二律背反とトレードオフの意味と使われ方の違い

2016年11月29日トレードオフ, 二律背反

二律背反は論理的に矛盾するそれぞれの概念が正しい場合に使われる

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二律背反という言葉をまず理解することで、その後にトレードオフとの違いを解説していきます。まずは二律背反ですが、本来はギリシャ語の「アンチノミー」という法的用語がもととなっていると言われています。そしてその意味は、法律の条文の中に、論理的に矛盾するがそれぞれ正しいものが存在するというもので、二律背反もその意味となります。

アンチノミーの意味で二律背反を理解する

このアンチノミーの意味で二律背反を理解すると、同時には両立できないので矛盾している概念、ということになります。その意味で、後に述べるトレードオフとは若干違った意味となります。つまりアンチノミーでは2つの論理が共存しないと言うことになります。例えば中国の故事に基づく「矛盾」は、なんでも貫く矛とどんな攻撃も防ぐ盾が共存し得ません。

アンビバレントという言葉でも二律背反を説明できる

アンチノミーと似た言葉でアンビバレントという言葉があり、このアンビバレントが二律背反と訳されることもあります。アンビバレントとは、一つの物事に対して相反する価値が共に共存します。この点でアンチノミーとは決定的に異なります。そして、その相反する価値が共存することによって葛藤が生ずるという意味です。このアンビバレントの意味での二律背反は、トレードオフの意味に近いと言えるでしょう。

アンビバレントの使われ方の例

アンビバレントの意味での二律背反がトレードオフに近い、ということを探る上で、まずはアンビバレントの使われ方についてさらにくわしく知っておきましょう。特にアンビバレントは精神医学の世界での病院論で使われます。一定の人物に、愛情と憎悪の気持ちを同時に抱くなどの相反する感情を同時に心の中にもっているような状態です。このような状態を二律背反と表現するのです。

トレードオフは達成目標の為に何かを犠牲にするという考え方

それでは、トレードオフとはどのようなことを指すのでしょうか?一般的には、何かを達成するために他の何かを犠牲にしなければならないという意味です。異なる価値のものが両立しない、という意味ではトレードオフは二律背反と共通する面もありますが、アンチノミーのような矛盾する内容の場合はトレードオフとは言えません。アンビバレントのような葛藤状態にあるような状態をトレードオフという方がふさわしいです。

トレードオフは商売などで使われる

それでは、具体例を挙げながらトレードオフがどのような場面で使われるとよいか、二律背反と比較しながら実例をあげましょう。例えば商売をしているときに、在庫が多すぎると売れ残りのリスクがありますが、少なすぎると販売機会を逃してしまうことになります。このようにどちらかをとればどちらかがマイナスになるような場面はビジネスでもよくおこることで、これをトレードオフと呼びます。法的、哲学的な用語の二律背反はビジネスではあまり用いるべきでないでしょう。

ビジネスとしての意味合いでは二律背反よりもトレードオフを使うべきである

二律背反にはアンチノミー、アンビバレントなどを訳した言葉として使われ、法的な用語や哲学的な用語で用いられます。それに対し、トレードオフの方がビジネスではよく使われます。用語の意味も、異なる概念が両立しうるか否かなどの違いがありますので、時と場合によって使い分けるべきです。ビジネス用語として使うのであれば、トレードオフを用いる方が良いです。

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2016年11月29日転職

Posted by BiZPARK