財形貯蓄における貯蓄型と保険型の2つの違い

2016年12月6日2020年3月31日財形貯蓄

財形貯蓄には貯蓄型と保険型の２種類がある

多くの人が財形貯蓄について何となくわかるものの今一つはっきりしない、そう思っていると思います。会社勤めを始める前なら尚更、とても複雑で理解し難いと思ってしまうかもしれません。まず、財形貯蓄には貯蓄型と保険型の２種類があります。

貯蓄型は550万円まで貯蓄可能

銀行などが関与して取り扱う財形貯蓄の１つです。金融商品で実際は運用され、元本と利息が合わせて550万円まで貯蓄することができます。保険型という観点から考えると、少しイメージが偏ってしまうかもしれません。

保険型は生命保険や損害保険の積立を行う

一方保険型は貯蓄機能を利用したいわゆる”財形”のことを指します。例えば生命保険の場合は積立保険、損害保険の場合は損害積立保険で財形貯蓄をおこなっていきます。まずは、２種類の財形貯蓄があるということをお話ししました。理解すれば納得の意義のある貯蓄の形です。

財形貯蓄の財形年金貯蓄では受け取る年金が非課税になる

財形貯蓄の制度の一つである財形年金貯蓄は、財形年金積立保険という保険の運用によって行われます。例えば生命保険の場合、保険料の合計払い込み金額は385万円までです。そして、将来的に受領する年金も嬉しいことに非課税となるのです。この財形年金貯蓄は、一般的に個人年金保険をかけているよりはるかにメリットが高い、そう言ってよいでしょう。

利用に関して途中解約や引き出しをしないこと

ここで注意点として、年金を受領する意外の目的でその積立金の引き出しをしてしまうと、例え保険料の振込料が385万円超えていない場合でも利子の部分が課税対象となってしまいます。ここが財形年金貯蓄を理解する上で少し重要かもしれません。保険に関してはどれでもある程度がルールを守った上で、最終的に受領をするという流れになるようです。ポイント押さえて賢く利用しましょう。

保険型財形と貯蓄型財形では積み立てた金額の5倍が貰える

生命保険、損害保険共に保険機能があるので、もし万が一何かがあった時は保険金がきっちり受け取ることができます。双方とも積立保険なので、事故などの予想外に起こった災害での死亡などへは、既に支払った保険料の5倍に当たる額面と利子が保険金として受領できます。また重病なので他界してしまった場合は、支払った保険料と利子が保険金として支払われる形になります。

死因によって支給額が変わる点には注意

ここで注意したいのは、災害で亡くなったのか病気で亡くなったのかで、実際支払われる金額が大きく変わってくるというところです。ここで誤解のないように十分注意しましょう。

もう1つの大事なこととして貯蓄財形は理解するとそんなに複雑ではありません。1つだけ保険型の財形は、その途中で引き出し行為があり課税される時、源泉分離課税ではなく一時所得として課税されてしまいます。

財形貯蓄には貯蓄型と保険型があり指定額まで非課税で運用できる点をうまく利用しよう

受け取る側の権利を学んで損をしないように利用する賢く財形貯蓄を行うために、万が一何かがあった場合にはルールに従って受け取りの申請をすれば問題はありません。保険を受け取る権利が誰しもあることを是非忘れないようにして下さい。財形貯蓄と保険の関係は切っても切り離せません。

だからこそ、いつも財形貯蓄は支払う側のあなたの味方であるということを念頭において前向きに貯蓄していきましょう。

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