休職する国家公務員が押さえておくべき制度とポイント
休職からの復帰には試し出勤制度を利用する
国家公務員が復職する際には、試し出勤という制度を利用できます。これは義務付けられていることではないので、自治体によっては導入していない場合もありますが、長い休職期間を経て復職する際には、試し出勤の制度を使わせてもらって、徐々に仕事を身体に慣れさせることが大切です。
慎重に休職の終わりを決める
国家公務員であっても、一般企業に勤めるサラリーマンと同じく、復職するかどうかは慎重に決めることが大切です。うつ病で休職した場合においては、完治しない内に復職したり、現場の状況を知らない医師に復職の許可を出してもらって安易な気持ちで復職してしまうと、結果的に再発させてしまう恐れがあります。国家公務員の休職期間は長くても、慎重に行動しなければ自分を苦しめる結果となります。
休職は制度を把握し何度も繰り返せない
国家公務員の場合は、安易に復職して病状を悪化させてしまい、再び休職することになった場合は、制限年数に注意が必要です。通算で3年を越える国家公務員の休職制度に関しては、分限免職となり転職においても不利になります。制度内である通算3年であれば、2回うつ病を再発させれば容易に達してしまう年数なので注意しましょう。
休職でしっかり完治してから復職しよう
国家公務員の場合は、会社の就業規則や人事を決める人物の感情によって守られていないので注意が必要です。休職期間が通算で3年に達した時点で免職となる制度なので、完治してから復職することが大切です。
休職による配置転換を覚悟しよう
国家公務員の場合は、復職するまでポジションを空けて待っていてくれることはありません。すぐに新人や後輩がそのポジションを任されることになり、自分が戻るポジションが無くなってしまいます。場合によっては、今まで行ったことのない業務をしなければならない部署に異動させられることもあります。休職する際には、予めそういった可能性を覚悟しておくことが求められます。
休職による大幅な減額
国家公務員であっても、配置によって給与水準が異なります。その為に、休職期間が長いことによって配置転換をされてしまうと、復職後の給与水準が大幅に下がる可能性があります。国の仕事を任されているので、戦力にならない人物には特別なポジションを任せません。国家公務員は休職制度もあるので、あらゆる面で優遇されていますが、それだけ日々の業務では、重い責任がかかってくることを覚えておきましょう。
国家公務員の整えられた休職制度に甘えてはいけない
国家公務員であれば、容易に休職を認めてもらえる為に、何度も休職と復職を繰り返す人物も多く存在します。国家公務員は一般企業よりも制度が整っている為に、その制度に甘えてしまい、いつまで経っても病状が改善しない状況に陥る場合があります。通算で3年経過すれば、復職できずに退職させられてしまうので、制度に甘えずに療養しましょう。
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