出張手当が安いのか高いのか!その平均額とは
「出張手当」とは
出張は大きく分けて、「日帰り出張」と「宿泊出張」に分けられます。共通して会社から支給されるのはまず「交通費」です。移動にかかった交通費は、全て会社に請求することができますし、新幹線の場合は会社がまとめて買ってある「回数券」を支給されることもあります。では、交通費以外の経費についてはどうでしょう。ここで登場するのが出張手当ですが、支給されるには条件があります。
「出張手当」は宿泊出張だけに支給される
宿泊出張の場合はホテル代などの「宿泊費」がかかります。会社によって、また役職によって上限額は変わってきますが、自分で負担をすることはありません。また出張に行くと、食費などの経費も発生しますが、その分をまとめて先に日当として支払うのが出張手当です。日帰り出張の場合は、統計で八割以上の会社がこの出張手当を認めていないので、基本的には宿泊出張のみの適用となります。
国内出張での出張手当の平均額
先述したとおり、出張手当は会社や役職によって変動がありますが、平均額はある調査でわかっています。まずは宿泊代の平均額を見ると社長クラスは16000円前後、部長クラスは11000円前後、一般社員10000円前後になります。
その他の出張手当の平均額
食費などに使われる出張手当の平均額は、社長クラスが5000円前後、部長クラスが3000円前後、一般社員が2500円前後とかなり幅があります。ただ、いずれにせよこの平均額程度の出張手当をもらい、労働者はその金額を経費の部分に充当してやりくりする訳です。
海外出張での出張手当の平均額
海外の場合は国によって物価が違うので、地域別に出張手当の支給額を変えている会社が多いようです。その中で、比較的物価が安い東南アジア地域の場合の出張手当の平均額は、社長クラスが7000円前後、部長クラスが5000円前後、一般社員が4500円前後です。また宿泊代の平均額を見ると社長クラスは16000円前後、部長クラスが13000円前後、一般社員が12000円前後となっています。
物価の変動ほどの差は設けられていない
では比較的物価が高い欧州地域の出張手当の支給額はどうでしょうか。出張手当の平均額は社長クラスが7500円前後、部長クラスが5500円前後、一般社員が5000円前後です。そして、宿泊代の平均額は、社長クラスが19000円前後、部長クラスが16000円前後、一般社員が15000円前後です。宿泊代が多少違うものの、一般的な物価の印象ほど差がないのは、どの地域であっても、ビジネスに適した世界展開しているホテルなどに宿泊する場合が多いからだと考えられます。
出張手当の平均額はあるものの会社によって差は激しいのが現状
さて今回は、出張手当についてみてきましたが、出張手当は法律による規制がないので、会社によって運用ルールが大きく違います。自分の勤めている会社の出張手当と一般の平均額と比較をしても、かなり幅が大きいといえるので、参考程度で考えておいた方が良いでしょう。
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