契約社員の退職届で注意すべき書き方のポイント3つ
契約社員の退職届の書き方ポイント①:そもそも必要?
契約社員で、契約期間の終了に伴い退職する場合や、契約の更新がされないために退職する場合は、基本的に退職願や退職届の必要がないのがまずポイントです。元々、契約が切れる時点で退職する予定になっていたのですから、退職届は必要ないのです。
基本的に会社に求められない限り退職届を提出する必要はない
契約社員では、契約期間終了の二週間前には次回の契約についての相談や通知が会社側からなされるはずです。この二週間前というポイントをおさえておきましょう。このとき、あなたの都合で契約の更新をしないときにはその旨を会社側に伝えましょう。
もし会社側から退職願や退職届の提出を求められたら、そのときは提出してください。このときの退職届の退職理由を書くポイントは「一身上の都合により」でも「契約が終了したため」でも、どちらでもかまいません。また、退職届には退職理由を書かずに「○月○日をもって退職いたします」だけでも大丈夫です。
契約社員の退職届の書き方ポイント②:期限までに仕上げる
契約社員で、契約期間の途中で自己都合による退職をする場合は、契約社員でも正社員と同じように退職願や退職届を提出する必要があるのがポイントです。
このとき、いきなり退職届を提出するのはマナー違反です。ドラマなどではいきなりバンと辞表を叩きつける物語もありますが、現実にはNGです。そもそも、現実社会では、辞表という表現も不適切です。出すのは辞表ではなく、退職願や退職届が一般的です。
まずは上司に退職する意志を伝え、そのうえで退職日や退職届のタイミングを決めるというポイントをおさえましょう。
退職届の提出を求められた場合は退職日の二週間前までに提出
契約社員であっても基本的に退職届は退職日の二週間前に提出すること、というのがポイントです。退職届の扱いは会社によって異なるので、上司と相談したうえで退職届を準備しましょう。
中には、契約社員であれば退職届は不要だという会社もあるので、退職届が必要かどうかは上司に確認するのがポイントです。このときの退職届では退職理由に「自己都合退職」である旨を書くのが一般的です。「転職のため」や「家庭の事情により」といった退職理由の詳細を書く必要が無いのがポイントですよ。
ちなみに「一身上の都合で退職します」のみでも大丈夫です。
契約社員の退職届の書き方ポイント③:退社理由を明確に
契約社員で、契約期間がまだ残っているにも関わらず会社都合で退職する場合には、退職届で「会社都合退職」であることを明確にすることがポイントです。契約社員にも退職金が出る会社では、自己都合退職と会社都合退職では退職金の額が変わるからです。
会社都合退職の場合はその旨をきちんと記入すべし
また、契約社員であってもなくても、失業給付を受けるときにも会社都合退職の方が自己都合退職より給付金が多くなります。このときの退職届の書き方は、
「貴社、人員調整により、平成○年○月○日をもって退職いたします」
というように会社都合退職であることがはっきりと分かるようにするのがポイントです。
退職理由が会社都合の場合は「一身上の都合により」とは絶対に書かないようにしましょう。この一言があったがために、自己都合退職扱いにされることがあります。契約社員の退職は、会社側も労働者側も曖昧にしがちですが、きちんと明確にしないと働き手が損をしてしまいます。
契約社員の退職届は不要な場合が多い!提出を求められたら退社理由を明確に
契約社員の退職届・退職願は、契約期間内での退職か、契約期間が終了した時点での退職かによって書き方が異なります。また、契約期間内にもかかわらず会社都合で退職する場合には、退職金などで損をしないように、退職届の書き方に注意が必要です。
提出を求められた場合は退職する日の2週間前までに提出をしましょう。辞表を叩きつけるような退社はNGです。きちんと書き方のポイントを掴んで、最後は気持ちよく退職しましょうね。
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