職務経歴書の要約を魅力的にする書き方のコツ【例文あり】
職務経歴書の職務要約は携わった業務内容や成果を書く
職務経歴書は通常、「職務経歴」「スキル」「保有資格」「自己PR」といった項目が用意されています。「職務経歴」は勤めた会社の概要を書き、「スキル」にはパソコンなどの扱えるソフトや言語、「保有資格」は自動車免許などの資格を書きましょう。では、「職務要約」ですが、これは自分が携わった職種の業務内容や成果を書く項目です。例えば、事務職に携わっていた場合は「事務職でどんな業務を担ってどんな成果が上げられたか」を書きます。
職務要約の簡単な書き方の例
職務経歴書の要約は「携わった業務の要約」なので、職務に焦点をあてた業務内容や成果を書きます。簡単に書く際の例を見てみましょう。
職務要約の例:
「問い合わせ担当として1日80件のメールを作成。」
「代理店向けの営業として自社サービスの販売に取り組んでいた。」
要約する際は長くならないように200字程度を目安にする
職務経歴書に職務要約を書く際、注意しなければいけないのは「ダラダラと書かない」ということです。「どんな職種をして」「どんな成果を出して」「どうありたいのか」という3要素で構成するだけできちんとした要約になります。文字数としては200文字程度が目安です。また、経歴がたくさんある場合は希望の求人に繋がる経歴だけをピックアップして書くのも良いです。次の項目で例をみてみましょう。
職務を要約する際の例
以下は、一般事務職を経験していた人の職務経歴書の書き方の例です。
(例)
「私は3年間、一般事務職として資料作成・電話対応・問い合わせメール対応といった業務に携わってきました。ExcelやPowerPointを使用して営業用の資料を作成する傍ら、1日20件ほどの電話対応と50件ほどの問い合わせメールを対応していました。前職では複数の業務を依頼されることが多く、また私自身ももっと色々な業務に挑戦していきたいと考えております。」
職務経歴書は「見られるポイント」をおさえた書き方が大事
職務経歴書に記入する職務要約や自己PRは、ついつい熱が入って長文になりがちです。これらを書く時のコツは、職務経歴書を書く前に「たくさんの求人の中から自分の経歴書を読んでもらう」ということを意識つけることです。職務経歴書を読む人事は、一人一人の書類をじっくり読むことはまずないと思って良いです。人事は先述の例で挙げた3要素を見るポイントとして目を通しています。なので、職務経歴書を書く際は「見られるポイント」を抑えて作成すれば良いのです。
要点を絞って簡潔に書く
職務経歴書の職務要約が長くなってしまうのは、表現がくどくなってしまっているケースが考えられます。職務経歴書は全体的にできるだけ簡潔に書くことが望ましいです。
【長い文の例】
「自社商品の販売営業としてパワーポイントを用いて資料を作成し、既存の取引先を週数10件訪問していました。」
【簡潔な文の例】
「営業職として主にルートセールス、資料作成を担当。」
職務経歴書は読み手を意識した書き方をすると良い
職務経歴書を要約する際は、上記のような例を参考にしていくと良いでしょう。しかし、例はあくまで例でしかありません。参考程度に考えて、自分の言葉をつづることが大切です。また、読み手である採用担当者は、毎日何通もの職務経歴書を読むでしょう。そのため、彼らの目に留まる職務経歴書を作らなければなりません。アピールしたいからと長々書いてしまっては逆効果です。読み低意識して、読みやすい職務経歴書や要約を作成しましょう。
要約の例を参考に見られるポイントをおさえつつ読み手を意識した職務経歴書を完成させよう
要約の例をいくつかご紹介しました。職務経歴書は求人先の会社に「私はこんなスキルを持っていて、こんなことをやってきました。」ということを伝えられる大切な書類です。その内容が短すぎて何も伝わらないのはもちろんですが、長過ぎて伝わらないのも損ですよね。紹介した要約の例を参考に、要点を絞って簡潔で読みやすい職務経歴書を作成してみてください。
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