施設実習でお世話になった方へ送るお礼状の書き方
施設実習へ送るお礼状は手書きが好ましい
施設実習先へ送るお礼状は、必ず手書きの縦書きで、封書の物を用意しましょう。社会人として送るお礼状なので、書き方やマナーを厳守しましょう。まずは宛名、時候の挨拶、お世話になった感謝の気持ち、施設実習で感じたことや得たもの、今後の抱負、間接的にお世話になった施設の方への感謝の気持ち、記載日(和暦)、学校名、氏名の順に書き進めます。
お礼状の宛名は施設の代表者か実習現場の責任者とする
施設実習で実際に指導してくれるのは、現場のリーダーや職員であることが多いようですが、お礼状の宛名は施設実習の受け入れを決定してくれた、施設の代表者か実習現場の責任者とすることが一般的です。お礼状を直接指導してくれた個人に送る場合は、送ってもかまいませんが、代表者宛てのお礼状は必ず別に送るようにしましょう。
お礼状を送る宛名には「貴」を付ける
送るお礼状に施設名を書く時には尊敬の意味を込めて施設名の前に「貴」を付けましょう。例えば病院の場合は「貴院」、保育園や幼稚園は「貴施設」、事務所の場合は「貴事務所」となります。また部署名を書く場合も「貴部」や「貴課」と書いて出しましょう。ちょっとした事ですが、ビジネスマナーとして、きちんとした文章を書くことができるかどうかは、今後社会に出てから大きく差が出てきますので、ぜひ覚えておきましょう。
お礼状を送る相手が医者だった場合脇付けを忘れない
お礼状を送るとき、封筒の宛先名は、役職のあとに施設の代表者名を書き最後に「様」を付けることが一般的です。特殊な例として、お礼状を送る相手が医者だった場合は更に脇付けを付けることがあります。医者の場合は、役職名、代表者名のあとに「先生」と書き、その横に脇付けとして「侍史」か「机下」を付ける習慣があります。脇付けは、なくてはならないものではありませんが、ある方がより丁寧な印象を与えます。
お礼状には感謝の言葉を記載する
お礼状に書く内容は、時間を費やしてくれた施設実習先の職員の方々への感謝の気持ちはもちろんですが、自分の言葉で、実習で得たものなど、前向きなことを題材にして書きましょう。実習中に嫌な思いをしたことや、思っていた感じとは違っていたことなどは、お礼状に書くべきではありません。どんな環境であったとしても、施設実習を体験したからこそ得たものがあるはずなので、思い出してみましょう。
施設実習を今後どう生かしていきたいのかも伝える
施設実習は、机上では決して理解できないものを肌で感じるために行われます。理想や想像とは違う現実を垣間見ることのできる体験をし、今後プロとして社会に出た時にどう生かすことができるのか考えてみましょう。お礼状には、施設実習で体験した具体的なエピソードを交えて、今後の抱負などを書けば、指導してくれた職員の方々はとても喜んでくれるでしょう。
施設実習でお世話になった方へ送るお礼状は感謝の言葉を添えて書こう
施設実習は受け入れてくれた施設の実際に現場で働いている職員の好意によるものに他なりません。職員の人たちは忙しい仕事に加えて、未来の後輩たちのために施設実習を受け入れる負担を引き受けてくれたのです。そのため施設実習を受ける時は、なるべく仕事の邪魔にならないよう、常に感謝の気持ちを持って臨まなければいけません。送るお礼状は、単なる感謝の言葉だけでなく、具体的に施設実習で得たものを伝えましょう。お礼状を受け取った人は、労力が報われたことを実感し、今後も後輩たちのために尽力に努めてくれることでしょう。
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