広報とIRの仕事内容の違いを解説

2017年7月7日

企業が行う広報とIRの違いは提供情報と相手

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企業が株主や投資家に対して行う「IR(インベスター・リレーションズ)」とは、財務状況など投資の判断に必要な情報を提供することをいいます。それとは違い広報というのは、企業がマスコミ相手に行う宣伝を指すのです。広報とIRが間違えて理解されてしまう背景には、IRをPRと錯覚してしまっていることが考えられます。

広報とIRでは目的や担当者も違いがある

会社の知名度を上げることが目的の広報と違い、IRの仕事内容は投資家への説明となります。企業の中には広報部門とIR部門があって、それぞれ担当が違います。広報部門はマスコミが相手、IR部門は投資家が相手ですから、兼任となることはありません。商品知識をたくさん蓄えなくてはいけない広報担当者と違い、IR担当者には株の知識が必要になります。

広報の仕事内容はマスコミへのPR

広報担当者は、マスコミに企業のPRを行うのが仕事です。IR担当者と組んで仕事をするようなことはありません。マスコミに宣伝して、商品の売り上げを上げるのが広報担当者の目的ですから、どちらかといえば営業やマーケーティングに近い仕事です。また、マスコミのような対外的な仕事のほかに、社内で広報活動を行う場合もあります。

社内報作成やイベントの企画が社内広報の仕事内容

社内広報の仕事内容としては、社内報の作成やイベントの企画をおこないます。これまでは、「社内報」などは紙で作られていましたが、ネットが普及してメールマガジンのようなものになってきているのです。このように、広報の仕事も時代の変化に合わせて変わってきています。ただし、紙による社内報もまったくなくなったわけではありません。用途によって使い分けられています。

株主や投資家への報告がIRの仕事内容

企業が投資家に対して行うIRのおもな仕事内容は、株に関連する事柄となります。投資家に企業の業績を伝えたり、役員が交代したときなどは、株主に報告の義務があるのです。投資家の問い合わせには、その都度答えなければなりません。IR担当者にはそうとうな株の知識が必要です。広報と言葉の意味は近くても、仕事内容には大きな違いがあります。

経営に携わるのもIRの仕事内容

IR担当者に株の知識だけあればいいかといえば、それだけでは足りません。IR担当者は企業の経営に携わっていますから、商品知識が必要になりますし、会社の業績に関わる部門であることから、社内の内部事情に明るくないと勤まらないでしょう。そういう意味では、広報担当者よりIR担当者の方が、仕事の範囲はずっと広いということになります。

広報はマスコミへの宣伝・IRは投資家などへの説明が仕事内容

広報担当者とIR担当者の役割は、かなり異なっています。広報担当者はマスコミ相手に企業PRを行うのが仕事内容、IR担当者は投資家相手に、企業情報を伝えるのが仕事内容です。それぞれの役割には明確な違いがありますが、勘違いもされやすいですから、あらかじめ説明しておく必要があるかもしれません。

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2017年7月7日転職

Posted by BiZPARK