メガバンクなどの銀行が「激務」と言われる理由【金融機関】
メガバンクなどの銀行や金融機関が激務と言われる理由①:ノルマ
銀行員が激務だと言われる1番の理由は、ノルマがあることです。銀行員のノルマというと定期預金やローンなどの獲得を思い浮かべますが、実際はそのほかにも投資信託や保険商品、クレジットカードなども含まれます。預ける側からすると、この超低金利の時代、定期預金は魅力的な商品ではありません。
投資信託や保険も、銀行でなくても取り扱っている会社はあります。つまり、銀行側はより積極的に売り込んでいかないと、獲得実績が得られないわけです。特に営業が苦手な人にとってこの激務はつらいものです。
メガバンクとなれば負担も大きくなる
また、メガバンクともなればノルマの件数、金額も大きくなり、負担は大きくなります。ノルマが達成できなければ即クビ、ということはありませんが、ボーナス査定や人事考査に影響してきます。数字のみで判断されるため、とてもシビアです。
メガバンクなどの銀行や金融機関が激務と言われる理由②:試験勉強
試験勉強に苦労するは学生の間だけではありません。銀行員も試験を受けるため、日々の激務に加えて、勉強もしています。銀行業務検定試験が代表的なものです。法務、税務、財務、融資、外為・・・と科目はさまざま。
試験の階級が進んでいくと難易度が高くなるので、勉強時間もかかります。たいていこの試験に合格しないと階級が上がることはなく、結果が給与や人事に反映されますから、みんな必死です。
銀行では試験の結果が階級や給与に影響する
また、より難しい試験にチャレンジすれば、給与が増えるチャンスがあります。中小企業診断士やFP技能士、社会保険労務士などの資格を取れば、評価される場合があります。レベルの高い人は、税理士や公認会計士の資格まで目指しているそうです。激務の合間を縫って勉強に励むには、絶え間ない努力が必要です。
銀行と言ってもメガバンクや地方銀行などさまざま
銀行といっても、メガバンクと地方銀行では業務の幅が違うので、いろいろ異なる点があります。
例えば、銀行員と言えば異動に伴う転勤がつきものですが、グローバル展開しているメガバンクの総合職であれば、海外赴任を命じられる可能性が高くなります。日本にいても、海外マーケットの時間に合わせて勤務することもあります。余談ですが、メガバンクでは学閥という言葉も耳にします。
最近では、土日でも窓口を開けてローン相談の受付をする銀行も増えてきたので土日に出勤することもありますし、お金を取り扱うので、精神的に大変気を使うのは、どの銀行でも同じです。
銀行も長く勤めるなら高収入が望める
銀行員の平均年収は高めですが、入行してしばらくは年収は低いです。
激務のわりに給料が安いと納得できないかもしれませんが、長く働き続ければ、高い年収が望めるのです。メガバンクの平均年収は30代で約800万円、40代で約1,000万円と言われています。希望の持てる金額ですね。
メガバンクなどの銀行や金融機関が激務と言われるのはノルマや試験勉強のため
メガバンクをはじめとする銀行や金融機関が激務と言われる理由について見てきましたが、いかがでしたか?
激務のうえに休日は試験勉強というと大変そうですが、銀行の仕事は企業や個人を支えるとてもやりがいのある仕事です。長く働き続ければ給与も大幅に上がりますから、夢を持って激務に耐えて、長く続けられるようにがんばりましょう。
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