カラオケバイトはきつい?仕事内容と楽に働く方法
カラオケバイトの仕事内容は?
カラオケでのアルバイトはどのような働き方になるのでしょうか。普段から慣れ親しんでいるカラオケでも、いざバイトの環境となると違った見え方になるでしょう。カラオケバイトがきついかどうか、まずはその仕事内容からみていきましょう。
フロント・受付
カラオケに入ってすぐ出会うことになるフロントでの業務です。カラオケ店の顔である受付の仕事は、ある程度経験を積んだベテランの人がおこなうところが多いです。それは、お客さん一人ひとりに合った対応が求められるからです。もちろんお店によっては、新人の内から受付をする場合もありますが、初めて任されたときなどは混乱するかもしれません。また、お客様を部屋へご案内するケースもあります。
料理・ドリンクの作成・配膳
料理・ドリンクサービスの提供も、カラオケバイトの業務内容の一つです。この仕事は、バイトをはじめたばかりの頃に多く任されるようです。ドリンクバーがセルフサービスのお店であっても、カクテルなどのアルコール類は持っていかなければなりません。また、料理を作って運ぶ必要もあります。とはいえ、料理はレンジで温めるだけでOKなど簡単になっているので、この料理やドリンクの作成がきつい、と感じる人は少ないようです。
清掃
カラオケバイトに慣れてきたら、次に任されるのは退室後の部屋の片づけです。一般的にカラオケ店は騒ぐ場所ですから、部屋は備品が散乱し、食べこぼしなども多いので最初はきつい仕事内容だと思うかもしれませんが、これは慣れです。何も考えず、黙々とこなすのが大切です。
その他
店舗によっては、繁忙期に店の前でお客様の呼び込みをする場合もあります。また、カラオケの機材に慣れていない、例えばお年寄りのお客様の質問に答えたり、機材トラブルに対応したりもするでしょう。食品や消耗品も扱うサービスですから、食材や備品の発注もするのは、他の飲食店などと同じですね。
カラオケバイトの時給は?
アルバイトをするにあたって、時給はどうしても気になるところです。たとえきつい仕事内容だったとしても、時給がよければ頑張れるというものです。カラオケバイトの時給は、一般的なアルバイトの時給平均よりも高めの傾向にあるようです。
昼と夜で金額が変わる
また、カラオケは昼夜問わず営業しているため、カラオケバイトとして働く時間が深夜になる場合もあります。その場合は昼に比べて時給が200円前後高くなります。例として、関東圏のカラオケバイトの時給を見てみると
昼:950円前後
夜:1,150円前後
このような時給になっているようです。地方になると、この金額から100~200円低い時給になるところも多いです。また高校生の場合は、時給が50円ほど低めになるのが一般的です。
カラオケバイトのきついところ【昼夜共通】
それでは、具体的にカラオケバイトのきついところを見ていきましょう。24時間営業のカラオケも増えてきており、昼と夜ではお客様の層が変わってきます。そこで、昼、夜という時間帯で考えて、カラオケバイトのきついポイントを見ていきましょう。まずは、昼夜共通のきつい点です。
接客業のきつさ
カラオケバイトは、お客様を相手にする接客業です。受付での応対はもちろん、食品やドリンクの配膳などもお客様を相手にします。お客様も人それぞれですから、マナーや態度が悪い人とも接する必要があるのは接客業の宿命と言えるでしょう。アルバイトでは珍しくないことですが、カラオケバイトにおいて、接客業共通のきつい点はあるといえます。
覚えることが多い
これも、ほぼどんなアルバイトにも共通することですが、カラオケバイトも覚えることは多いです。まず、部屋の番号と料理のメニューを覚えなければ仕事になりません。カラオケバイトでまず調理・配膳を任されることが多いのは、これらを覚えさせるためのようです。また、受付を経験する際は料金制度や機器の操作に苦労するケースが多いようです。しかしこれらは、慣れてしまえばそこまできつい点ではないでしょう。
注文を配膳するのがきつい
カラオケバイトのきつい点として非常によく言われるのが、注文の配膳です。調理やカクテル作成が苦でないのはご紹介した通りですが、それを配膳するのが大変なのです。店舗によっては、ルームが1~4階などにわたっている場合もあります。エレベーターが利用できればいいですが、これを階段で何度も上り下りする必要がある店舗では、非常に体力的にきついです。
