしまうことも起こり得るのです。

人生の中であまりモテた経験のない男性からすれば、優しく話しかけてくれる八方美人は「もしかして自分に気があるのでは？」と思い込んでしまうかもしれません。それが勘違いだと気づいた時には、赤面するほど恥ずかしい気持ちになるでしょう。

男性側から見ても、あまり魅力的には映らない八方美人。それは恋愛でも不利になる場合があります。愛想の良さが仇となってしまうのです。

八方美人タイプを彼女にした場合、常に気を使わせているのではないかと不安になります。ときにはおせっかいすぎるほどの対応をされるため、少し距離を置きたいと思ってしまう場合も。

八方美人を快く思わない人も多いとはいえ、やはり一部の男性からは人気があります。自分の彼女が他の男性からチヤホヤされているかと思うと、気が気ではありませんよね。もし、別の男にアプローチされているかもしれないと思ったら不安で夜も眠れません。

そして、誰にでも気立ての良い彼女に、浮気をされてしまうのではないかという危機感も抱くでしょう。実は自分はアッシーやメッシーとして遊ばれているだけで、他にも彼氏がいるのかもという不安で夜も眠れません。

八方美人と社内で出会って付き合っている場合は、他の男性にも優しく接する姿が気になって仕方がありません。自分にだけ愛情を注いでほしいのに、社員全員に振りまく姿はいつしか嫉妬の対象にもなってしまうでしょう。

八方美人は男女ともに嫌われやすいです。そう思うと、一部の熱狂的なファンのために八方美人を演じ続けるのは疲れてしまいませんか？つらいと思うならやめてしまってもいいですよ。八方美人から通常美人に劇的ビフォーアフターする方法を紹介しますね。

まずは鏡の前に立って自分を見てみましょう。そこまで美人じゃないと思うはずです。そう、所詮は現代の八方美人。本当の美人ではなかったのです。魅力的な女性としての美の追求は、人間的に優れている部分を磨き上げることにありますよ。

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嫌われたくないから、孤立したくないからといって、誰にでもいい顔をし続けるのもいずれは限界がきます。何らかの理由で社内の意見が分かれた時、どちらかに付かなければなりません。自分の意見を持たなくてはならない日が来るのです。その時のためにも、人から嫌われる勇気を持ちましょう。

相手の話を聞いて「うんうん」とうなずくだけではいけません。悪いと思ったこと、改善すべき部分があればきちんと指摘してあげるべきです。度を越した指摘は喧嘩になりますが、ある程度は腹を割って話し合うことも、同僚との絆を深めるためには必要ですよ。

人から聞いた悪口を社内に放送するスピーカーのような存在なら、すぐにやめましょう。そして、人の悪口も言わないようにしてください。でも、それはそれでストレスが溜まるため、適度なガス抜きは必要ですよ。何でも話し合える仲間を作るためにも、八方美人から普通の美人に変わりましょう。

誰にでも愛想良くしていると、自分が本当に好きな人が誰なのか分からなくなってしまいます。一度自分の周囲を見回してみて、大切なものが何かを再認識してみてください。どんなときでも自分に優しく、時に厳しく接してくれる人こそ本当に大切な人。そんな相手に好かれる自分を目指してくださいね。

八方美人は悪い意味で使われる言葉で、人から嫌われてしまう損なポジションです。誰とでも仲良くできるのは素晴らしいことですが、一度自分の行為を振り返ってみましょう。鏡を見て自分を磨いてみてください。今度は本当の意味で、誰とでも対等に接することのできる美人さんになってくださいね。

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