お中元の添え状の書き方と例文
お中元の添え状に書くメッセージのマナーとは?
その際、添え状のメッセージ内容には気をつけましょう。メッセージの内容が、その後の関係性にも影響することを念頭に置いておいてください。
マナー①:季節の挨拶と感謝を伝えよう
お中元の添え状のメッセージで大切なのは、季節の挨拶と感謝の意を述べることです。贈りものの中身や、なぜそれを贈ったのかという理由に触れてもいいでしょう。また、添え状ではなく送り状の場合は、発送日や到着予定日を書き加えましょう。
マナー②:贈る相手によって文面を変えよう
一口にお中元のメッセージと言っても、贈る相手によって文面は異なります。感謝を伝えるはずのせっかくのお中元が、相応しくないメッセージによって相手に不快感を与えてしまっては元も子もありません。お互いの関係性を踏まえたうえでメッセージを考えていきましょう。
さて、今回は、親しい間柄と仕事上の関係者に贈る場合の3つの例文を見ていきます。
親しい相手へ送る場合の例文
友人や家族など親しい間柄でのお中元のメッセージでは、形式にとらわれず感謝の気持ちを素直に伝えましょう。でも、礼儀は忘れてはいけません。
以下の例文を参考にしてみましょう。
メッセージの例文
拝啓
梅雨明けとともに暑さも本格的になってまいりましたが、
○○様をはじめご家族の皆様方はお変わりなくお過ごしでしょうか。
日頃は何かとお気遣いいただき、大変感謝しております。
お中元のしるしに心ばかりの品をお贈りいたします。
お口に合うかわかりませんが、ご賞味いただければ幸いです。
暑さもますます厳しくなってまいりますが、
皆様が健やかにお過ごしになりますことを心よりお祈りいたします。
敬具
令和○年○月○日
上司へ送る場合の例文
仕事の関係者に贈るお中元のメッセージでは、前文、末文など、定型的な手紙の書き方に添って、礼儀正しい文面を心がけましょう。
下記の例文を参考にして、日頃の感謝と今後に向けての挨拶を述べて締めてください。
メッセージの例文
拝啓
猛暑のみぎり、○○部長にはご健勝にてご活躍の趣、心からお喜び申し上げます。
平素より、公私にわたり温かいご指導ご鞭撻をいただき、厚くお礼申し上げます。
ささやかですが、感謝のしるしといたしまして、心ばかりのお中元の品をお贈りいたします。
ご笑納いただければ幸いです。
今後ともよろしくお導きのほど、心よりお願い申し上げます。
敬具
令和○年○月○日
取引先に送る場合の例文
取引先に贈る場合も、例文のように定型文に添った礼儀正しい文面を心がけましょう。取引やプロジェクトなど何か特別にお世話になったことがあればその件に触れて、感謝の意を伝えましょう。今後も関係性を保っていかなければいけない相手です。
例文を参考にして、心の込もった失礼のないメッセージを添えましょう。
メッセージの例文
株式会社ОΟОΟ
代表取締役社長 ΟООΟ様
拝啓
猛暑の候、貴社におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素より、ご厚情を賜り深く感謝申し上げます。
つきましては、感謝のしるしといたしまして、心ばかりのお中元の品をお贈りいたします。
ご笑納いただければ幸いです。
今後とも一層のご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。
まずは略儀ではございますが、書面にてご挨拶を申し上げます 。
敬具
令和Ο年Ο月Ο日
まとめ
お中元を贈る際の添え状メッセージのマナー&例文を参考に見てきましたが、いかがでしたか?
本来、お中元は品物を持参して挨拶に出向くもの。それができない場合には、添え状で季節の挨拶や感謝の意をこめたメッセージを伝えることは鉄則です。ただ贈りものをするだけでは、ビジネスマナーとして不十分です。
また、ここで見てきた例文のように、添え状のメッセージは贈る相手によって文面を変えて失礼のないように注意しましょう。例文を参考にして、自分なりに感謝の気持ちを伝えましょう。
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