また、飲み物を運ぶ際などはこぼれないように注意する必要もあり、片手にトレーを持ってドアを開ける必要があるなど、気を遣うシーンも多いです。
繁忙期がきつい
カラオケは、お客様が来店される時期、時間帯が大きく偏るお店です。週末や連休、年末年始の夕方から夜にかけては、ひっきりなしにお客様が来店し、料理が注文され、退店後の掃除をする必要があるため、とても忙しくなります。この点がきついと感じる人も多いようです。
世間が休みの日に働くのがきつい
さらに、そういった繁忙期とはつまり、世間が休みの日であるということです。中でも週末や土日の昼間、年末年始など世間一般が休みでカラオケに来ているときに働かなくてはいけません。友達のみんなが楽しく騒いでいる中、働くというのは精神的にもきついものがあるかもしれません。
カラオケバイトのきついところ【昼の部】
それでは次に、昼のカラオケバイトのきついところを見ていきましょう。カラオケは混雑しはじめるのは夕方以降のケースが多く、夜に比べて昼は楽というのが一般的な意見です。きつい仕事がしたくない場合は、まずは昼のシフトを選ぶといいかもしれません。とはいえ、昼には昼のきつい点があるようです。
いわゆる「ワンオペ」
まず、昼はお客様が少ない時間帯である以上、人件費を多く割くことはできません。そのため、働くカラオケバイトの数自体が少なくなります。場合によっては、自分一人でお店を回さなければならない時間帯もあるようです。一人での仕事はプレッシャーがかかりますよね。その点をきついと感じる人もいるようです。
暇すぎてきつい
よく言われることですが、仕事が暇すぎてきついという場合もあります。カラオケバイトの昼の仕事は、このケースに当てはまることもあるようです。これは環境にもよりますから、一度経験してみないときつさがわかりにくい点かもしれません。
中高生への対応
昼から夕方にかけては、中高生が来店する時間帯でもあります。店舗の規則によりますが、とくに中学生がカラオケを利用するときなどは、学生証の提示を求めるなど特別な対応が必要なことがあります。さらに、まだマナーが身についていない学生が相手になるケースもあり、その対応がきついという声もあります。
カラオケバイトのきついところ【夜の部】
次に、夜のカラオケバイトのきついところを見ていきましょう。ご紹介した通り、カラオケバイトのきつい仕事は夜に多いと言われています。夜の時給がかなり高めに設定されるのはこういった点も考慮されているのかもしれません。
生活リズムが崩れる
まず、夜のシフトによって生活リズムが崩れるという点です。最近は24時間営業のカラオケ店も増え、当たり前のように深夜帯にシフトを組まれてしまう場合もあります。カラオケバイトのみの生活なら良いですが、大学生など学業とアルバイトを両立させている人は深夜帯の勤務はきついかもしれません。面接時に深夜の勤務はできないとはっきり伝えておくと良いでしょう。
酔ったお客様への対応
もっとも夜のバイトをきついものにしている原因は、酔ったお客様の存在かもしれません。とくに夜から深夜にかけてのカラオケバイトでは、アルコールを注文するお客様が増えますし、飲み会の後ですでに酔っているお客様も来店しますから、その接客をしなければなりません。酔ったお客様の横暴な態度や暴言、セクハラなどがきついと感じる人はとても多いです。お客様同士でのケンカも悩みのタネといえます。
二次会、三次会の会場になる
普通の飲み屋と違い、カラオケは二次会や三次会の会場としてもっぱら選ばれます。気持ちよく酔ったお客様のテンションが、さらに上がるのがカラオケという場ですから、こういったトラブルが起きるケースも多いのです。またカラオケ店は、企業などの接待の場としてもよく使われます。企業の偉い人が来ている接待だと、カラオケバイトに対して横暴な態度で理不尽なことを言われてしまうケースもあります。
清掃がきつい
そして、そういった酔ったお客様が退店した後の清掃も、普段よりとてもきついものとなります。グラスが割れていたり、トイレや部屋に吐いたものがそのまま残っていることもあり、その清掃がきついのです。この清掃に慣れるまでは、夜のカラオケバイトはきついものになるでしょう。
カラオケバイトに向いている人は?
