3s活動による整理整頓と清掃について

2016年12月9日3s活動, 整理整頓

職場の基本3とは「整理」「整頓」「清掃」のこと

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日本で生まれて世界に普及しているのが職場管理の基本5sといわれているものです。

「整理」、「整頓」、「清掃」、「清潔」、「躾」の頭文字をとり、5sと呼ばれています。そして3sとは5sその中で実行しやすい前半の3つのことを差しています。3sとは5sを進めていく前段階として進めていく最初のステップです。3sは従業員のモラルの向上や作業意欲の向上のために製造業を中心に多くの企業で取り組んでいるところが増えてきています。今は製造業だけでなくサービス業においても重要なキーワードとして注目されるようになりました。

3sを進めていくうえでの目的は職場環境をきれいにすること

3s活動の目的とはただ単に仕事をする環境をキレイにしそれを保つということだけではありません。3s活動に社長やリーダーを中心として組織をあげて取り組んでいくことにより現場で働く人たちの意識の改革をすることが最大の目的になっています。

そして役職にある人(工場長やリーダーなど)達は強い統率力と熱意を持って従業員への意識付けや教育をしていかなければなりません。3sの目的は守るべきことを決めてそれをみんなが守るという職場の秩序を保つことが目的となっているのです。

3sにおいての整理整頓は「必要なもの」と「必要でないもの」をしっかり分ける事

整理とは「必要なものと必要でないものをよりわけて不要なものを捨てること」なのです。それは物理的なものだけに限らず情報などに対しても応用して使われています。

物理的な物だけではなく情報も必要なものだけを手元に残すことでミスを無くすことにつながります。

整頓とは「必要なものが必要なときに取り出せ使用できるようにすること」こちらも物理的なものだけに限らず仕事や情報などに対しても応用される考え方です。必要な情報を必要なときに速やかに取り出すことができるようにすることできちんとした情報管理の徹底化をはかり作業を効率化するためにはとても重要なことになります。

整理整頓の進め方で大切なのはスペースを作ること

整理整頓の進め方としては「整理スペースを作る」事が大切になります。使えないものと判断がつかないものを一時仮置きする場所を作ってそこに集まったものについては一人の判断だけで決めるのではなく全員であらためて評価して必要でないものはきちんと処分することで職場の一体感がでてきます。『とりあえずそのままで』ということだけは絶対にしないことが鉄則です。整頓の進め方は整理でより分けた必要なものを置く場所や入れる場所など今後作業をするうえで一番便利な方法で使うことができるようにする。『探す時間ゼロ』を前提条件として置きかたや入れかたなどのルールを全員で決めることが大切です。

3sにおいての清掃は担当を決めると効果的

3sにおいての清掃とは単に掃除をしてきれいな状態に保つということだけでなく、整理整頓がきちんとできているかを全員でチェックするための活動という意味合いも含まれています。清掃するにあたって重要なのは担当となる責任者を場所ごとにきちんと決め明確に表示するということです。担当者を決めることで個人が責任感を持ちやすくするためです。清掃をした際に異常や不具合があった場合は担当責任者に報告してなるべく早く対応策を取る事が大切になります。

清掃ではどこが汚れやすい環境なのか把握しよう

清掃を進めていくにあたって一番初めに決めるべきことは清掃をする対象、これをしっかり決めることです。そして次にその対象にそれぞれ担当者を決めていきます。リーダーとは別に個々に担当者を決めることによって責任を持ちやすくします。清掃は周期を決めて全員で進めていくことが重要になります。ゴミや汚れの出る根源がどこなのかをきちんと全員で話し合って把握してなるべく余分なゴミや汚れが出ない環境を作る努力をしていくようにします。

3s活動における整理整頓や清掃ではきちんと意識を高く持たせることが大切

3s活動の目的は整理整頓と清掃を徹底して行うことで職場を清潔できれいな空間に保つことにより怪我などの災害が起きないようにすることができます。そして整理整頓や清掃をきちんとすることでひとりひとりのモラルの向上を望むことができます。

場所の乱れは心の乱れを映し出しているとも言われるように3sで身の回りをきれいにしてそれを保つことでより良い職場作りに期待できるのです。しかし、急に整理整頓をしろというのも難しいものです。なので、職場のリーダーは自ら整理整頓のお手本を見せて、自分の周りを常に整理整頓しておくことが必要です。そうすれば、部下たちも自ら整理整頓しだすでしょう。

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2016年12月9日ビジネス

Posted by BiZPARK