カラオケバイトのきつい点をご紹介してきました。では、このカラオケバイトで働くにはどのような人が向いているでしょうか。カラオケバイトならではのポイントを3つご紹介します。
音楽が好きな人
カラオケバイトでは、常に音楽と接しながら仕事をすることになります。店内にかかっている音楽も聞こえますし、お客様の歌声も聞こえてくるでしょう。ですから、音楽が好きな人でないと、その環境そのものがきついかもしれません。逆に音楽が好きな人にとっては、最新のヒット曲なども覚えられる、よい環境だといえまず。
テンション高く働ける人
カラオケバイトで仕事をする人は、テンションが高めの人が多いです。繁忙期のきつい時期でも、そういった人達とチームワークを発揮して働ければ、充実した仕事になるでしょう。そのためには、自分もテンション高く働ける必要があります。
また、配膳の際などに盛り上がったお客様に話しかけられることもあり、そのときにノリ良く応対でいるスキルもあると楽しめるでしょう。
出会いを求めている人
また、カラオケバイトで働く人の年齢層は基本的に若めです。ですから、同世代感のコミュニケーションを取る機会は非常に多く、仲良くなりやすいのがカラオケバイトだと言えるでしょう。出会いを求めている人にとっても、カラオケバイトは向いているといえます。
楽に働きたい!きつくないカラオケバイトの選び方
ご紹介した通り、いくつかのきつい点に慣れれば、カラオケバイトが向いている人にとっては楽しい仕事になるでしょう。とはいえ、可能なかぎりきつい仕事は避けて、楽に働きたいというのが本音ですよね。少しでも楽に働くための、カラオケバイトをする店舗の選び方を最後にご紹介します。
店舗によって仕事が違う
まず、カラオケバイトの仕事内容やきつい点は、店舗によって大きく違うという点を理解しましょう。カラオケ店は全国規模のチェーンなのか、個人経営の小さなものなのか、同じチェーンでも、郊外に立地しているのか、繁華街の中心部にあるのか、さらには、店長やスタッフはどのような人なのかによって、働きやすさは大きく変わってきます。
階数の少ない店舗を選ぶ
カラオケバイトのきつい点として、料理やドリンクの配膳に伴う階段の上り下りがある点はご紹介した通りです。ですから、店舗の構造だけでもカラオケバイトのきつさは変わってくると言えます。エレベーターが利用しやすい店舗や、そもそも階数が少ない店舗では、この労力が小さくなりますから、きつさが軽減されるでしょう。
繁華街の店舗を避ける
カラオケバイトのきつい点に、酔ったお客様の対応がありました。しかし、カラオケ店舗の立地によって、こういうお客様と接する頻度は違いますよね。近くに居酒屋がたくさんある、繁華街にある店舗でのカラオケバイトは避けると良いでしょう。
下見をしよう
どんなアルバイトにも言えることですが、仕事のきつい点は職場の人間関係が良好かそうでないかで大きく感じ方が違います。そこで働いている人がどんな雰囲気なのか、店長はどういう人なのか、一度客として店舗を利用して、下見をしてみるとよいでしょう。そうすれば、カラオケバイトがどんな雰囲気でどんな業務をしているかを観察できます。
カラオケバイトは時間帯によってはきつい!働きやすい店舗を探そう!
カラオケバイトの、昼夜別のきついポイントと、できるだけ楽な環境でカラオケバイトの仕事をする方法をご紹介しました。カラオケバイトの特徴といえるきつい点は、食品の配膳という肉体労働、酔ったお客様の対応、退室後の掃除です。カラオケバイトをする際は、そういった仕事の頻度が少なそうな店舗を選んでみると良いでしょう。
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